付き合っている彼氏に他に好きな人ができて、別れを切り出
された時に「あの子は俺がいないとダメなんだ。でも君は一人
でもやっていける。」などと言われたなどという話は実話、マン
ガに限らず良く聞きます。これは、その女の人と一緒にいる事で
「自分がいなくちゃ」という自分の存在価値を実感する事ができる
からだと言えます。
異性で弱点のある者に対するこのような優 しさは、決して優越感を感じるためではなく、自分の存在価値を 実感できると言う見かえりがちゃんとあると言えるかもしれません。
女の人で、「彼は私がいなきゃだめね。」などと嬉しげに言 うの人も同じ事が言えます。
事実、自分の存在価値を実感できると言うのは、大きな癒し効果 があると思われます。存在価値を感じるためにかかる負担を遥かに 上回るのでしょう。この事は、子供の頃に親に愛されているとい う実感を感じる事のできなかった人に顕著に表れるような気がし ます。
私の方があの女よりもきちんとしてるし、なんでも優れているの になんで?と憤慨する人もいるかもしれません。でも、相手に自ら の存在価値を実感させてやるのも、相手に対するサービスであると 考えるなら、そのサービスが足らなかったと、言えるでしょう。
この事からすると、どんな事でも完璧にこなせる女性は、敢えて 自分の隙,弱点を演出することもテクニックと言えるでしょう。ある部分 で適度に依存してあげて、相手の存在価値を実感させてあげるのも 相手と長く、うまくやっていくコツかもしれません。