第11回スキルコース レポート

ファシリテーターを実践的に学ぶ人(ファシリテーター枠定員5名で、一人で2回ファシリテーターを行う)
と、体験学習を通して対人関係を学ぶ一般参加者(参加者枠定員3名で、ファシリテーターはしない)に
分けて募集したスキルコースが、10月26日(木)から29日(日)にかけて行われました。
参加者は社労士、大学職員、コーチ、コンサルタント、ファシリテーター、企業の管理者、教育用教材
開発者の7名でした。

最終日。校庭でのセッション。テーマは「ともにある」
ファシリテーターはマン。


4日間の内容(実績)

時間 内容
初日 10:40〜12:00 オリエンテーション

色画用紙に以下のことを書いて
自己紹介をする。
・呼ばれたい名前
・4日後(最終日)の状態
・私の特長
・今の気持ち
12:12〜 ふりかえり
12:37〜14:30 昼食と休憩
14:30〜16:00 ファシリテーターは体験学習の準備
(この間参加者は別室で、体験学習の
循環過程の説明を受ける)
・実習「話し手と聴き手」:トム
・実習「あるミーティング1」:マン
・実習「あるミーティング2」:コーチゃん
・実習「あるミーティング3」:としくん
・実習「宝石箱」:ワインさん
16:03〜 FA:トム 実習「話し手と聴き手」
16:24〜17:23 ふりかえり
17:30〜18:30 クリティーク
18:30〜 休憩
18:45〜 FA:マン 実習「あるミーティング1」
19:15〜20:03 ふりかえり
20:10〜 クリティーク
2日目 9:30〜 ワインさんを迎えて
(ワインさんここから参加)
9:55〜 FA:コーチゃん 実習「あるミーティング2」
10:23〜11:23 ふりかえり
11:30〜12:40 クリティーク
12:40〜14:30 昼食と休憩
14:30〜 FA:としくん 実習「あるミーティング3」
14:55〜15:50 ふりかえり
16:00〜17:15 クリティーク
17:15〜 休憩
17:26〜 FA:ワインさん 実習「宝石箱」
18:12〜 ふりかえり
19:00〜20:05 クリティーク
3日目 9:15〜 前半を終えて(後半に向けて)
・FAとして消化できていること、未消化なものは
・初日に立てた目標に向かっているか
・今後取り組むこと
10:30〜13:30 準備
昼食と休憩
13:30〜14:00 FA:コーチゃん テーマ「思いっきりファシリテーション」
学習のねらい:プロセスに関わるという体験をする
14:00〜14:55 ふりかえり
15:00〜16:00 クリティーク
16:00〜16:15 休憩
16:15〜 FA:トム 実習「(実習名が不明)」
学習のねらい:起こっているプロセスに気づく
16:50〜17:40 ふりかえり
(途中5分ほど休憩をとる)
17:05〜再開
17:50〜18:30 クリティーク
18:30〜18:45 休憩
18:45〜 FA:ワインさん テーマ「今ここ」
学習のねらい:今ここでの自分の感じに気づく
19:10〜20:15 ふりかえり
20:20〜 クリティーク
4日目 9:02〜 FA:としくん テーマ「ファシリテーションの禁句」
学習のねらい:今の気持ちを伝える
9:55〜ストップ(まろの介入)
10:00〜10:10 休憩
10:10〜11:05 クリティーク
11:05〜11:20 休憩
11:20〜 FA:マン テーマ「ともにある体験」
学習のねらい:(屋外で行ったためキャッチ不可)
12:55〜 クリティーク
13:15〜 クロージング


会場の風景


参加者の感想から

自らファシリテーターとして
参加し、ともに学ぶ姿勢が
如何に重要であるか、また
「学び」とは何かを感じ、
再考するきっかけを得ました。
自分には更に感覚や感受
性を磨く必要をも感じました。
今回は久しぶりに涙あふれ
ました。
人と共にある、繋がる
(With-ness)って
素晴らしい!
(千葉から参加のWさん)
学び、めっちゃ深かったです。
自分の立ち位置(ファシリテー
ターとしてはまさに入り口に
立った感じ)もあらためて確認
できました。
得たものは、人の心の豊かさ。
奥深さ。そしてそれを感じること
の難しさ。面白さ。
言葉を紡いでいって、お互いの
大切なことを理解することの
素晴らしさ。何より、人は人と
深く繋がりたい生き物であると
いうことを改めて全身で感じら
れたこと。
(Kさん)
今まで何度か体験学習や
Tグループのセミナーに
参加してきましたが、ようやく
トレーニングの意味がわかり
ました。
ファシリテーターの姿勢や役割
も学べこれから自分がファシリ
テーターを志すことに
迷いがなくなりました。
4日間で得たものは自分や
相手の感情、感覚を大切に
する意識。観察しよう、感じ
ようとする意識、また一体感。
(静岡から参加のTさん)
ラボラトリー方式による体験学習
とはどのようなものかが、ようやく
腑に落ちた形で理解できました。
合宿で得たものは、言葉では
ない、深いところで人と繋がった
と感じた瞬間を味わうことができ
たことは生涯得がたい体験
でした。
それだけに人と関わること、繋が
り続けようと思い、いろいろ試行
錯誤することは大切なんだと
言葉ではなく感覚として分かり
ました。
(北海道から参加のTさん)
トレーニングに参加し大変満足
しています。今まで経験したこと
の無い体験学習でした。
この4日間で、今まで無意識に
人や物事に対して仮説化し、
発言していたことが多かった
です。そしてプロセスに気づかず
物事が進行してしますことの恐ろ
しさを知りました。
一旦自分自身が立ち止まり、
相手のプロセスを引き出して聴く
ことの大切さを得ることができ
ました。(Jさん)
2度目のスキルコースでしたが
同じ体験は2度とない、その
瞬間その瞬間の関わりから
成り立っている唯一無二のもの
だと感じました。
自分も人も環境も時間も全て
同じであることなどない。
だからこそ「今ここで」が大切
なんだと実感しています。
チャレンジしてよかったです。
(京都から参加のMさん)

いくつものワークを同じメンバー
で体験できたので、自分について
グループについてだんだんと掘り
下げることができました。
人と人とが繋がることの大切さと
そのためにどういう点に気をつけ
ればいいのかを体験を通して理解
できました。これらの体験から
自分の人に対する関わりにある
程度の自信が持てて満足して
います。
(Nさん)


今回は、わずか4日間とはいえ、そこでの体験から感じ、気づき、学ばれたことが、いただいた
参加者の「4日間のふりかえり」の文面からまた行間から否応なく伝わりました。
ファシリテーターとして、その場に居合わせることができた幸せと感動を強く感じております。
それほど「人と人とが真摯につながるという人間関係」をみることができた4日間でした。
素晴らしい体験でした。私はこの体験からあらためてこの学習の枠組み(ラボラトリー)の
重要性と、如何様にも成りうるひとりひとりの存在の大きさをあらためて確認しました。
ご参加いただきました7人のみなさまありがとうございました。(まろ)

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