奥只見ダムから尾瀬沼

登山月日  2007.08.12

 尾瀬は日光国立公園に属していたが、この夏正式に「尾瀬国立公園」になることが決まった。
 尾瀬に入山するにはいくつかのルートがあるが、この魚沼市からのルートは船やバスを乗り継いでいく不便(?)なコースである。
 しかし、その不便さゆえ、あまり人が行かない静かな入山ができる利点もある。
 起点は奥只見ダムである。駐車場から歩いても良いがコンクリートの坂道は猛烈な暑さなので、モノレール(100円)に乗り船着場から連絡船(1,150円)に乗る。ここはダムを周遊する大きな観光船と小さな連絡船があり、後者に乗った。
 静かな湖面を行くこと40分、右に秀麗な荒沢岳が見え、前方には尾瀬のひうちケ岳も望まれる。
 尾瀬口の小さな誰もいない船着場に到着し、コンクリートの階段を上ると国道に出て、そこからは予約した路線バス(1,500円)に乗る。
 この国道はカーブも多く、対向車が来る度に狭くてすれ違いで手間取り、終点の沼山峠には11時30分に到着した。
 現在は御池から沼山峠まではシャトルバスか許可車以外は通行できない。
 標高が高いせいか少し涼しい感じがした。峠からよく整備され木道の敷かれた道を行くこと20分、沼山峠に着く。ここは標高約1800メートルあるので、やはり下界とはちょっと違ってすごしやすい。
 夏休みに入り木道は家族連れで賑わっていた。この沼山峠から尾瀬へのコースは幼児でも行けるもっとも易しいルートだ。
 1時間もかからずに大江湿原に出ると、夏の最盛期の花は終わり、そろっと秋の準備に入っていた。
 それでもコバギボウシ、オゼミズギク、イワイチョウ、ワレモコウ、サワギキョウ、マルバダケブキ、ヤマハハコ、モミジカラマツ、ツリガネニンジン、エゾリンドウ、ヤマトリカブト、ヤナギラン、コオニユリなどが咲いていて目を楽しませてくれた。
 ビジターセンターを見学したり、尾瀬の歴史をガイドさんに聞いたり、花の撮影をしたりして有意義に過した。
 帰りは平野家の墓に立ち寄り、沼山峠まで戻り、ジャンボタクシーで国道352号を銀山平経由で戻った。
 この道路は600を超えるカーブの連続する難所だが、変化に富んでいて楽しく通行した。

奥只見ダムから尾瀬口連絡船 観光船と荒沢岳
大江湿原とひうちケ岳 大江湿原
尾瀬沼(昔はこの辺りまで沼だったそうだ) 平野家代々の墓
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