五頭山 912.5m  戻る

所在地  新潟県阿賀野市と新潟県東蒲原郡阿賀町の境
登山道  有
三角点  三等三角点
登山月日 2018.05.11
行  程  どんぐりの森ースキー場コースー五ノ峰〜一ノ峰ー三ノ峰コースーどんぐりの森 一周4時間半(休憩含む)

 天気が良かったので自宅から一番近い五頭山に登った。
 五頭連峰は北から松平山、五頭山、菱ケ岳、宝珠山に連なる山脈である。
 今年の5月5日松平山に登山に出かけた親子が行方不明になっている。
 五頭連峰は子供でも登れる一般的な山というふうに考えられているが、本当は急峻な地形で沢が深く、道に迷って藪を下ってしまったら進退不可能になるので決して侮れない。
 どの山でもそうだが、「迷ったら沢へ下ってはいけない」というのは鉄則であり、でも迷ってパニックになったら冷静な判断ができなくなって、とにかく下れば戻れると思ってどんどん下ってしまう。そして不測の事態になる。
 警察も精一杯の態勢で捜索しているはず。早くこの行方不明の親子が発見されることを願っています。

 村杉温泉からどんぐりの森へ向かい、菱ケ岳登山口を過ぎ更に登ると、終点から100mくらい手前に駐車場がある(駐車場は何箇所もあり)。
 身支度をしてどんぐりの森へ向かうと、橋の手前の左側にスキー場コース登山口がある。以前はここにはスキー場があり、子供が小さい時連れて来たことがあるが、その後営業を止めた。樹木伐採で裸になったゲレンデの植林も進み立派な森に変貌しつつある。
 
新緑真っ盛りの道を少し進むと正面の木に「三合目」と看板がある。

 
所々階段も設置してあってよく整備されている。

 
途中に「扇山キャンプ場」と刻まれた杭もあるが、植生復元で立入禁止になっていた。どんぐりの森のキャンプ場も水道が止められていて、あまり整備されてなく荒れていた。
どんぐりの森キャンプ場のすぐ脇には深い沢があり、柵はあるものの子どもを遊ばせるには常に目を離さないようにしなければならないため、利用する人が少ないためか。
周りがブナ林の広がるなだらかな歩き易い道だ。

 
変形した杉の有る所が五合目。その先一ケ所ロープの下がった場所を登る。
間もなく広場に出るが、そのすぐ先で出湯からのコースと合流する。
左が来た道、右が出湯からの道

ここから極端に荒れた道になる。出湯から烏帽子岩を通って五頭山に登るコースは昔から多くの人に登られているため、えぐれて岩がごろごろして大変歩きにくい。
途中「少年自然の家」への分岐がある。赤安山を通って松平山登山口へ下るコースだ。
当初遭難した親子が「赤安山と扇山に登った」と報道されたので、登山口が全然違うのにおかしいなと思っていたら、その後、松平山だったと訂正された。
左が来た道、右が少年自然の家への道
 
まもなく五ノ峰に到着した。見晴は良い。残雪の飯豊連峰がくっきりと見える。
五ノ峰山頂   残雪の飯豊連峰
 
登山道脇にイワウチワが満開になっていた。
四ノ峰、見晴しが良い。四ノ峰から松平山を望む。行方不明の親子はどこに・・・
四ノ峰山頂(縦走路からすぐ)(標識はない)   松平山
 
三ノ峰の避難小屋。10人位は入れる。中は割ときれい。


純白のイワウチワ。

 
二ノ峰。急斜面を少し登らなければならない。
二ノ峰山頂(縦走路から少し登る)(標識はない)
 
ここから前一ノ峰まで大きく下って登り返す。
前一ノ峰山頂
 
前一ノ峰から見た菱ケ岳。


前一ノ峰から更に先へ進むとようやく一ノ峰に着きます。
一ノ峰山頂。五頭山の三角点は、この先縦走路の途中にあります。
 
避難小屋まで戻って三ノ峰コースを下る。下るとすぐ三ノ峰山頂。
三ノ峰山頂(三ノ峰コース上にあります)
 
下山途中にはまだ残雪がたっぷり。足跡とピンクのマーキング頼りにルートを探す。残雪が多い時は要注意。稜線の登山道にも所々残雪がありました。松平山で遭難した親子も残雪でルートを見失ったのか?

 
途中にある「長助清水」冷たくて美味しい。(縦走路から1分)

下山したどんぐりの森へ下る「三ノ峰コース」は階段が所々設置されており、急斜面に滑落しないようロープで柵が設置されていた。