偏差値55の法則


    外見のよさと言うのは、視力さえあれば誰でもわかるパラメータ ーですから、人間関係の「初期には」重視されますよね。恋愛において 外見は確かに重要なポイントになります。外見が綺麗な人は恋愛にお いて有利に働く事でしょう。でも、その効果があるのは、付き合って からしばらくの期間(最長3年)ぐらいである事が多いのではないか と思います。もちろんそうじゃない事も多くあるんでしょうが。

 これは勝手に僕の考えたものなんですが、付き合い始めてからは、 原則的に、他人の外見についての評価は、どんな綺麗な人でも、 またその反対の人でも、その接触回数が多くなるにしたがって、 偏差値55程度(つまり平均よりちょっと上)に収束するというもの です。これを「偏差値55の法則」と呼んでいます。

外見がかっこいいだけの人とお付き合いしたけど、飽きて別れたな んて人は周囲にいませんか?これは外見以外の魅力がない人の外 見ポイントが偏差値55に収束してしまい、自分にとって何も魅力が ない人になってしまったためであろうと思われます。まあ、生理的に どうしても嫌だとか、人間的にすごく嫌いだったりすれば、見れば見 るほど嫌いになることはありますが・・・。

 よく巷で「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で見慣れる」と言わ れるのは、ある程度あたっていて、だいたい偏差値50の平均ぐらい になります。それに頻繁に見ることで愛着と言う5ポイントボーナス がついて偏差値55になるというわけです。外見のハンディキャップ は自然と埋まっていくことになります。ただ、外見において有利な人 は「付き合い始めるまでは」アドバンテージが持続するように思いま す。

 だから、外見だけの評価に限れば、外見に自信の無い人は、ある ターゲット(好きな人)に対して頻繁に顔を見せていればいるほど、 偏差値55まではポイントアップできる事になります。まあ、外見に 自信がある人は、初期のポイントは高いわけですし、「付き合い始める までは」ポイントを落とす事はないかも(上がる事もあるかも)しれま せんが・・・。

 ただ、外見だけの評価に関して言えば、長く付き合っていて彼氏から は偏差値55になった絶世の美女が、初めて会った、ちょっと綺麗なくらいの娘に 負けてしまうこともあるかもしれません。もちろん顔に何かのフェティシ ズムを持った人や徹底した耽美主義者の人は別ですが、実際はそんな にいないと思うのでのでここでは考えません。

 ここで言いたいのは、外見は長期的に見て(適当にお付き合いをして バイバイ、という短期的な視点なら別ですが)致命的な重要性は持って いないという事です。特定の人に対して外見ポイントを上げたいなら、 できるだけ多く顔を見せる機会をを持てばいいんですから。


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