浅間山 2568m 日本百名山
登山年月日 2007.03.17
所在地 小諸市と嬬恋村の境
01会の有志に誘われ出かけた。 ベースは北軽井沢のY氏の別荘である。 首都圏から総勢9名、前日は久し振りに会った仲間と話が弾み、夜遅くまで賑やかに続いた。 翌朝5時半起床、朝食を取り、峰の茶屋登山口へ向かう。この時期の浅間山は例年だとまだ雪がベッタリ付いているとのことだが、今年は少雪でほとんど地肌が顔を覗かせていた。 登山口から30分ほど幅広い道を行くと、小浅間山との鞍部に出る。雪は積もっているが、何とか道形は分かる。だが、温度が低いので凍っているため、スリップしないよう注意する必要があった。 次第にまだら模様に雪が残ったガレ場になり、雪の上を避け細かい溶岩の出ている所をたどりながら登る。 標高2000メートルを過ぎると、残雪が登山道を覆い始めたのでアイゼンを着ける。 この山は富士山と同じく樹木がなく、吹きさらしとなるため強風を心配したが、幸い風は弱かった。所々でこぼこな状態で凍っていて歩き辛く、雪面はガチガチでアイゼン無しだと登ることはできない。。 標高が上がるに従い、背後には小浅間山が眼下になり、その両脇には、浅間隠山と鼻曲山が姿を現す。更に妙義山もうっすらと見える。 急な長い斜面のトラバースになり、滑落しないようアイゼンを利かせながら慎重に登る。辺りは次第に硫黄の臭いがしてくる。 トラバースが終ると、岩や砂礫に覆われた平らな場所に出て、大休止。気温が低いが風が強くないのでそんなに耐えられない寒さではない。 山頂まではもうひと頑張りだ。 正面は急な雪壁なので、右側を回り込むように雪を拾いながら進む。山頂に近づくにつれ傾斜が増し、ようやく火口の縁に到着する。正面には四阿山が大きく望まれる。 火口は広く中を覗くと非常に深く高度感があって怖い。噴煙をあげている火口からは絶えず硫黄の臭いがしてきて長居はできず、記念写真だけを撮って早々に広場まで下って昼食をとった。 あとは斜面で滑落しないよう慎重に下った。 夜は山荘で豪快な焚き火でバーベキューをやり、翌日は尻焼温泉まで足を延ばし、川原の温泉にゆっくり浸かった。 |
浅間山 | 山頂にて | 火口を覗く |
戻る |