体験から学ぶ人間関係ワークショップ



主旨

人間関係も時代の流れとともに変化しているのでしょうか。関係の作り方が「濃い関係」から「淡白な関係」へ
と行っているように見えます。
確かに「濃い関係」は面倒なことが起きるだろうし、時にストレスも溜まるだろうなー「人間関係ってめんどく
さいな。だから波長の合う人としか付き合わないのわたし」それでやっていける人ならよいのかもしれませんが、
会社に勤めたり、仕事をしなければいけない人にとっては、自分の好みで相手を選べないわけですから。やはり
「人間関係力」を高めておく必要があると思います。


お互い好き同士で一緒になったのに、相手の話に耳を傾けずに、適当に聞き流していたらいつのまにかボタンの
掛け違いが生じ「別れましたー」って。何とかできたのにズルズルしていたら問題が大きくなり、もう後戻り出来
ないことになってしまったという話もあります。相手の言葉だけを聞き、言葉だけに反応するのではなく、相手の
心の状態をキャッチすることが大事だと理解したうえで、聴く力、相手のサインを見逃さないスキルなどを持って
いたら、ボタンの掛け違いは生まれなかったと思います。


「沸点が低いのかなわたし。すぐ切れるの!職場でもすぐ切れちゃうんで、もう転職5回目!こんなんじゃいけない
と思ってるから、何とかしたいと図書館で本をみつけ読むんだけど、その場だけなんだよなー」なんとかしたいと
思ってるけど、その方法、スキルが身についていないから同じことの繰り返しになってしまいます。さらに根底に
自己理解不足があるのかもしれません。


日常的に起きる人間関係の様々な事柄は、その解決のための取り組み方次第でクリアー出来ることばかりです。
自分の理解、他人の理解、コミュニケーションという他人との関係づくりの理解と必要なスキルなどを身につける
ための最も効果的な方法は「ラボラトリー方式による体験学習」と呼ばれているものです。

今回のワークショップは、その「ラボラトリー方式による体験学習」を学びのベースにしながら進めていくことに
なります。

会場の築170年の庄屋屋敷と周辺の自然環境の中で、「今までの自分と新たな自分」「今ここでの自分と今ここで
の相手」との様々な出会いの体験は、深い気づきと多くの学びを得る貴重な時間になると思います。さらに、自分が
獲得したい対人関係のスキルをトライしてみる場にされることを期待しています。トライしたりチャレンジすること
は、自分の中に変化を取り込むことであり、自分に“勇気”と“自信”を持つことにつながるものだと確信していま
す。


 会場





ファシリテーターの思惑とワークショップのフレームワーク
打ち合わせ中のひとこま

「体験中に、自分の中で起きていること(感じていること、思っていること、考えていることで相手に伝えてないこと
=人間関係の分野では“プロセス”という言葉を使います)をファシリテーターの援助で、また他者の援助で、出来る
だけ相手に言葉として伝えていくことを、今回のワークショップの大きなテーマにし、そこにトライ、チャレンジして
みたいと思っていますが、どうでしょうか。」
「プロセスは興味あるテーマで、チャレンジする価値があるように思っています。相手と話してるときに、なんかすれ
違ってるな~とか、よくしゃべるな~この人!ずーっとひとりでしゃべってる!と、思ってるけど、それをなかなか相手
に伝えられない。時間が経過して伝えるタイミングを失うってことがありますね。こんなこと言うと相手にどう取られる
かなって考えると、言えないしね。」

「ワークショップという環境だと安心感があるのでトライできる可能性はありますね。リアルですから自分の肌感覚で
プロセスを感じたいな~出来る出来ないよりもね。」

「プロセスは自己開示につながるのではないですか?」「自分の中のプロセスを相手に伝えるというのは、自己開示その
ものじゃないですかね。」
「それは成長への鍵ですね!」

「3日間のプログラムはどうしましょうか。初日の頭のところは用意したとしても、その後はその時に決まるということ
なんでしょうか。」「ノンプログラム、参加者に丸投げ(笑)ではなく、どちらかと言えばみんなでプログラムを作って
いくという言い方の方がぴったりですかね。」
「こちらで用意したものをやっていくのが普通でしょうか。」
「私はこちらで用意したものと、参加者のニーズが合ってるのかなって。そもそも疑ってますね。また途中で変更が出来
ることも大事じゃないでしょうか。自分が成長するって変わるということでしょうから、変わるのが普通であって欲しい
なー!」「分かるけどちょっと飛躍してますね!(笑)」

「そうすると、私たちにとっては、いつもファシリテーターが状況をどう把握しているか何を思い、何を考えているのか
などを参加のみなさんにオープンに伝えるということ。参加者との合意を取るということ。また、その場で発生している
プロセスを明らかにしながら進行していくことになりますので、これは良し悪しは別にしてひとつのモデルになるかもしれ
ませんね。つまり、ファシリテーターのすべてが露わにされるわけですから(笑)」

「僕たちがオープンになり、参加者もオープンになっていくとどうなっていくのか。プロセスは無くなっていくのか、減っ
ていくのか、はたまた新たなプロセスが生まれるのだが、それはタイミングよく扱われるので、参加者同士の関係、参加者
とファシリテーターの関係は信頼を生み、プロセスは大きく変化していくのではないか(仮説)。と考えたりしますが、
どうでしょうか。」
「若干飛躍した感がありますが、美味しいお料理が目の前に来た感じがありますね!」

「やりがいがありますね!ドキドキしますがチャレンジしてみましょう!」






ワークショップの主要テーマ(ファシリテーターからの提示)

・人間関係の重要な要素のひとつ「プロセス」を体感し、そのスキルを身につける

・対人関係のベースである「聴く力」、「サインをキャッチする力」を高める

・自分の「成長」は、他の参加者、ファシリテーターとの相互作用により促進されることを実感する

この提示を読まれた参加者のみなさんは、どう思われますかーまたテーマのご要望もあると思います。
当日ご提示いただきみんなで共有できる時間も取りたいです。







期間  4月27日(土)10時30分~29日(月)15時まで   2泊3日の合宿

会場  クリエイティブハウス江草(山梨県北杜市須玉町江草7838 エデュケイションラボラトリー内)





担当ファシリテーター
田崎哲夫/まろ   山梨県北杜市在住
            エデユケイションラボラトリー代表
            人間関係トレーニングファシリテーター

 






寺田延代/かめちゃん   滋賀県大津市在住
                森のようちえん えくぼ保育園 園長
                人間関係ファシリテーター


参加費  45,000円(講座料、宿泊・食事代)
学生の方はスカラーシップが適用できますのでお問合せください。



その他
・前泊できます。(夕食はすませてからお越しください。別途宿泊朝食代2,500円がかかります。)
・駐車場はあります。
・電車でのアクセスは、中央本線韮崎駅下車。山梨交通バス「増冨温泉行き」乗車。バス停平(たいら)下車。会場まで徒歩およそ5分です。
 韮崎駅からバス停平までの乗車時間はおよそ50分です。
・参加申し込みされた方には、別途持ち物などを記載しました「参加のしおり」をお送りいたします。
・お問合せはいつでも承っています。

申込み
Webページの申込みに必要事項をご記入いただき、コピペして以下のメールにお送りください。