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04/30【ターゲットロック】
 きーみの給料、きーみのサイフが狙われてーるーぞ♪ ←誰も元ネタが判らないような替え歌は置いておくとして。 どうも3月4月と25日前後に出費が多いなーと思っていたんですが、これは最近、私の嗜好にあったゲームがそのタイミングで多く発売されるからなのです。 続編モノ、リバイバル移植モノ、後は萌えゲーかな。どうもこの辺のジャンルに属するゲームは給料日の周辺を狙って配置される傾向が出来つつあるようです。 今月を例にすると私が25日に買ったのは全部GBAで「ファイヤーエンブレム」「サモンナイト」「あずまんが大王GBA」と見事に枠を外れず、しかも全品初回特典付きと早期に初物買いさせようという意図がヒシヒシと伝わってきます。 (判る人にだけ判るネタとしてあずまんがの特典は割り箸でした)

 結論から言えば、購入を計画する子供の財源である父親の給料日、などというまわりくどいものではなく直接的に私世代のサイフを狙った作戦といえるでしょう。 それまでゲームウォッチなどを嗜み小学生前後でファミコンと出会って以降はゲームをするということを生活の一部にしてしまった人は元より、しばらく離れていたけどCMなどの情報でなつかしいタイトルが携帯ゲーム機でできることを知って興味を持った人(MOTHERなど)とか、潜在的にお客さんになる可能性を持ち、かつ、ある程度お金を自由にできる立場になっているであろうこの世代はターゲットとして非常に好条件なのです。 一般的な、ゲームは子供の遊びというイメージからすると、一見、新規顧客の獲得努力をしているように見えますが、何のことはなく一度開拓したゲームを買うと判っている層を時の流れに合わせて追っかけているだけなんですよね。 むしろ、今の世代の子供達を購買層として開拓することこそ新規であり冒険なのです。 ゲームは文化として日が浅くサンプリングが不充分な上、不況の状況化ではなかなか実験的なこともできないでしょうから、 現状では結局、狭いシェアを食い争うことになっているのだろうな。最近のゲーム会社の合併やら業績不振なんかはこの辺も絡んできているんだろうとか思います。

 ちなみに世間を騒がせる白衣集団の時事ネタに「アレはMOTHER2のハッピーハッピー教団のパクリでしょ?」とか感想を持った人は私の同世代ですね?

04/26【負け組のボヤキ】
健康増進法
 読んでみると判りますが、これがまた非常に正論ですし、この問題に関しては私がマイノリティー側に属していることも自覚しているので、どうにもやりずらいのですが。 「我侭を言っているガキがいるなー」程度に流してもらえれば良いかと。またひとつ権利が消えるのだから文句くらい言ってもいいでしょ。 私にとって問題となるのはこの一文です。

第二節 受動喫煙の防止
第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。


 喫煙者を対象にした法律ではなく、その施設を利用する管理者に対しての法律というのが曲者です。喫煙者のモラル云々ではどうにもならない話ですからね。 5月1日の施行に合わせてJR山手線は一部駅で朝のラッシュ時の喫煙禁止、西部線にいたっては全駅完全終日喫煙禁止になり灰皿も撤去されるそうな。 今までだって基本的に喫煙所は駅のホームの端の方に1箇所しかなかったし、 吸いたきゃそこまで移動していたわけですが、そのスペースしたってホームの何十分の一ですよ。 室外の話ですし受動喫煙がイヤなら近寄らなければ解決すると思うんですけど。 移動も困難なラッシュ時の人ごみ中での禁煙は判りますが、完全終日喫煙禁止は過保護すぎやしませんか? 禁止しろと書かれているわけではないのですから、灰皿撤去ではなくボックス(建物)化して煙を遮断するとか、排除ではなく住み分けという方法もあると思います。 もちろん撤去の方が安くすむのでしょうが。

 この文は特に拡大解釈しようとしなくても喫煙者でない人が入る可能性のある全ての場所を禁煙にすることができると思います。 笑えない冗談として近い将来、安心してタバコが吸えるのは自宅のみなんて状況が来るのかもしれません。 足並みを揃える意識はなくとも、ウチは禁煙、ウチも禁煙とやっている内に気が付けばそうなっているような。 まあ、私なんか昼飯後の一服とか小市民なりの至福の一時なんですが、こういう風潮だから長居しないような場所がそうなっていっても仕方無いと思うことにしています。 でも、長時間駐留するところは勘弁してほしいです。居酒屋とか、酒飲みながらタバコ吸えないなんて考えられないものなー。たのみますから住み分けの方向で。

04/25【ロウについて】
 5月1日が近づくにつれ、最近は法律について考えたりします。 昨日私は「殺人=悪」は一般的な共通倫理であるとか嘯いていましたが、それが妄想でないなら殺人罪や傷害罪や窃盗罪など古来からタブーとされているものについては意外と無法の状態で人の倫理観だけに頼っても「悪」と認識できることなのかもしれません(まあ、抑止できるかと言えば別でしょうけど)

 で、それ以外のはっきりとはタブー視されていない、正しいとも間違っているとも言えなくて問題が起こったなら当事者なりの判断でどうにかしなければならないもの、実際はこちらが日常的に関わってくることであり厄介事です。 道徳観は、その人の経験上で正しいと判断してきた情報の蓄積ですから、異なる個である他人と噛み合わないとしても不思議ではありません。そも、善悪のスタンスを明確にしていないものも多いでしょう。 んで、問題の対象となるお互いが正しさや責任を主張し傍観者的立場の人間でも判断に困る、そんな状況に無理やりにでも善悪の振り分けをする基準として法律が有効に働くのです。 「実社会に折り合いつけて生活するなら正当に認められている法律を破ること、それ自体がダメなんだ」という論はひとつの真実なのでしょう。 交通事故の処理などを思い浮かべると良いかもしれません。「私はこう考えるから非が無い」よりは「法律でこうだから非が無い」と言う方が説得力がありますよね。 また、トラブル処理は当人同士の道徳観で決着を試みるよりは法律を介する方が、それをクッションにする分、感情的な摩擦が少ないと思います。 法を憎んで人を憎まずといった感じですかね。

 その辺を考えると法律は冷たいイメージとは裏腹に結構優しいなーと。 もちろん、大多数の人が持ちえている道徳観の集合体でなければなりませんし、 あくまで悪法と呼ばれないものに関してですし、 どうとでも取れる内容だったり、あきらかに時代の流れに取り残された内容を基準にするのは困りものなんですが。 んー。健康増進法についての前フリのつもりだったけど、随分と自分の首を絞めた気が…。

04/24【有るべき感情】
 ああ、そうか。ニュースを見ていたら唐突に、どうして私は今回のイラク戦争にこんなにも嫌悪感持ってブツブツ言ってるのか解りました。 それは、ネオコンとかいう連中に代表されるようなアメリカの物言いに、有るべき感情が感じられないからなんです。

 戦後教育の影響でも何でもいいですが、単純に、戦争という解決方法は「善」か「悪」かと問われたら私は「悪」と答えます。 利害関係を抜きにして、その行いのみを対照にするならほとんどの人が同意見ではないでしょうか。 それは、すごく単純に言うなら「どんな事情があるにせよ殺人を犯してはいけない」という一般的であろう倫理観の延長線から来る答えだと思います。 ただし、場面によっては「気持ちは解らなくもないけどね」なんて状況もありますし、また、世の中には正当防衛なんて概念もあります。 だから、悪いと認識していながらもその方法しか選べないという状況が存在することも否定できません。それは本当に最後の最後の手段として。

 有るべき感情とは何かと言えば、後ろめたさです。 「悪」ではあるけど他に方法がない、最後の手段として選択するのが戦争ならば、戦果の肯定と共に多少なりとも罪悪感や後悔があって然るべきなのです。 要するに「対話の段階でもっと上手く交渉できなかったろうか」とか「まだ他に方法があったのではないだろうか」とか、やったことが「悪」に属すると認識があった人間は、そういうジレンマから逃れるすべがないと思うのですよ。 公となっている発言などにそれが微塵も感じられないということは、戦争=複数ある選択肢から「善」を選んだという認識しかないのでしょうね。 んで、かなり基本的で大きく違うことなどあまりないと思っていた、そんな認識すら幻想であったことに気が付いて私は苛立っていると。

04/23【片方の】
 行動とその行動を取った理由が吊り合っていないことってありますよね。 一般に正しいとされる行動には必ず正しい動機があるわけではないし、 その逆に、根底の理念が正しいからといって必ず正しい行動に結びつくわけではありません。

 例えば、自分が手に入らなかったイベントの限定チケットがネットオークションで売られているのを目撃したとして、正義感から主催者に通報したとします。 多分、正しい行動に属するのだろうけど、それに到った動機は妬みや嫉妬心とは言えないでしょうか。何より誰にも得がない行動ですし。 また、男女平等を掲げてミスコン反対運動をするのはどうでしょう。 理念自体は非常に立派なモノですが、行動に関してはこじつけな気がしないでもないです。やっぱり誰も得をしないし。

 思うに、どちらにも初めは片方しかないんですよね。しかも不当な片方。 嫉妬したから通報した。反対したいから男女平等を理由にした。 みたいに、正当性のある部分が後から付け足れされて、それでいて、 語る時にはそちらが強調されるケースは少なくないと思います。 大事なのは表に見える言葉を全てと捉えないで、理由の部分と行動の部分をしっかりと見据えた上で正しさを判断することでしょう。 意地の悪い言い方をすれば、その人が本当は何を狙っているのかを見極めることが必要なのだと思います。

 ちなみに断罪やクレームは、私なら正当性の主張だけよりは「でも、まあ、ムカついたのが一番大きいんだけどね」とか言われた方が納得し易いです。 その方が人間らしいなーと理解できるんですよね。

04/21【都会の風景】
 姑は別にキレイ好きなわけじゃない。ただ嫁をイビリたいから、その口実を探すために、棚の一見すると気が付かないような部分をツツーとするのだ。

 原宿から地下鉄千代田線に乗り換え霞ヶ関の近くで下車、私は調度、山手線に囲まれた中央の辺りで働いています。 高層ビルが立ち並び、注意して見ながら歩いても舗装されていない所を探すのが困難な、所謂コンクリートジャングルです。 今日はそんな立地条件にある会社ビル周辺の新人イジメ草むしりを命じられました。 夏も近づき雑草が目立ってきたのだそうな。 まさか職業プログラマーの肩書きで業務中に草むしりをするとは思いませんでした。 と言うか、それ自体十何年ぶりの行為です。非常に貴重な経験ですね。 「よーし、パパ頑張っちゃうぞ!」棒読みで呟くと気合を入れると、やはり同じ頃に入社した田中さん(仮名)と外に出ました。

 で、外に出てみると、前述のような立地条件ですから雑草なんてろくに生えてないんですよ。 神経質な人が注意して見なければ判らないレベル、少しずれたコンクリのタイルとタイルから辛うじて芽を出しているような草が疎らに生えているくらいで。 これには私も困惑してしまいました。後で確認が入るということなので30分程ブツブツ文句言いながら作業しましたが。

 いや、いやいや、この話は「コイツ、また会社のグチを日記にしてるなー、みみっちい奴」ではないですよ? 私の困惑は人間のつまらないエゴで、困難な状況にも屈せずに風景を損なわない程度に生えている生命を、無碍に摘み取ることへの罪悪感から来ていました。 「ああ、コイツも都会の二酸化炭素の浄化に一役かっているんだろうなー」とか思うといたたまれなくてねー。

04/18【痛ドラ】
 ぬー、「ブラックジャックによろしく」がドラマ化されて先週からTBS系で放送が始まりました。 結構、楽しみにしてたのですけど…。帰ってこれねー。これじゃ感想書けねー。 金曜は多忙なのです。基本的に休日を人質に取られていますからね。 そうじゃなくても呑むのも金曜ですし、浪費癖が疼きだすのも金曜だ。 先週も今週も15分しか見られませんでした。

 で、ラストの15分と言えば印籠が出てくる時間帯です。 1話のまとめに入る時間です。 つまり、ここだけ見ても話は語れるんじゃないか?という強引な結論の元、話を進めようと思います。 この作品の魅力は、一言で言えば「辛し痛し」なのですが、ドラマにするとやっぱり薄くなるなーと。 皆良い人に描かれていて、設定的に限りなく近い別の話を見ているような感じでした。

 「ブラックジャックによろしく」は大学病院の医局が舞台です。研修医である主人公を通して近代医療の暗部にスポットを当てた作品で、毎回かなり重いテーマを扱ってます。 命を扱うドラマは命を扱うがゆえに感動する場面が多く、傾向は「ブラックジャックによろしく」にもあるのですが、それだけでは終っていません。 医療費は国民全員が共同で負担しているわけですが、その事実を踏まえた上で助からない命を延命するのは正しいのか? とか、確実に厳しい現実を生きなければならないであろう障害を持った赤ちゃんを受け入れられない夫婦の話とか、 考えると答えに窮して辛くなるような、感情的にも胸が苦しくなるような、そんな内容なのです。 倫理、感情、理屈、理想。問題と1つの解答例を表すために配置された登場人物は誰もが正しくて誰もが間違っています。 それがまた「痛い」んですよ。 特に主人公の感情と理想を元にした行動と組織で上手く立ちまわれない不器用さはかなり痛いです。

 そんな感じなので、実は原作を完全に再現できる条件がそろっていたとしても、そのままではとっつき難くて放送できそうにないのですが、 だからこそ楽しみにしていた部分もあるのです。んで、ラストを見る限り予想通り無難にまとまっていたなーと。 頭から見ると印象変わるかもしれませんが。く、来週こそー。

04/17【見える物、見えないモノ】
 少し前の話ですが。今年が始まってまだ半年経ってないですが、早くも今年度私的に衝撃だった発言大賞の最有力候補が生まれてしまいました。 政権崩壊の余波で略奪が深刻化するイラクについて、ラムズフェルト氏が語った 「そういうこともあるが、悪い事をする自由もあるということだ」です。 私などは、思うことがあると(空気も読まずに)わりと真顔で主張しますが、 そうした断言的な発言であっても、しばらくすると「あー、何かおかしくはないだろうか?自己中型盲目に陥ってないだろうか?」 とか、襲い来る恥ずかしさに顔を赤くしたり青くしたりしながら考えこんでしまう人間なので、 これだけ異論が出そうな発言を簡単に口にできる人は尊敬してしまいます。 …ウソです。 学校に管理されるのがイヤで自由を叫んでる中学生が思い浮かびました。

 私のルーツは、それを「リンゴ」と呼び、かの地のルーツは「apple」と呼びました。 その本質は赤くて丸い果物で、両者は同じモノを指している筈です。 個人によっては「美味しい」とか「不味い」といった認識の違いがあるかもしれませんが、 それも味覚を使えば「この人はこの味について美味しいと感じているんだな」と補間することができます。 んで、例えば、宗教的な背景から加えて「聖なる」とか「邪悪な」などという認識を持っている人がいるかもしれません。 これは、見た目や味といった手に入る情報からはまったく収得できませんし、 相手に話してもらえない限りは絶対に共通認識になり得ないものです。 同じ赤くて丸い果物を前にして、完全に同じモノは見ていない。 大部分では合意しているので、かえって隠れ易く、また五感で補うこともできない、そんな認識のズレ。 結構、致命的な気がします。だから私は、自分が見えなかったかもしれない部分を疑って考えこんでしまうんですが。

 つまる処、私は自由って責任を伴うものだと思ってたんですけど。世界的な認識では無いのかな。

04/15【生業の定義】
 何故か「良ーく考えよー♪お金は大事だよー♪」というフレーズが1日中頭の中で響き渡って離れませんでした。failsafeです。こんにちは。 英才教育の一環にアレを幼稚園とかの必須お遊戯にしてはどうだろう。

 そうそう、プロ野球の話ですが。普通に考えるとプロの定義は「それを生業としてお金を稼いでいる人」です。 んで、スポーツにおけるプロは、ゴルフやテニスのように勝ち負けが直接収入に結びついているケースと、プロレスなどのように興行の成功が収入に結びつくケースとに分けられると思います。 プロ野球は間違いなく後者ですね。 えーと、誰かが「ドラフトはつまりプロ野球という会社に就職して部署分けされるようなモノだ」とか言ってましたが、なるほど、そんな感じだと思います。 かなり大雑把に言ってしまえば、全体としての興行収入さえ安定すれば、誰がどこで活躍するとか、試合の勝敗など問題にならないわけです。 「勝つためには〜」みたいなストイックさは詭弁でしかなくて、本当はいかに魅せるかって方が重要だったりします。 まあ、興行の成功は球団の人気が物を言いますし、常勝軍団に人気が出るのも必然みたいなものですから勝つにこしたことはないんですけど。

 最近のプロ野球は、と言えば、開幕直後で話題も豊富な筈なのにスポーツ紙の一面はメジャーリーグで活躍する選手に独占されたりしていて、何ともパッとしない感じです。 向こうで頑張っている人は、自ら優遇された環境を捨てることで商業的な匂いを否定しつつ、その内容はメジャー対個人の勝負といった図式で報道されるのだから人気が出るのも頷けます。 シンプルな上に、燃える展開ですからね。 メジャーが特別な場所という認識は今の処、結構大きくて、それを前にして本質を見抜かれ、飽きられてしまったのがプロ野球の現状なのかもしれません。 んー。人気がある時は良いですが、下降気味で、特に表向きの目標と商業的な成功の定義が微妙に違う場合、修正は難しいのでしょうね。

04/14【活躍の場】
 あんまり自覚してなかったのですが、私の部屋には野球マンガのコミックが多いです。 実は球技に関して野球だけは苦手だったのですが、話としては好きなジャンルらしいです(あくまで運動が授業の一環だった頃の話で、今やったら全部苦手になっていそうですが) 野球マンガと言えば知っているだけでも、それこそ秘球、魔球を扱う類からギャグマンガ、爽やか青春活劇、はては女子野球モノ(意外なことにいくつかあります)まで結構なパターンがあります。 傾向として私が持っているのは、ほとんど高校野球を題材としているものです。 で、それなりにヒットすると活躍した(人気があった)選手をそのままに、舞台をプロ野球に移した続編なんてのがよくあるパターンですが、これが結構な落とし穴だと思うのです。

 マンガの題材として高校野球とプロ野球にははっきりと優劣があると思います。 高校野球ではほとんど、春、夏の甲子園を中心として進みます。 これは地方予選も含めトーナメント方式なので、大会で優勝することがストーリーのおおまかな目的であるなら、 勝ち負けがかなり重要な意味を持ってきます。 対外の場合、主人公のチームは強い(もしくは強くなっていく)のですが、 展開上、対するライバルチームも強いことになっているので、試合は接戦で描かれますし、 負けたら終了という舞台での逆転に次ぐ逆転劇は、かなり読書意欲をそそられます。要するに燃えます。

 対してプロ野球はリーグ戦です。 連載を念頭に置くなら140試合フルにスポットを当てるのはナンセンスですから、 どうしても省略する試合が出てきます。 というか、ほとんど省略せざるえないでしょう。 そうすると、優勝しようがしまいが説得力がなくなってしまうのです。 1試合1試合の勝敗があまり重要に書けないのですね。 だからどうしても個人の活躍を重視する展開になるわけですが、 勝っても負けてもいい試合で、接戦や主人公の活躍を表現するのはかなり難しいと思います。 さらに、投手を例にとると、 一回投げると4、5日後というローテーションが普通ですし、 同じチームとは2、3連戦が普通ですから、 強力なライバルを設定しても次に直接対決をするのはいつのことやらとなってしまいます。 魔球完成→ライバルに勝つ→何回かの顔合わせ後、秘打で打たれる→魔球改良する→再び対決 なんてやってたら1シーズン終わってしまいます。これはキツイです。

 面白さは、勝敗の重要性とスター選手の活躍ってのは現実のプロ野球にも言えますね。多分。(もしかしたら続く)

04/11【春なのに、春だから】
 どうにも、ウソや建前が見抜けなかったり、空気が読めなかったりするfailsafeさんなのですが、 その上、どこからが正気でどこからがジョークか解らない人との対話では、我が耳に聞こえる言葉全てを疑って掛かっるような疑心を抱いたとしても仕方が無いというものです。 さらに、そんな人の信じがたい近況を人伝に聞いたとなればもう、どうして判断して良いやら…。

 いや、身内話で恐縮ですが、知り合いとの雑談の流れの中で「前の会社で一緒に働いていた女の人が昨日入籍したらしい」とか聞きまして。 これがまったくウソとも本当とも判断しかねる話で、 その女の人とは、しばらく疎遠になっていて近況を知っているわけじゃないんですけど、それにしても何だか唐突な感じがするんです。 今一、掴み辛い人で場のノリによってはその手の冗談も普通で言いそうではあるんですよねー。 普段の感じでは、結婚とかそれに絡むような話には興味無さそうだったように見えたし。 んでも、何気なく、4月に入ってから日課と化している「ひめくりあずまんが2003カレンダー」をめくったら、大阪さんが「大安や!」とか言ってます。 咄嗟にそこまで手の込んだ冗談を考えるとも思えないので、やっぱり本当なのか。んー、何で皆そんなに結婚したがるかね。

 まあ、折角なのでお祝いメールでもしてみようと思います。「おめでとう」を言いそびれるよりは冗談を真に受けて笑い者になる方がマシってもんでしょうから。 そういや、えくせるさんも、地獄のような環境に見切りをつけて、とうとう転職するそうです。 新天地での活躍をお祈りいたします。 「皆がんばってるんだなー」とか認識を持つのは良し悪しで。 春だからといって待っていても幸せはやって来ませんか?来ませんか?そうですか。

04/10【1つの方法論】
 国家間にある問題を解決する方法を探す時、効率で考えるなら戦争は選択肢に入るだろう。 楽観論を挟まない冷静な戦力分析の末、勝てるという結論に達し、 さらに自国の立場が国際世論を凌げる、もしくは味方につけられると判断したなら、 敵対国を消滅させ、自国の論理に従わせる行為は実に効率の良いとなる。 また、戦争は新兵器の実践データの収集、劣化ウランなど産業廃棄物の廃棄(再利用) の面でも有効である。掛かる費用は支持を表明した国にでも負担させればよい。 歴史は常に勝者によって作られ、真実は勝者と共にあった。 きっと何年後には、他国の改革と開放に命を捧げた何十人かの物語が描かれ、それは敬意を持って迎えられる。 エンディング・テロップには、死者の数字が刻まれ、我が同胞1人の命は敵対した国民何百人の命に匹敵したと誇らしげに刻まれるのだろう。 そして僕はその勇気と愛国精神に涙するのだ。

 きっと、今を生きる人間には想像力が致命的に欠落している。例えプロパガンタ目的の映像だろうが、手足が無くなり肌が焼けて苦しんでいる子供を見て「ああ、かわいそうだな」と思わない人はいないだろう。 しかし、戦争でこういう悲劇が起きると事前には想像できない。 目に見える事実が映像として届かなければ「かわいそう」という感情が生まれないのだ。 遠い国の話だし銃声と悲鳴はここまで聞こえてこないから。

 僕は、世界は、今だ戦争を必要としている。国家間に不穏な空気があったらどんどん武力で解決すればよい。 報道規制などせずに、人が苦しんでいる様を、死んでいく様を、そして殺す側の人間の狂気を、もっと積極的に流せばよいと思う。 想像できない僕らが、真に虚しさや愚かさや恐怖や絶望や後悔を持つまで、戦争を否定する感情を持つまで、殺し合い続ければよいのだ。 つまりは賭けだ。戦争に絶望した人間が世界のスタンダードになるか、常に効率を優先し感情を排除した人間が世界のスタンダードになるか、といったひどく単純な賭けだ。

04/08【楽しいテレビ君・4月号特集】
まちはずれの いっかく。 ここは くらいあんとの まのてから ごきんじょの へいわをまもるために にちや がんばっている ひみつけいびぶたいの ぜんせんきちだ。
きょうも はげしいたたかいが くりひろげられてる。そこで たいいんたちは しんじられない じたいと たいじしていた。

えいぎょう「ふっふっふ。かかったな!」
そういって えいぎょうは こうげきしてきたぞ。
じょうし「えいぎょうくん!きみは みかたの はずでは…」
じょうしは きがついていないけど えいぎょうは かおいろが わるいし めの したには とくだいの くまが できていたんだ!
えいぎょう「オレは じぶんさえ ひがいにあわなければ よいのだ。 そのために あくまに たましいを うった」
じょうし「そ、そんな…」
えいぎょう「そうですねさぎょうじかんのみつもりをへらせばまにあうでしょうこえせんを くらえ!」
じょうし「ぐわーっ!」
みんな「なんてやつだ!」
えいぎょう「おまえらは つうきんじかんがもったいないからかいしゃでいすね のけい だ!」
みんな「た たすけてくれー」

?「そうは いかんざき!」
ぴんちに はんのうして せいぎのせんし ぷろぐらまんれっどが あらわれたぞ。
えいぎょう「ぷろぐらまん。まっていたぞ オレの しゅっせの ために しね!」
たいりょうの こぐちしごとが れっどを おそう。
れっど「うわっ」
さらに えいぎょう とくいの くちだけこうげきには さすがの れっども おされぎみだ。
えいぎょう「ふっふっふ そのていどか!」
れっど「うう、 このままでは」
そのとき ぷろぐらまんれっどに ふしぎな こえが きこえたんだ。
「はやさには はやさで たいこうするの。 あたらしいぶき ぴーえちーぴそーどを つかうのよ!」
れっど「そのてが あったか。 いくぞ! ひっさつ でぃびぃれんけいざん!」
えいぎょう「ぐあああ! こいつは たまらん」
しんへいきのちからで、 えいぎょうは たおれたぞ! きょうも のうきは まもられた。 ありがとう ぷろぐらまんれっど!
れっど「えいぎょう…。 おそるべきあいて だった」

だい3わ【きょうだいあい! ふくしゅうの しようへんこうが れっどを ねらう】につづく。

【かいせつ】(むずかしい ことばの いみは おとうさんか おかあさんに きいてね)
ごきんじょのへいわ → どんなに つよいひーろーでも いがいと そんなもん。
ふしぎなこえ → まっきしょうじょうじには よくきこえる ようせいさんの こえ。
ぴーえちーぴ(そーど) → すばらしく おてがるな うぇぶこうちく ぷろぐらむ げんご(の きのうをもつ けん)
しんへいき → でるたびに おかあさんの かおが ひきずる。
おそるべきあいて → おそるべき あいてでは あるが おそろしい あいてな わけではないという わな。

04/07【不調】
 うーん、今日は絶不調です。 ちょっと用事があったので会社帰りに途中下車して新宿をフラフラしてたら定期券を落としてしまいました。 随分探したけど見つからないので、仕方無く切符を買おうとしたら、さらに500円硬貨が飲まれる始末。 これを金運悪いと言わずして何と言うのでしょう?…そうです、不注意です。

 定期自体は何年も使っているけど、素で無くしたのはこれが初めてなのです。実は11日には切れちゃうんですけど、それでも結構ショックでした。 「なーんだ、何をケチな事を…」と思われたかもしれませんが、 私の土日祭日は定期更新しないで、いつか1ヶ月分の交通費を丸々浮かそうという壮大にして息の長い計画が4日も後退してしまったのです。 実際には11日は金曜にあたるので6日分ですね。ああ…。(この計画を進めていたからこそ新品の定期を無くさずにすんだというポジティブな考え方もあるのですが)

 去年の今頃にも書いたような気がするけど、金運って本当に悪い方にしか働きません。 と言うか、例えば、朝の占いなどで金運最悪とか言われたなら上記のようなことを教訓にして ポケットに定期を入れないとか、サイフを持ち出さないとか、SPつけるとか、いっそ家から出ないとか、 注意して行動すれば良いと思いますが、金運最高とか言われたって、その恩恵にはありつけないのですよ。 この歳となっては刑法に抵触しない突発的な収入なんてまったく想像できませんもん。 んー、精々これくらいですかね。次にATM(ネットワーク)故障しそうな銀行知りませんか?

04/05【舞い散る】
 昨日、今日と東京周辺は雨が降っています。 上野公園や新宿御苑など各名所で桜が満開らしいですが、この雨で散ってしまわないかと心配です。 暦を見れば来週が入学式の小学校は多いでしょうが、やっぱり桜の咲き乱れる校庭がベストな舞台ですよね。 結構、良い感じな思い出の1シーンになると思うんです。 私自身は桜の花粉が苦手なので、実は散ってくれた方が楽な環境になるのですけど、 桜の存在自体が嫌いなわけではないし。風流ですからね。心の奥底を探せば団子より花を大事にしたいなーなんて感性もありますよ。ホントですよ?

 とか言いながら今年はまだ映像でしか桜を眺めていないです。 私が苦しまずに鑑賞できる状況は、せいぜいガラス越し、つまり通勤の電車の中くらいですが、 んでも、小説消化したり、携帯ゲームやったり、挙句に睡眠不足の解消などに時間を費やすと 外の景色を眺めてる暇(というか意識)が無いんだよなー。 今しか観られない景色と、いつでもできるけど、そう思ってると多分いつまでもやらないことは、 どっちを優先するべきかと言えば、まあ、個人の価値観の問題で、何とも言えないでしょうが、 せっかく気付いたのだから月曜には注意しようと思います。 多少、忙しくて余裕がないのも一因ではあるのですが、むしろ、そう言う時こそ!ですね。

04/03【今期初!】
 初モノは何かにつけて縁起が良いとされますが、今期初の大遅刻をかましてしまいました。いやー、めでたい(?)です。 コンピュータ系専門学校では大作ゲームが出るたびに原因不明の仮病奇病が流行ったものでしたが、 わたしゃ、こう見えても根性耐性あったんですよ。やはり、よる年波には敵わないのだろうか。 つまり、スバロボ菌による寝不足が原因だったんですけど。はい、社会人失格ですよ?

 しかし、ヤバイ気がします。今朝における寝坊はかなり巧みにして根の深いものでした。 指定時間から5分おきにメロディーを流し続ける携帯電話の目覚まし機能をセットし、それを枕元に置いて寝たのですが、まったく解除された形跡が無かったのです。 セットした時間は7:10、気付いた時間は7:40と実に30分もの間、大音量で流れる音に反応しなかったことになります。 正確に言うなら30分もの間、私は、浅い眠りの中「これは起きなくていい音なんだ」と言い訳し続けてたのです。 で、「んな訳ねーだろ!」と自分ツッコミを入れたのが30分後だったと。 いくら私でも、まったく無意識の内に、自己認識を都合の良いように書き換えてしまうようなスタンド攻撃が相手では防ぎ様がありません。 んー、どうしたものだろう?(根本的に早く寝ろよ!というツッコミは無しの方向で)

04/02【そう言えば】
 もしも、前情報知らない人が居たとしたら一番エイプリルフールくさいネタに見えたのは SQUARE ENIXでしょう。 そう遠くない期間内に互いのキラーソフトであるFFとドラクエ出して2大RPG直接対決!とか言われてた頃とか、昔の勢いを思うと両社の合併なんて考えられませんでしたからね。 実際、ENIXというのは開発を持たない会社で、あくまで良い外注に支えられてたわけだから、 余計なことをして資本的に傾きかけたけど「良き開発を持つ」SQUAREはベストパートナーなのかもしれませんね。とか、野次馬奥様レベルの戯言ですが。

 せっかくだからファミコン時代の昔話など。当時の子供にそれを持ってRPGの代名詞と認識させたのは ENIXが出したドラゴンクエストで、あらゆる意味で斬新でした。 戦闘で貯めた経験値による成長システム、(当時は)広大なマップを筋道を選ばず自由に冒険するなど、 自分の分身を物語に放り込んでその世界で旅するような、疑似体験的な楽しさを表現したものでした。 少なくても私はこのゲームとの出会って、小説や映画のような第三者視点からだけでない 物語を表現する手段に魅せられてしまったんだよな。

 対してSQUAREのFFはUあたりから、あくまで物語は普遍的に見せるものとして、その過程のみプレイヤーに委ねました。 つまり、ドラマに介入する余地は無いけど、ドラマとドラマの間は自由に動きまわれるといった仕組みで、 あくまで語り部分とゲーム性を切り離したような作りでした。 これには、ストーリーを個々のイベント毎に深く細かく語れるという利点がありました。 実は、キャラクタが独りでに動き出しイベントを進めるのを初めて見た時は、かなりの驚きと違和感がありましたが。

 単純な違いとしては主人公が喋るかどうかで分けられるかもしれません。よりプレイヤーの分身になることを求められた主人公は 極めてニュートラルな性格で無口なキャラクターで表現され、ストーリーを語ることを求められた主人公は 個性的で単体でも魅力溢れる、しかし人によっては受け入れられないかもしれない、そんなキャラクタになります。 前者の方はヘタをすればやる事はやってるのに話の中では軽視されているような表現になりかねませんから、 最近ではあまり見なくなりましたが、自分の分身という意味でも、物語の自己創造という意味でも、ネットRPGに舞台が移った感じですかね。

04/01【春の衝撃】
 別れと出会いの季節が進行中です。 慣れ親しんだ場所に後ろ髪を引かれながらも、真新しいスーツに身を包み期待に心躍らせながら新環境への1歩を踏み出す。4月1日はそういう日なのです。 何ですか?不況で新人さんが来ない?来ても現場に回ってくるのはむさ苦しい男ばっかりですって。 いやいや、そういう時は神頼みなのです。新しき出会いを願いましょう。 ただ、寝て待っていれば果報が得られるほど世の中都合良く出来てはいませんから、いくらかでも必然に近づくように行動を取るべきです。

 まず、朝起きたらトーストを焼きます。 香ばしく焼きあがった処でジャムかバターなど塗るとそれらしく見えるでしょう。 んで、ひとまず置いておき出社時間を待ちます。 いつもより少し遅いくらいに、頃合を見計らって家を出ましょう。 あ、忘れずにトーストを口にくわえてください。重要なワンポイントアイテムです。 それでは最寄駅まで全力疾走してください。 「やべー!寝坊だ。遅刻、遅刻」などと遅刻を連呼しながら走れば気分も出ます。 いつもより曲がり角の多いルートを選択するとよりベターです。 どうですか?軽い衝撃と共にお約束新たなる出会いが待ち構えていたと思います。 高ぶる気持ちは解りますが、その場では軽く口論などしておくと、なお良です。 後に「ギリギリ間に合った電車、フっと隣で息を切らしている人に視線を写すと、それは紛れも無くぶつかった彼女であった」とかいうような展開が期待できます。 第2幕の始まりです。ほら、幸せはすぐそこだ!

 100の曲がり角を曲がっても出会いが無かった挙句本当に遅刻した人。運が悪かったですね。でも大丈夫です。エイプリルフールですから、騙されたと思えば何てことはありませんよ。


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