相三極ミニチュア管 12AU7使用 0V1 ラジオの製作         (材料表)


今ラジオが新しくインターネットを介して生まれ変わっています。
何時どこでも希望のラジオをスマートホンやパソコンで聞けます
それも高音質で、AM放送に至ってはステレオで聞くことが出来
ます。
時代に逆行するようですが、”真空管”の簡単なラジオを作って
みたいと思うようになって、この一般的な相三極ミニチュア管12
AU7を使った再生検波プラス低周波増幅の0V1方式ラジオを
作ってみました。
+B電源も30Vで真空管に触っても熱くない優しいラジオです。





1.シャーシーに穴あけ加工そしてVC(ポリバリコン)取付金具を2本のM3*8ネジで固定します。



2.スイッチ・フューズ・バリコン・9ピンソケット・アンテナ端子・グロメットなどをシャーシに取り付けます。





3.平ラグ端子(10P)に部品を取付、はんだ付けをします。
整流用ダイオード、電解コンデンサーは極性があるので取付に注意!
端子間のジャンパー線はシャーシーに取付ける前にはんだ付けをしておくと良い。



4.部品間の配線・はんだ付けをします。
4−1トランスの端子にはあらかじめ必要な長さのリード線を取付はんだ付けしておく
4−2出力トランス(T2)を一時側コイルが後面になる様にして片側(外側)の取付をM3*8mの
ネジで取り付ける
4−3アンテナコイルにネジ穴付タイラップでコアの端を固定しておく
4−4M3*20のネジ2本で部品の付いた平ラグ端子を図の向きに7mmのスペーサーを介して
シャーシーから浮かせて取り付ける。
(この時出力トランスの片側、アンテナコイルを同時に固定する)
4−5部品間の配線をする
(順番はアース配線・ヒーター関係の配線を始めにAC100Vの配線を最後にする)

※配線の間違え、ショート、いもはんだの無いよう通電前によく確認すること


   

5.再生検波は受信にコツが要りますが、感度は良いです。
受信にはまず下側の再生調整のバリコンを左から右に回して(再生強度を減らしていく)イヤホンから
雑音の出た処で止めて受信周波数調整のバリコン(左に回すと周波数が低く右に回すと高くなる凡そ
500KHzから1600KHz)を少しずつまわして放送の聞こえた処又は”ピュー”と言ってるところで止め
再度再生バリコンで受信できかつ音量の大きなところで受信バリコンを併せて最良点を見つける。
群馬県渋川市の自宅では、NHK1、NHK2は外部アンテナが無くても、フェライトバーアンテナのおかげ
で聞こえます。TBS、文化放送等は外部アンテナとして数メーターの電線を張れば聞こえます。
またアンテナコイルを短波帯のものに変えることによってラジオ日経第一、第二もアマチュアバンドの
3.5&7MHz帯も聞こえますが、フィルター無しのこのラジオではバンド全域が聞こえてしまいCWは
何局も同時に聞こえます。

[回路図]