桃花園 Memories

 熊本市内の済々黌高校の前にあった、知る人ぞ知る、学生さんご用達の店です。 なにがすごいかって、お店を閉められるまで、私が卒業した頃とメニューの値段が変わらなかったんですから(昭和55年秋に、桃花園史上ただ1回「20円」の値上げがありました)。
 ということで、熊本を離れ、遠くに住んでいながらもあの天津飯の味が忘れられない人、ずっとお店を記憶にとどめておきたい人のためにちょっとページを作ってみました。 残暑の厳しい中、うちわ片手に汗水流しながら天津飯を食べる醍醐味!よかったですねぇ〜。 店を出たら、気温35度の世界が涼しく感じられました(笑)
 しかし、その桃花園も・・・・ついに2003年11月30日をもって30余年にわたる営業を終えられました。 高校時代からの想い出の場所が、また一つ消えてしまいました。

 

ここが桃花園です。
(2002年9月)
 
調理をする店主、穴井さん。
 
この値段を見たらびっくりでしょうね! 以下、主なメニューの紹介を。
 
これが天津飯です、ラー油をかけて、さぁ、召しあがれ
 
五目そばです。 意外と人気メニューです。
 
中華丼です。 大盛りもあります。
 
焼めしです。
 
これが幻の(?)ラーメンです。
 
焼そば(かため)です。
 
桃花園自家製のラー油です。 入れ物も年季が入っています。
 
この給水機の水をコップに注ぐのにはコツがいります。
水を飛ばしてしまう人は一見さんです。
 
藤崎宮秋季例大祭の飾り卸しも、桃花園で元気をつけてから!
(2002年9月13日)
 
閉店の日、朝から最後の食べ納めのために長い行列が出来ました。
2003年11月30日)
 
閉店が近づくにつれて店内は連日満員、最終日にはテレビの取材もありました。
くりいむしちゅーの二人も来たんだったかな。
 
閉店のごあいさつです。 寂しいですね。
 
高校生の時から二十数年通った店でした。 昔と変わらない、時が止まったままの場所でした。
済々黌応援団のエールで最後の営業を締めくくられました。 おじさん、ほんとうに長い間、お疲れ様でした。
 
と、世間的には3時過ぎにお店が閉まったのですが・・・・・
 
30日の閉店後に、お店の常連だった吹奏楽部OBは再び貸切の桃花園でゆっくりと最後の食事をしたのでした。
もちろん、おじさんの粋なはからいです。
 
もう使われないラー油を記念にもらって帰る二人。 私は天津版の皿を記念にもらいました。
 
最後の食事はすべておじさんがご馳走してくれました。 おじさん、本当に長い間お世話になりました。
一生忘れられない味です。