ブライトホルン登頂 Breithorn 4164m  登頂年月日 2007.07.23

 今日はマッターホルンのための、ガイドとの事前登山だ。これによってOKか否か判断される。
 場所はブライトホルンハーフトラバースに決まった。6時45分にヴィンケルマッテンのゴンドラ乗り場で待ち合わせだ。乗り場には、スキーを担いだ地元の子供たちが大勢いた。万年雪だから一年中スキーができて羨ましいな。
 約束の時間にガイドのウルス・レリアンとオフイスのT氏が来た。ガイドとゴンドラに乗りフーリでロープウェイに乗り換え、更にトロッケーナシュテックでロープウェイに乗り継いでぐんぐん高度を上げ、クラインマッターホルンに到着する。
 ところが辺りは猛烈な風が吹き、ガスって視界は全くない。建物の中で準備をして出発するも、悪天候のため当初予定のブライトホルンハーフトラバースは危険なため止め、ブライトホルン単独に変更した。
 スキー場の中を進みなだらかな広い雪原を1時間位歩くと斜度が増し、アイゼンを着ける。
 登っているときはガスって何も見えず分からなかったが、稜線に出て雲が切れると、いつの間にか両側がスッパリ切れ落ちた所を歩いていた。途中からルートを右にとり東稜を登ったようだ。
 山頂に到着すると反対側から人が登ってきた。ノーマルルートはそちらからのようだ。周りの景色が徐々に見え始めた。眺望は素晴らしい。でも、風が猛烈に強い。
 写真を撮り下山にかかる。ところがガイドは山頂から稜線を伝わずにダイレクトに下れと言う。
 かなり斜度がある雪面なので滑落しないようアイゼンを利かせて慎重に、なおかつ素早く下った。
 下方の平らな雪原に着くと、ノーマルルートから登る登山者が何パーティも連なっていた。ガイドと共にロープウェイでツェルマットまで下り、昼前にホテルに着いた。
 夕方オフイスのM氏から電話があり、ガイドがOKしたと伝えられる。ただ、明日は雨の予報(山では雪)で出発できないし、アタックするには雪があるので少しでも良い状態の最終日が良いと言われた。
朝焼けのマッターホルン ブライトホルン山頂
山頂にて 山頂からの眺め
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