弥彦山  634m   戻る

所在地  西蒲原郡弥彦村と長岡市の境
三角点  無   
登山月日 2010年3月15日(月)

 越後一宮弥彦神社を擁する弥彦山は、四季を通して多くの人に登られていて人気の山である。
 厳冬期でも多くの人が訪れるのは,麓に弥彦神社があるからだけではなく,山頂付近までロープウェイが通年運行されていることや、展望レストランが営業されていて、いざとなったらそれが利用できることなどが挙げられる。それに,人が多く登っていれば安心だし,ラッセルの必要もないから単独でも充分登ることができるからである。
 しかし,神社から登る一般的な表参道と呼ばれるルートは意外と急峻で,急斜面のトラバースがあり注意して進む必要がある。何年か前,雪崩に巻き込まれた登山者もあった。
 いつもの第一駐車場に車を止め,参道を上がってまず神社をお参りし,神社の左側のからロープウェイへ続く道へ行く。少し行くと左側に登山道入り口がある。小さな赤い橋が目印だ。
 入口から50mほど行くと,右側に茶屋があり店頭に清水が出ている。ここで水を補給する。
 ここから道は杉林の中をジグザグに登るようになる。4合目を過ぎると尾根に出て見晴らしが良くなる。登山道にはまだ残雪がたっぷりある。降った後から登山者が踏み固めるので、まるで平均台の上を行くような感じで残っていた。
 5合目で右から道が合わさり,尾根の右岸のトラバースとなる。左側は急な崖になっているので滑落しないよう注意が必要だ。思うに,この表参道は弥彦山へ登るメインの登山道で,普段山登りをしていない人や,小さな子供も登るようだが,実際のところあまり勧められないと思う。今まで何も事故が起きなかったのが不思議なくらいだ。
 足場の悪い岩場を過ぎ,杉林の中を回り込むように行くと7合目,東屋があり里見の松の書かれた場所に着く。再度,尾根を回り込むように行くと5.6分で水場に着いた。水は冷たくて美味しい。
 その先,日当たりの良い斜面をジグザグに登り切ると9合目,すぐ右には展望レストランが見える。
 今はスカイラインが冬季閉鎖(12月〜3月)中なので,混み合うこともなく静かな山を楽しむことができる。
 さて,山頂奥の院はここから左に折れ、なだらかな坂を登ると一旦平になり,左側にいくつもの電波塔を見ながら進むと間もなく到着する。登山道にはまだ残雪がたっぷりあり,すれ違う時は避けなければならない。今月末頃まで雪は残りそうだ。
 目立った花は咲いていなかったが,マンサクだけが満開になっていたので,この後、急遽予定を変更して角田山へオレンジ色のマンサクを見に向った。
コースタイム P−1:30−山頂奥の院―1:00−P