Lost word


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01/31【ネタバレ】
 私はよくよつばスタジオというサイトを見に行くのですが、そこにはたまに一言みたいなコーナー(?)があっていつだかこんな言葉が載っていました。
おまえに飛ぶ気がないのなら、
その翼を俺にくれ。
んで、表面上を素直に解釈した私は「そんなこと言ったって翼の使い方を知らない者もいるだろう」とか「飛ぶための助走がヘタな奴だっているよな」とか思ったのですが、後日、こんな注釈が追加されました。
「鳥人間コンテスト」に出場しようとしたけど
本番当日に自機を忘れたドジな参加者が
帰り道でニワトリに言ったセリフをイメージしました。
んにゃ、やられた、うまいなーと思ったのですよ。ユーモアのセンスってのはこういうモノなのだろうと。

 ひとつ性格診断です。1/28の駄文で私はこんなことを書きました。
強敵と書いて「とも」と読んだり
昨日の敵は今日の友とか言うでしょう?
その辺を踏まえたら争わない道を探すべきだと思うんだ、僕らは。
これを「誰にでも友達になれる要素はあるんだ。だから争っちゃいけないんだ」ととったアナタ。アナタ、素直な良い人ですねー。 これを「万が一友達になっちゃったらイヤだから争うべきではない」ととったアナタ。アナタ、性格悪いです。私と同じです。

01/30【等価値】
 昨年末ラジオで頻繁に流れていたBoAが歌ってる全編英語の曲って誰か知りませんか?CD化されてたりしないのかな。 「お、結構良いかも」とか思ってから、流れていることに気付いた時には注目して聞いていたのですが歌ってる人くらいしか判らなかったのですよ。 もしかしたら昨日発売した最新アルバムになら収録されているかなーと思って購入予定で帰りがけに視聴のできるCDショップに寄ってみたのですが入ってなかったです。

 実のところ収録されていても買ったかどうかあやしいです。 見たらアレですね。エイベックスなのですね。 ほぼ確信的ないやな予感がして、はたして正解だったのですがコピーコントロールCDでした。 断っておきますが、なんだかんだ言っても私も社会人ですから聞きたい1曲のためにアルバム1枚買うくらいの贅沢はできるのですよ。 んでも、メインは大概、職場で聴いていて、さらに自宅でも聴くし、お気に入りともなれば車のチェンジャーにも積みたくなるわけですよ。持ち運ぶのも面倒なので当たり前のように数枚CD焼くのです。 さらに、もちろん職場ではPC再生なので付属してるアンインストーラも付いてないような再生ソフトは使えないです。 まあ、注目されてる人だし「奇蹟」とかもゆっくり聴いてみたい気もしましたがあのマーク見るだけで購入意欲大減退なのですよ。残念ですが。

 そう言えば宇多田ヒカルが3rdアルバム出した時のTUTAYAの広告はカッコ良かったのです。 本人のサインと直筆っぽい字で「買って聴く?それとも借りて聴く?」とか書いてありました(ウロ覚え)。 写真と合わせて挑発っぽいイメージで「良いモノができたから買って当然だろう」という確信の元、このセリフなのだろうなーとか思わせる説得力を感じました。 受け手にとって良いものならマスターがほしくなるのは真新しくもなくごく自然な感覚だと思うし、送り手は価格と等価値かそれ以上のモノを作ったという自負がなければいずれ潰れちゃうと思うんですけどね。

結局、ヒネりもなく「COLORS」買って帰ってきたというオチですが。

01/29【賭け】
 私はパチンコもパチスロも全然やらないのですが、理由としては遊びと考えるならまったく楽しく感じられないし、ギャンブルと考えるならほとんど勝ち目が感じられないからです。 実は過去に実機を家庭用ゲーム機や携帯Javaアプリに移植するような仕事をやったことがあるのですが、そこで得た感触は「上手に儲かるかも?と錯覚させながら儲からないロジックが仕組まれてるなー」です。 それはそれで面白いですが、自らが実験体になる気はおきません。 プログラム系の会社には結構こういう人が多いです。 直接中身を見たことがなくても確率計算など薄々「こんな感じかなー」とか想像できてしまうのでハマることができないのです。 私個人は、まだ競馬などのように生身の関わっている部分が多い方が遊びとして魅力を感じます(ギャンブルとしては凝ってみないと判りませんが)。

 朝から会社の隣の席の人が慌しい様子で何度か電話に対応しています。どうやらしつこい勧誘に目を付けられてしまったらしいです。 何か、国から援助金も出る?IT資格の教材を売りつけられそうになっているのだとか。 ちょっと興味が沸いたので団体名(商品名かもしれない)で検索かけてみたら出るわ、出るわ。数百件ヒットした内容には軒並み詐欺の文字が踊っていました。いんやー、ネットは便利ですねェ。 電話受けてる傍でちょいとキーボード叩けば自分が置かれてる状況が理解できてしまうのですから。 まあ、そうじゃなくても相手が悪いです。私ら、その手の資格?が何の役にもたたないのは現場で身に染みて判ってますからね。 せいぜい、場所によってはMS社系の資格と情報処理2種以上が給料手当ての対象になるくらいです。 …ああ、何か昨日の日記と被ってきちゃいましたが、この日進月歩のコンピュータ業界において「いずれ役に立ちますよ!」なんてモノなど存在しないと思うのですよ。

 で、隣の人は人が良い(ある意味悪い)のでわざわざ会って話を聞いた上で断りに行って来ました。 感想を聞いてみると、初め対応していた人は良い人だったけど、契約を渋った辺りから続々と出て来た上の人は対応的にも風貌的にもヤバかったと。 いやいや、そもそもそんな場に良い人が居るとは思えないのですけど。アナタ以外ね。

 しかし、傑作なのは団体名なのです。一応伏字にしておきますが「○○ズ○○○ト」=「次に(賭博などで使われる)上げます」ってアレですか、自ら詐欺だって白状しちゃってますか? ニュアンス的には判らなくもないですけど、思わず本気なのか詐欺なのかネーミングセンス(と言うか計画性か)を疑ってしまいますよ。

01/28【やればできるってさ】
 正月、実家に帰ったときに母親が「パソコンやろうと思うのだけど、何から始めたらいいの?」とか聞いてきました。 私は迷わず「趣味を見つけることかな」と答えておきました。んーと、道具ってのは基本的には目的の進行を援助するものですが、特にパソコンは顕著で、何かをするためにとか、そのサポートのためにという主目的がなかったらただの箱ですよね。 例えばゲームする、絵を書く、文章の読み書きなど主になる趣味があって初めて有効化すると思います。パソコンやネットが趣味なんて厳密には有りえないと思うのですよ。 そう言えば某所のサポートセンターに勤める友人が洩らしていました。解らない人に電話でモノを教えるのは大変だと。仕事にならなければ(支障が出るので)周りが教える筈だから、電話をかけて来る人ってのは、それはもう、技術的な話から目的まで色々と解らないのでしょうね。

 んで、私の場合、職業柄、平日の8時間以上は確実にパソコンと睨めっこしてます。 考えてみると学生時代からほぼ毎日パソコンに触れているしそれが10年以上も続いています。 そんな人間はどれ程パソコンを使えるのか?と言うと、たまーにブラインドタッチができるとか、エクセル数えるほどしか立ち上げたことがないとか、ハードディスク増設するのに半日掛かったとか、それはもうかなりの実力なのです。

 よく思うのですけど、就職条件の要パソコン経験やらパソコン検定やらパソコン講座ってのは何をもってパソコンを使いこなしていると判定するのだろう? 一言で使えると言っても、それこそ電源が入れられることからハード周りのカスタム、アプリケーションの利用、プログラムが書けるまで幅広い定義が成り立ちそうです。 さらに同じアプリケーションでも種類があるのです。講習を受けただけで「これで私もパソコン使いこなせる!」なんてキャッチコピーにはどうも胡散臭さを感じてしまうのですよ。 …いや、だから、エクセル使えない私は落ちるであろうパソコン検定なんて認めるわけにはいかないとか、そんな小心な話ではなくて。

01/27【さーたーあんたぎー】
 「さーたーあんたぎー」は響きのほのぼのした語感です。 何かと言えば沖縄産のお菓子のことで、こう、今更得意顔して説明するのが気恥ずかしいようなポジションにあるらしいです。 沖縄生まれの人は当たり前、沖縄旅行に行ったことのある人は大体知いるそうな。 さらに一昔前のNHK朝の連続ドラマの中で重要アイテムとして登場し一躍スポットライトを浴びたので一般にも知れ渡っているのかもしれません。 私のような人間になると特別な情報ルートを持っていますので、その存在には早くから注目していました。あずまんが大王3巻だっけか。

 で、マンガの描写ではコロッケのような形をしていて、さらに味にはまったく触れられていませんでした。 少ない情報から考えるとコロッケの王様のようなモノを連想できますし、 文字からは過激な味が読み取れます(伝わりずらいでしょうが「さぁ、トゥァ!アンタ!ギャー!」とかイメージしてください)。 想像は暴走するばかりでした。

 まあ、大幅に間違っていたのですが。実際はコーラ味です。黒砂糖を塗して上げられたパン、言わば「高級アゲぱん」といった代物でした(いや、むしろ硬くなったエクレールを黒砂糖で上げたモノかな?)。 鉄の塊が空を飛ぶことが信じられない私はもちろん沖縄旅行などしていないのですが、最近は便利なもので、つい先日、なんと、西武線の構内あった出店で遭遇してしまいました。 皆さんも興味があれば西部線の駅で降りてみてはどうでしょう?運が良ければ沖縄市とかお菓子市の店が出ているかもしれません。 ちなみに私は高田馬場と新所沢の駅で発見しました。「今朝、揚げたてだよ!」とか言われてたり、店によって微妙に味が違うのが悩みの種ですが…。

01/23【龍騎その2】
 うーむ。今更ながら2chは便利なところですね。 「龍騎」放送終了後、特撮板では1日で数本のスレが消費される勢いで疑問や謎から最終回の是非までの議論が繰り返され、おかげ様で、映像では語られなかった部分もほぼ補間することができました。 皆さん読解能力と想像性に富んでますねー。私がボケっと見てただけかもしれませんが。 んで、漠然と全貌が見えた結局、作品としてはこれはこれで有りなのだなーと思いました。

 こと最終回だけで言うなら私が期待したものは、映像や台詞回しなどの情報から「こんな話だったのか」とか1つの流れが完全に読み取れるものでしたが、今回描かれたのは、受け手により何通りもの捉え方ができ、それが許容された形でした。 よく「アナタが感じたこと、それが答えです」という奴です。 これは製作者の手法の選択だし話自体は上手く纏まっていたと思うので、難癖を付けるとしたらそれは好みの問題になってしまうのでしょう。

 全体の話としては勧善懲悪ではなく、多用な価値観の中で正しさって何だろう?みたいな部分に焦点が当たった内容で、しかも終わりが受け手任せなのですから、一言「子供向けとしては」とか「子供には難しい」って言ってしまえば簡単なのですが、それも控えたいところなのです。 そもそも私達にも子供時代があって、何かを考えた時、大概が自分なりの理論に基づく答えを出していた筈なのですから。 そう頭ごなしに決め付けられる事で少しづつ大人に対する不信感を積もらせていた気がします。 相手にされないのが判っているから真剣には答えないみたいな悪循環もあって。むしろ相手にされなくなるのは大人の方なのかもしれません。

 実際2chという多用な価値観の中であれだけ意見が交わされてるくらいだから、問いかけとして、作品としては大成功なのだろうな。 13人のライダー同士の戦い、カードバトルといった要素で商品的にも成功したらしいし見習たいものです。

01/20【1年やってきた話が最後にご破算て】
 昨日は「仮面ライダー龍騎」の最終回だったのですが、終わってみると不満ばかりが残ってしまいました。 どちらかと言えば固有のモノではなく、昨今の作品が抱えている問題がココにも表れていたような気がします。

 まず、作中で提示された謎が全50話を費やしても語られていないこと。 と言うかそんなに大それた事ではなく単に説明不足なのです。例えば「龍騎」は13人のライダーによるバトルロワイヤルで最後に生き残った1人が願い事が叶えられるという話でしたが、 最終回、そのシーンはどう見ても時限式(時が来ればその状況になる)で、わざわざ13人を選考して戦い合わせた必然性がまったく感じられませんでした。 さらに、たまたま残った者の願い事と「願い事とされる現象」の方向性が一致していましたが、何の願いでも叶うってのがどこまで本当なのかも怪しい処です。 うーん。子供向けだからと切り捨てるならそれまでですが、複線どころか本線も語りきれていないのです。 別の媒体で補間しなければ完結しないような作品作りはどうかと思いました。

 次。やはり俗に悪役と呼ばれる側には核足る大儀がないとダメだと思うのです。世界征服とか地球侵略とか。 そうでない場合、大概が力は有るけど屈折した精神を持った個人の話になってしまうわけですが、ぶっちゃけ「龍騎」は妹の死に端を発したシスコン兄様の暴走劇なのですよ。 バックボーンとしては貧弱で相対的にヒーロー側も茶番に写ってしまいます。そのわりに怪物の被害者や犠牲者は多かったのですけどね。 これが世界征服を掲げた悪の秘密結社なら幼稚園バス襲撃や洗脳学習教材販売といった一見効果の薄そうな作戦でもそれなりの脅威を醸し出せるものです。

 結局、TV版にも終わりが描かれました。「龍騎」には最終回先行映画版、TVスペシャルの選択支も含めて4つも最終回があることになります。 パラレルワールドは良いくらいじゃないけどいい加減引きますよ。 私達が、所詮作り物と知っていてそれでも物語を楽しめるのは、作中の登場人物も、進むしかない時の中で生きているからという部分があると思います。 やり直しが効くようなら、危機的状況や人の生死が描かれていてもそれと感じられなくなってしまいますよね(例えば何ちゃらボールで生き返る事のできる世界は生死が軽いです)。 TV版はライダー全員死亡。で、終わってれば戦いの結末として悲壮感漂う終わり方だったのに、改心した兄の力で全て無かった事にして初めからみたいな夢オチ的結末でした。 いや、要するに中途半端なドラマ演出といいターゲットが半端なんですよ。 最後の方で「この戦いに正義は無い」とか語りが入っていましたが正義の無い戦いを(子供のヒーローの)仮面ライダーがやっちゃダメでしょ。

01/15【夢の国からこんにちは】
 関東には2つのファンタジーを思わせる場所があります。 1つは東京ねずみーランド、もうひとつは夢の島です。 ねずみーは言うまでもなくネズミです。ねずみーランドは普段忌み嫌われる存在が住まう建物の美しさやアトラクションによる刹那的な楽しさが味わえます。 一方、夢の島は語感に漂うワクワクとは裏腹にゴミ埋立地という、どちらかと言えば「夢の後」の島と名付けたくなるような悲しい場所です。 並べてみると、似ているような全く違うような不思議なコンストラクトですね。

 ねずみーと言えば、最近ガチャポンが熱いです。 なんと、ねずみー主要人物(?)のロボット型人形が出回っているのです。 差し詰めメカねずみーと言った処でしょうか。 100円のキーホルダー型、200円の手足スプリング搭載型とバリネーションもあります。 当然パチ物だと思っていたら、何を間違えたのかメーカー純正品でした。 これがなかなか興味を引く代物で、私などは、新しモノ好きのねずみ連中が次々とシーに移住した隙をついてメカねずみーがランド征服戦争に乗り出すストーリーを想像して昼夜問わず「ガキーン」とか「バーン」とかやってる毎日なのです (メカねずみー誕生秘話に冒頭の夢の島のフリが生きてくるですが、まあ、いいや)

 ところで、主要人物といったら私達人間の基準で犬と呼ばれる2匹も含まれているのですが、「不遇を受けていた方を今度こそ喋れるように作って!」というのはねずみーを知っている者の共通の願いだと思います。 万が一の場合悪意すら感じますね。(文字通り)立ち上がる犬のために脳内ストーリー追加の準備をしないといけないかもしれません。

01/10【イス取りゲーム】
 結構な頻度で電車にまつわる日記を書いているけど、別に私は電車大好きっ子というわけじゃないです。大好き大人というわけでもないです。 それでも、考えてみると通勤の関係上1日の12.5%にあたる往復3時間近くを電車で過ごしているのでエピソードの発生率が高いのですね。 で、それだけの時間をボーッと過ごすのも勿体無いので有効に使うために工夫をすることにしています。睡眠時間に当てるために睡眠不足になってみたり、目的地方向という僅かな共通点だけで居合わせたさまざまな人々を観察するために鋭く視線を泳がせたりと弛まぬ努力をしてるのです。キョロキョロと挙動不信な私も立派な観察対象でしょうが。

 さらに、この2つの組み合わせは朝の退屈な通勤風景をスリリングな椅子取りゲームに変えるのです。 最寄駅から高田馬場までの約50分。私が乗る頃は席には全て埋まっています。 立ち寝と座り寝では回復度がかなり違いますからね。 至福のまどろみタイムを味わいたいなら洞察力をフルに働かせて行動予測し途中下車しそうな人の前に陣取らねばなりません。 ウチから乗る人も結構多いので「おばさん2人組ならこの時間に都心まで用事はないだろう」「雑誌を読みながらもソワソワしている私服の人は降りそうだ」「熟睡してるから新宿までノンストップだな」 とか、素早くチェックします。自然と「あの学校の制服はここで降りる筈!」などと(勝ち抜くには必要だけど)余計な知識も身に付きます。

 それにしても今日はやられました。切符を握り締め(目的地は見えない)駅に着く毎に外を確認するおじさんを発見し、自身満々とその前に立ちましたが結局、降りるまで立ちっぱなしでした。 くっ。その仕草はフェイクだったのですね。しかも寝不足ピークの金曜を狙って罠を張るとは、相手が悪すぎました。

01/09【アンリミッテッドサガ攻略中】
 何度か書いていることですが、ゲームの中でもRPGやSLGなどのジャンルは 作業や反復の要素が強く、その普通に考えればつまらなかったり苦痛とされてもおかしくない部分を キャラクタの成長やアイテム収集といったシステムや 進行上の演出なので上手く昇華し、面白く感じさせてしまうという逆転技が使われています。 と言ってもやっぱり作業ではあるので、この仕掛けには序盤における掴みが重要です。 その時点から面白いと感じるか「これはやり慣れることで楽しくなるんじゃないか?」という期待を持ってもらえないことには、その先にどんな名作と呼ばれるストーリーがあっても日の目を見る可能性は薄いです。 続編物が多く作られる背景には世界観やシステムといった資産を生かす他にも、前作の評判から作業を面白いと錯覚させるスイッチが継続されることを期待する部分が大きいと思います。ユーザーにしてもそこに安心感を求めて買う傾向がありますし。

 んで、アンリミッテッドサガですが、ネットなどではかなり評判悪いです。 ところが、やってみるとそれ程つまらないわけでもないです。 世間が酷評のモノを楽しいと言うのは結構ドキドキですが、しばらく自分の感性と睨めっこしてみた上での結論です。 同名タイトルのシリーズを9作も重ねて得た安心感どころか一般的なRPGに抱くイメージすら確実に裏切っていると思われ、 とても人に勧める気にはなりませんが、ロールプレイ=演技するという定義に照らし合わせるなら立派にRPGです。 取っ付きが悪く序盤は完全に手探りですが、作業内容やその効率を把握しだすとだんだん楽しさ錯覚スイッチが入ってきます。 CMでは進化と謳い、雑誌では斬新なシステムなどと紹介されていますが、むしろ古くからあるコンピュータを媒体としないようなゲームシステムのアレンジといった感じですね。

 確実に損をしているなーと思うのは説明不足な部分です。 ちなみに私は宝箱の取り方が1日判りませんでした。一般的なRPGならかなり異常な話です。 少しでも予備知識があれば掴みの部分の印象が大分違ったと思います。 このシステムを採用し開発したからには、王道的なRPGシステムを期待していた人を裏切ることは判っていた筈なのだからもう少し親切な説明書付けても良かったのではと思います。 最速攻略本とか4ページも広告入れてる場合じゃないです。 実際目を通してみると、この最速攻略本の中のシステム解析の数ページは説明書に乗せるべき内容であったと決め付けても言い過ぎではないような気がしました。それ以上は邪推しませんがね…。

 余談ですが、この辺にはジェネレーションギャップもありますかね。 私が子供の頃は(今に比べて)発表されるタイトルの少なさや、ゲーム自体のオモチャとしての価値が今より高かったような気がします。 だから、面白さを見出す前に放り出すようなことは考えられなかったし、そもそも、友達の家などを回り実際やって面白いと感じたモノしか買っていませんでした。 掲示板などを見ると、今の一般的なゲーム好きな子供は、前情報から内容を予測して購入し外れだったら中古屋へ みたいな感じですが、発売タイトルも溢れていますし、初見で自分に合わないと感じたモノを面白さが感じられるまでやるなんてプレースタイルは稀になってしまいましたね。

01/07【年賀状あれこれ】
 殺伐とした現代の中にあって年賀状は良い感じの風習ですね。 自主的にという部分がポイントです。挨拶の後に「お餅食べ過ぎないでね!」とか添えてあると細かい気遣いに目頭が熱くなる思いがします。 何せ、普段思いやりの欠片も見せないような人間が、誰に言われるでもなく他人の体重と健康を心配しているのですから感動も誘おうというものです。 また、年賀状が無いと自分からがんばりたい目標を語るような機会もあまりありませんよね? 普段「彼女ほしい」とか言われても「ああ、そうですか」としか返せませんが、正月には比較的余裕があるので 応援しようかという気持ちが沸きます(かもしれません)宣言が「彼女ほしい」から「彼女作るぞ!」とか少し能動的にレベルアップするのも年賀状効果ですね。

 知っての通り私は昨年転職したのですが「今年の目標は脱出です」とは、昨年の正月に友人から貰った年賀メールの問いに私が答えた抱負であり、辞めた会社の中でも付き合いある人間から今年貰った年賀メールに書いてあった抱負です。 口に出したことはありませんでしたから、期せずして1年遅れで行動が一致してしまったわけで、思わず苦笑してしまいました。 脱出とはかなり切羽詰まった表現ですが、最終的には、いくら寿命が延びようと自分が無価値だと思っていることに費やす時間があるほど人生には余裕ないですからねェ…。 しかし、例年だと、1年の抱負なんて正月気分と一緒に忘れてしまうものですが、何と昨年の私はきちんと実行していたことになるのですね。偉いなー。今の今まで忘れてたけど。


01/06【今年もよろしくです】
 遅ればせながら明けましておめでとうございます。failsafeです。ふぅ、何とか生活圏に戻って来れました。雪で日程は狂うし、出費は嵩む、知らない親戚が普通に食卓を囲んでいるなど散々な休みでしたが。

 特に年々増化していくお年玉という風習が死活問題です。大人と子供の利害が相反する事柄は結構有りますが、お年玉は顕著ですよねー。 数年のニュートラルな期間を置いて貰う者とあげる者、喜びと悲しみが180度変わってしまうのですから、心構えが着いていかなくても不思議じゃないですよねェ。 もう数年置くと、自分の近しい人の喜ぶ顔が見れると自分も嬉しくなれるものなのだろうか?それが自分の腹を裂いた痛みを忘れさせるものなのか?

 私はまだ、孫の喜ぶ顔が見るために少ない年金を遣り繰りする祖父母ような、そんな達観した心情は理解できません。そんなわけで今回は礼儀ができていた甥や姪にだけお年玉をくれてきました。 基準はもちろん呼ばれ方です。デリケートなお年頃を察して「お兄ちゃん」と言うくらいな世渡りを見せなければお金は稼げないのですよ!


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