■underwear(3)■


 上半身は裸、下半身は下着だけ、という姿で、ルイはベッドに横たえられた。ビバリはオフィスでの服装そのままに、ネクタイすら外していない。
 ビバリの指が、その形をなぞるように、下着の上をゆっくりと滑る。それだけでルイは甘い声をあげた。
「やはりこの色と質感が、ルイの肌には一番、映えるな」
 満足そうにビバリが微笑んだ。
「ビバリさん……」
 ルイは薄く唇を開き、キスをねだった。その唇を、肉厚な唇が塞ぐ。
「ん……っ」
 舌を深く絡めながら、ルイは下半身をビバリに密着させた。昂った熱を必死に訴える。布越しに、ビバリの熱もルイに伝わる。
 絡みつく舌を解き、ビバリがルイの額に軽く口づけた。そのまま肩口、胸へと唇が下りていく。そのたびに、ルイの身体は震えた。
「……あ……っ」
 ビバリの手がルイの下半身を捉えた。熱い舌が、布地越しにルイを包む。
「や……っ」
 下着が濡れて、色を変えていく。ビバリの唾液とルイの先走りが混じり合う。
「ビバリ……さん……っ」
 ルイはビバリの頭に手を伸ばした。潤んだ瞳で限界を訴える。
 涙のにじむ目に優しく口づけ、ビバリはルイの足から下着を引き抜いた。
「あっ……んっ……っ」
 直接の刺激を待ちわびていた場所に、ビバリはやさしく口づけた。そのまま先端を含むと、ルイの腰が跳ねあがる。
「……んっ……ん……」
 啜り泣きにも似た声で、ルイが快感を訴える。ビバリはねっとりと、ルイのそこを愛撫した。舌で舐め上げ、唇で挟む。柔らかな双球からその後ろの何もない部分を指で刺激すると、ルイの喉から悲鳴が漏れた。
 奥まった蕾にやさしく口づけ、ビバリは再び、透明な液を流す部分を口に含んだ。先端を舌で刺激しながら、幹を唇で擦り上げる。
「やっ……だ……め……」
 ルイの手がビバリの頭を捉えた。引き離そうとする、その弱々しい抵抗を無視して、ビバリはルイの迸りを口で受け止めた。
「あ……」
 放心したようにベッドに沈むルイを眺めながら、ビバリは自分のネクタイをむしり取った。シャツを脱ぎ捨て、ルイに覆いかぶさる。
 ルイが力の入らない腕を伸ばして、ビバリのベルトに手をかけた。熱く硬くなったものを取り出し、自分のものを擦り付ける。
「ルイ……」
 視線が絡み合い、唇が重なる。自分の放った苦みに顔をしかめながら、それでもルイは舌を絡めた。
 ビバリの指が、後ろに侵入してくる。
「あ……ビバリさん……そこ……いい……」
 快感を隠さず、ルイは甘い声をあげた。ビバリの喉がごくりと鳴る。
 十分に解されたそこから、指が引き抜かれる感覚にルイの身体が震えた。
 熱い息を吐く愛しい男を受け入れるため、ルイは自ら足を開いた。侵入してくる熱い塊が内壁を擦る。ルイの前が再び熱を持つ。
 荒い息のまま、二人は舌を絡めた。激しい突き上げに、ルイが甘い声で応える。
 やがてビバリが、低く呻いた。
 快楽に逆らわず、泣きたくなるような感情に逆らわず、ルイは熱い迸りを身体の奥で受け止めた。
 
 
 
 ベッドの中で、二人は気だるい身体を横たえていた。ビバリが腕の中にルイを包み込む。ルイはビバリの胸に、額をすり寄せた。
「……ビバリさん」
「何かな?」
 優しい声でビバリが尋ねる。
 ルイはビバリを見つめた。
『もう他の男とベタベタしないでください』
 その言葉をルイは飲み込んだ。言う必要がないと、今夜、思い知らされた。
 昼間感じた独占欲が、嫉妬が、ちくりと胸の奥で痛む。何故だか涙が出そうになる。
 その感情を抑えつけ、ルイは別の言葉を唇にのせた。
「ビバリさん、愛しています」
 ビバリが微笑んだ。
「私も愛しているよ、ルイ」
 優しく近づいてくる唇に、ルイは自分の唇を重ねた。


END


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ブラン編のぱんつシーンから、ここまで妄想しちゃいました。
ただただ、ぱんつえっちが書きたかったのよ〜!
えっと、ぱんつえっちは、リアルに考えると、とん○つくん的な「いてててて」になっちゃうのですが、そこはボーイズラブ的ドリームでお願いしま〜すv
(厳密には、とん○つくんの「いてててて」はぱんつのせいだけじゃないですが、まあ雰囲気で(^-^;;;))



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