大蔵山〜菅名岳回遊

登山月日  2006.12.24
所在地   新潟県五泉市・阿賀町
標   高  大蔵山 864.3m  菅名岳909.2m

 この山塊は標高千メートルに満たないが眺望に優れ、また山腹には素晴らしいブナ林が広がり人気の山である。しかし、ヒルの生息地であるため夏場は要注意だ。
 今回、白山へ行くという職場の山仲間の行き先を強引に変更させてこの山へ行くことにした。
 そんなに早い時間ではないが、集合場所の登山口の駐車場に到着したが他に誰もいない。
 この時期はもう山頂は積雪があるので、避難小屋のない山は敬遠されるのだ。この大蔵山には小さな避難小屋があるが、ほんの数人しか入れない。待っている間に3.4台の車が到着した。
 身支度をして出発する。
 以前は登山口まで車が入れたが、手前に大きな駐車場が出来、そこから15分ほど林道を歩かなければならなくなった。
 本来の登山口に到着し、小さな沢を渡ってすぐ杉林の急登になり一旦車道に出る。
 ここから尾根コースと沢コースに分かれるが、今回は沢コースを行く。右に車道をしばらく行くと登山口となる。
 少し登ると登山道はまた二手に別れ、右のコースを行くことにする。以前は伐採地だったが植林された杉が育ち、薄暗い杉林の急登が続く。久し振りの山だったので苦しい登りだ。
 途中でよく刈り払いされた沢コースを横切り、更に登ると尾根に出て、最初の分岐の尾根コースに合流する。
 この辺りは雪はないが、霜柱が張っていた。6合目を過ぎると次第に雪が現れ、山頂に近づくに従い積雪量が多くなる。足跡はなくツボ足で膝上まで潜りながら進むと、鐘のある山頂に到着する。雲は多いが雨も降らず、まずまずの眺望だ。
 すぐ先の小屋に着いたがまだ時間が早かったので、菅名岳まで回ることにした。
 稜線は1m以上の積雪があり、新雪に足をとられながら一歩一歩進んだ。
 トレースがなかったので途中で何回も引き返そうか迷ったが、快調なK氏の頑張りで12時前に菅名岳に到着する。
 思ったより天気に恵まれた。山頂でツェルトを張って昼食を取っている間、登ってきたのは単独行の2人だけだった。
 下山は椿尾根からどっぱら清水へ下り、朝の登り口へ戻った。

 コースタイム  大蔵山登山口ー2:00−大蔵山ー2:00−菅名岳ー2:00−大蔵山登山口

(画像は携帯で撮影)

三五郎山から菅名岳へ向かう 稜線の雪 菅名岳山頂
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