沼の原湿原〜袴岳〜斑尾山(信越トレイル)
登山月日 2007.05.23
三角点 斑尾山 一等三角点
袴岳 三等三角点
1週間ほど前の新聞だったろうか、「沼の原湿原」にリュウキンカが咲いたと載っていたのは。 ここは一昨年、「信越トレイル」として切り開かれた所なので、前から気になっていた。 週末は雨模様のため、天気を見計らって出かけた。飯山方面は新潟市から結構遠く、北陸道回りで行こうか、関越道回りで行こうか迷ったが、越後川口経由で行くことにする。 3時間半あまりで登山口の湿原入り口に着いた。 昨年の秋、この「信越トレイル」の牧峠から仏ケ峰まで歩いたが、このトレイルはルートも標識も良く整備されていて、歩き良かった。ただ、縦走した時、車まで戻るのが面倒というのが難点だ。 今回は単独なので周回コースをとった。 湿原入り口には広い駐車場がある。車から降りてすぐもう湿原なので簡単に行くことができる。 木道(線路の枕木が利用してある)が敷いてあり一周してもせいぜい30分だ。水芭蕉は既に終わり、リュウキンカも盛りを過ぎていた。湿原を一周してから赤池を目指す。 眼下に赤池を見下ろすあたりは、見事なブナ林だ。目立った花はあまり無いが、ブナの新緑は素晴しい。赤池のほとりには、広い駐車場と休憩舎がある。 ここからしばらくは林道歩きだ。林道の途中から妙高山が望まれた。 景色を楽しみながら林道をしばらく行くと、左側に「袴岳」の登山口の標識があった。 回りこむようにトラバースすると、山頂に向かっての登りとなる。濃いピンクのイワカガミが綺麗だ。 山頂付近も見事なブナ林が広がっている。山頂からは、妙高山、黒姫山、飯綱山が見渡せた。三角点も欠けてなくしっかりしていた。 袴岳から万坂峠に下る途中、袴湿原があるが、カラカラに乾いていた。車の通る万坂峠に下り、反対側の斑尾山登山口へ入る。 ここから斑尾山へ登るコースはスキー場のゲレンデの中だ。デレンデは単調であまり面白みはないが、最後のリフト終点からようやく山道となる。 なだらかな尾根を進んで行くと次第に尾根が痩せ、最後のひと登りで山頂に到着する。以前より若干見晴らしがよくなったような気がする。山頂の一等三角点は隅々が欠け、セメントで補修してあった。 山頂の薬師様をお参りし、300m先の大明神岳へ向かう。ここは大変見晴らしがよく、北信四岳と眼下に野尻湖を望むことができた。 スキー場の分岐まで来た道を戻り、別のゲレンデを下ることにする。急な所はゲレンデの中にジグザグに道が切ってあり歩きやすかった。麓のチロルまで一気に下った。 さて、ここから車の置いてある所まで戻らなければならないが、帰りの時間も迫ってきたので、せせらぎトレイルを下ることにする。車道を突き当たりまで行き、直前の右側に入り口がある。 このトレイル全体は道も標識も整備されているが、縦横無尽にルートが切り開かれているため、地図とよく見比べて進む必要がある。 途中で湿原中央トレイルと別れ、沢沿いに下った。高巻きもあったりして、1.5kmの道が意外と長く感じられた。 ようやく沼の原湿原に出て、朝、車を止めた所へ戻った。8時半に出発して戻ったのが17時半だった。 近くの「まだらおの湯」(300円でいい風呂だった)に入り、北陸道経由で帰った。 |
道の駅に咲いていたシャクナゲ | 湿原入り口駐車場 |
沼の原湿原 | 赤池 |
途中から妙高山を望む | ブナ林が素晴らしい |
袴岳山頂 | ブナの大木あり |
斑尾山へはスキー場のゲレンデを登る | ここもブナ林 |
斑尾山山頂 | 山頂の薬師様 |
大明神岳からの眺望 | あちこちに案内板あり |
登山道に咲いていた花 |
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