天敵を使った害虫防除(その3)
オランダはすごい!ほんとすごい!
とはいっても、100%成功しているとは限らないようです。ハダニが相当発生して、葉が黄化している株が何株もあるようなハウスもありましたし、アブラムシもつれのハウスもありました。けど、やっぱり天敵防除を続けている。オランダの農家にとったらこの方法が当たり前なんだから、彼らにとったら驚いている我々が不思議なんだろうと思いました。『君ら、まだ化学農薬中心の防除してるの?おくれてるね!』なんて思っているのかもしれません。
最初、オランダで天敵を使った防除ができるのは日本と気候が違うからだと思っていました。少しは気候もあるかもしれませんが、『この方法でやっていくんだ!』という気合いとやる気が違うのだと帰ってきてから思いました。たぶん、日本でもできるんだと思います。オランダの方法をそのまま導入は無理ですが、日本流にアレンジすれば十分可能であると帰ってきてから感じました。
ところで害虫は天敵昆虫で抑えるのですが、病気は?
ハウス内環境がが自動制御されており、病気の発生は少ないようです。しかし、うどんこ病は問題になるようで(ハウス内は乾燥気味でした)、イオウの燻煙を毎日たいているようである。カブリダニとかに影響がありそうな気もするのですが、コパートの技術者は『ノープロブレム』といっておりました。