大行寺佛足跡の模様



卍花文相  

  大行寺型仏足跡(石)の特徴で
左卍、右卍が、それぞれ指先にあります。
  
大行寺開基・信暁学頭は
「卍花文相」を「吉相の相」と
述べています。

 
金剛杵相

  杵の形を表し
魔物を寄せ付けない法力を
 表しています。

双魚相


「双魚相」は「長生きの相」です。
お釈迦さまの足の裏に
生臭いとされる魚がいる理由は
二つあります。

@
お釈迦さまには547の前世があり
その最初が魚だった。

A
大きな爆発によって陸地の生物は全滅したが
水の中にいた魚だけは
生き残ったというインドの神話から
魚には不滅の生命力があるとされたから。
つまり、お釈迦さまが説かれた教えも
不滅だということを表しています。


宝瓶相

瓶には
宝のような汚れのない水と蓮華が
入っています。
これは、お釈迦さまが説かれた教えが
私たちにとっては宝だということを
表しています。


法螺貝   

小さな口に吹き入れた息が
法螺貝を通して広がり
遠くまで届くことから
お釈迦さまが説かれた教えが広がり
遠くまで届くことを「法螺貝」は
表しています。


千輻輪相

  

  足裏の中央にある輪形の相(千輻輪)。
 お釈迦さまの特徴を、
 見てすぐ分る「三十二相」と
 微細な「八十種好」で表した
 「三十二相八十種好」のひとつの相で
 「足下二輪相」ともいわれています。

  
梵王頂相   

かかとのところにある「梵王頂相」は
須弥山に雲がかかり、世の中が暗くなった時
お釈迦さまがあらわれ、佛法僧の三宝を説かれ
その内容が世界中に広まったことを
表しています。