信越トレイル(牧峠〜鍋倉山〜仏ケ峰)縦走

所在地   新潟県上越市と長野県飯山市の境
登山月日  2006.10.31(火)

 昨年開通した「信越トレイル」は新潟県上越市と長野県飯山市の県境稜線を行く標高千メートル前後のなだらかな縦走路で、是非行ってみたいと思っていた。縦走路の一部、関田峠から鍋倉山までは既に以前からルートがあり、見事なブナ林が広がり何回か訪れたことがある。
 今回は職場の山仲間を誘って天気の良い日を見計らって縦走した。
 関越道越後川口ICで下り、R117を通り、下山予定のとん平ゲレンデへ向かう。そこからタクシーで登山口の牧峠へ向かった。紅葉には若干遅かったものの、それでも辺りには赤や黄色の色合いが広がっていた。
 とん平から牧峠まで7千円弱だった。ぐんぐん高度を上げ牧峠に到着すると、超望遠レンズを構えたカメラマンが数人いた。聞けばイヌワシを撮影とのこと。
 さて、牧峠からゆるやかに登り標高1036mに着く。途中に牧ノ小池があった。関田峠までは全般的に緩やかな登りとなるため、反対方向の縦走が楽かもしれない。梨平峠は峠というよりピークという感じだった。
 僅かにアップダウンすると、舗装された道路に出る。関田峠だ。この道路は新潟県側には光ケ原高原が広がり景観が良い。また、ここから鍋倉山まではブナの原生林が広がり、県外からツアーも行われて人気の場所だ。
 峠からなだらかに進むと、左へ茶屋池300mの看板がある。ついでに寄る。往復20分。昼時間も迫っていたが、鍋倉山まで頑張ることにする。
 なだらかな道も少し傾斜が増すと黒倉山。以前より高原方面の見晴らしが良くなっていた。その先巨木の森分岐を左に見送り、鍋倉山山頂にようやく到着した。
 平日だったのでほとんど人にも会わず、真っ青な空、あまりきつくない晩秋の陽だまりハイク、山はこうでなくっちゃネ!
 この縦走路で鍋倉山が最高点の1288m。ここでゆっくり昼食をとる。だが、日暮れが早いのでそうのんびりもしていられない。
 あとは仏ケ峰に向かって下るだけと思っていたが、意外とアップダウンもある。稜線から眺める妙高山へ沈む夕日が美しかった。
 仏ケ峰はルートの無い時、藪漕ぎで登ったことのある懐かしい所だが、ルートができてしまってちょっぴり残念。
 仏ケ峰の斜面の紅葉は素晴らしくカメラに時間を取られていたら、車に戻る頃にはすっかり日が暮れていた。
コースタイム 
 牧峠ー1:15−梨平峠ー0:30−関田峠ー1:10ー鍋倉山ー1:30−小沢峠ー0:20−仏ケ峰ー0:30−登山口
牧ノ小池 梨平峠
関田峠 茶屋池
鍋倉山山頂にて 鍋倉山を振り返る
仏ケ峰山頂 妙高山に沈む夕日
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