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建築相談室

(1) 建築基本設計は、依頼主により設定された条件によって要求性能・法令その他の制約整理を行い、設計方針を計画します。
 また、性能上の機能・意匠上・計画実現のための工事費、施工性、仕様、構造方式、設備方式等の検討を行います。
 さらに、配置計画・動線計画・平面計画・断面計画・立面計画・工事費計画等の総合的な調整を行い、建築確認申請提出準備用の図面が作成されます。

(2) 建築実施設計は、依頼主により設定された条件の詳細な把握・基本設計に基ずく設計条件と方針の展開・各部分の機能、空間表現、使用材料、施工技術、工事費の検討・外内部空間、平面、断面、立面、色彩計画、各部分の材料仕様確定など、総合的な設計が行われます。
 これらの成果図書として、仕様書、仕様概要表、仕上表、面積表、敷地案内図、配置図、各階平面図、断面図、立面図、矩計図、基礎伏図、床伏図、梁伏図、小屋伏図、軸組図、展開図、天井伏図、建具表、各種設備位置図等、20数枚程度の図面及び工事費概算書等が作成されます。

(3) 工事監理は、設計意図を施工者に正確に伝え・建築施工図と設計図書の照合検討・工事の確認、報告・契約建築物の引渡しの立合い、工事監理業務完了手続き等を行うものです。
設計者は、自らの責任において設計図書を作成し、これへの記名・捺印により、責任の所在を明らかにしなければなりません。(建築士法第20条1項)
工事監理は、建築士法の規定により、工事と設計図書との照合・確認を行う業務です。
工事監理者は、業務結果を文書で建築主に報告しなければなりません。 (士法第20条2項)

建築相談室では建物の設計・リフォーム・増改築に関する相談、下記の第三者の確認チェック・検査についてご相談を受け付けています。
 ご自分の住宅の新築や増築・リフォーム・改修工事では、次のような沢山のチェック項目があります。設計図面や現場検査時の照合に役立てましょう。
1.契約書、確認申請書類の確認。
 以下、基礎伏図、床、梁、屋根伏図、矩計図、断面図、仕上図、各種設備図等の設計図書類を基本的に現場    整合性チェック確認。
2.基礎工事(切盛土、根伐底、基礎幅、アンカーボルト)の工事監理・検査。
3.土台、柱、梁、床、壁、天井下地材等の構造部分の工事監理及び検査。
4.屋根裏、外壁断熱材、床下、軒裏換気のチェック確認。
5.内装床、壁、天井仕上げ、給排水衛生設備、電気設備、空調設備、換気設備等のチェック確認。
6.その他、設計承認図面や施工図のチェック確認等があります。

◆建築の調査や検査は意外と簡単な場合がありますので、自分で出来る範囲は自分でやりましょう。どうしても第三者の建築士の立会や調査・検査を必要とするときは、住宅設計を専門とする建築士事務所などに相談しましょう。

■建築相談者の方々へ■
工事契約・着工前に失敗しない、トラブルにあわないための家づくり相談です。

◆あなたの家は、契約図書通りに建てられていますか?
◇契約図書類の内容をしっかり確認していますか?
◇消費者サイドに立った家づくりは計画されていますか?
◇建築主の要望を業者に的確に伝え、要求通りの現場施工が成されているか、第三者の建築士によるチェックや検査は比較的望ましいでしょう。
◆契約図書類・敷地調査の相談
◇土地購入前の現地調査
◇現場敷地の公図・登記簿謄本・測量図の確認
◇工事契約書の内容確認
◇施工業者の工事見積書チェック
◇建築確認申請書類と実施図面類の照合
◆工事現場の監理・検査・立ち会い
◇基礎根切り・地業・捨てコン・墨出し検査
◇基礎コンクリート工事配筋検査
◇埋め戻し・突き堅め状況検査
◇建て方検査(RC造の場合は型枠検査)・立ち会い
◇構造材の検査
◇内外装下地、電気・設備機器工事の検査
◇竣工検査の立ち会い
◆既存建築物、住宅の耐震診断やリフォーム相談にも応じています。
阪神大震災以来、欠陥住宅や手抜き工事が大問題となっています。欠陥建築を防ぐために、また、実際に、欠陥トラブルが発生して苦労している建て主のために一緒に考えて行こうと思います。 建築業者によっては専門家に監視されるいやなケースもあります。しかし、本当に良い建築業者であれば建築士のコンサルを感謝するはずですね。 なぜなら、クレームや手戻り工事が少なくなり、結果、品質性能の保証や予防可能な良い建築を目指せるのですから。

インターネット上で、住宅の新築・増改築・リフォーム相談に応じています。
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ご質問・ご要望:
E-Mail hi-azegami@aqua.plala.or.jp で送信されます。
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