4099m 登頂月日 2005.07.20
アイガーのための高度順化と足慣らしでメンヒ(4099m)に登る。
アイガーとメンヒ登頂だけでもユングフラウヨッホ駅(3454m)に2往復しなければならないので、交通費もバカにならない。そこで全ての乗り物が半額になるという「ハーフプライスカード」を買った。(グリンデルワルド駅でパスポートを提示し、99スイスフランで購入)
7:15グリンデルワルド発の電車に乗るため、ホテルで7:00からの朝食を6:30にしてもらう。
9:00にガイドと待ち合わせなので、電車でユングフラウヨッホへ行く。
今日は雲一つ無い快晴。
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登山電車を途中下車して窓から景色を見る |
北壁から真下が見れる |
ユングフラウヨッホのカフェバーで待っているとスイス人ガイドのレンチ・ウルスさんが笑顔で声をかけてきた。
身支度をして出発。トンネルを抜け外に出ると、広い雪原になっている。
広いゆるい雪原を登って行く途中、ガイドのレンチに、「ダイレクトルートにするか、それともノーマルルートを登るか、どっちにする?」と聞かれた。最初冗談で言っているのかと思ったが、どうも本気らしい。ダイレクトルートを見上げると切り立った岩場が続いていてとても登れそうになかったので、「私はノーマルルートにしたい」と言った。
メンヒヨッホヒュッテ手前でガイド、私、渡辺さん、の順にアンザイレンして登り始めた。
ガレ場をジグザグに登って行くと岩場になる。凍っていてアイゼンがほしいところだが、慎重に登る。岩場の痩せ尾根もある。
取り付きから40分位登った所で休憩。ここから急な雪稜になるのでアイゼンを着ける。
「ヘルメットは?」と聞くと、「全然危険なところがないからいらない」と言う。危険なとこだらけなのに・・・
雪稜はかなり斜度があり、登りより下りが危惧された。
緩やかなリッジは狭く、すれ違いも大変。2.3回急な雪面を登ると傾斜が緩み、ようやく山頂着。
山頂も狭く5.6人が立てる程度。山頂からは絶景が広がっていた。まず目の前に聳える威圧的なアイガー、ユングフラウをはじめ、23kmも続く世界遺産に登録されたアレッチ氷河、遠くモンブランやマッターホルンまで望む事が出来た。こんなお天気に恵まれることは、まず無いだろうなと思っていただけに大感激だった。
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登ってきた稜線を振り返る(両側が切れ落ちている) |
メンヒ山頂から遠くモンブランやマッターホルンが望める |
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メンヒ山頂からのアイガー |
世界遺産に登録されたアレッチ氷河 |
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ユングフラウヨッホの展望台 |
一般観光客で賑わうユングフラウヨッホ |
コースタイム ユングフラウヨッホ駅9:10発ーメンヒ取り付き9:40−途中でアイゼン装着10:30−山頂着11:35〜55−メンヒ取り付き13:15−ユングフラウヨッホ駅13:45 |