●NAOTO KINE 〜青年の出張〜 Talk&Live番外編●
ライヴハウスってやつに初めて行きました! 大阪 M-CUBEでのライヴです。 (2001.9.22)
さて、やたらとライヴ付いているナナです。今年で…9本目?(笑) この週2本目です。ちなみに年内にあと3本は行く予定です…(後に4本に変更)。
木根ちゃんのトーク&ライブは、かれこれ4年前に一度行ったことがありました(調べるとそれは1997年のTalk&Live Vol.3だったと判明。生まれて初めて行ったライヴでもあります)。このときのパンフとかどこやっちゃったのかなー、確かベースが日詰さんでギターが葛Gで(葛城哲哉さん)、バイオリンの女の方がいてその方が「REMEMbER ME?」の朋ちゃんパートのコーラスを頑張ってらして、大阪会場でのゲストがものすごく渋くて「大阪で生まれた女」とか歌ってくれたような記憶があります。

で、今回はキョードー大阪からのダイレクトメールに引っかかりました。木根さんとウツのライヴ案内を見てたら「春にライヴにたくさん行ったけど(そりゃあ行ったよな…)、今年の夏は一個も行かなかったから淋しいわ、体持て余しちゃう、出来ればTMかてっちゃんのライヴに行きたいけどないし(うっかり直前にあって行ったけど)、それじゃあソロが決定してるウツか木根さんどっちか行こうっと、じゃあやっぱ木根さんかな!」と思っているところへ、高校時代からのTM仲間G氏より偶然連絡があり、トーク&ライヴの話になってチケット購入決意。後日、やっぱりウツも行きたくなってチケット押さえるのに奔走するんですが。
一般よりはほんの少し早いだけの先行予約だったので、整理番号は250番台。
会場が心斎橋だから、と直前までハニィとすぐ近くの難波でテルチカ(元野猿・現Will Call)の色気について某ファーストフードで語り、イカレた頭でうっかり魅惑のHyperJoyで熱唱。すっかり野猿一色になって何故か心斎橋へ行くことになったのでした。でも楽しかった、ありがとうねハニィ。

難波から心斎橋までは歩いて10分くらい?なのでG氏とともに「今日の木根ちゃんはどれだけ喋るのか」「何を歌われたら我々はいちばん爆笑するか」などを話し合う。前者は「半分以上」、後者は「思い出はクレセント」に決定した(笑)。G氏はナナよりもTMに対して思念が深く、師匠と呼ぶべき立場である。そんなG氏は木根尚登ソロデビュゥシングル「泣かないで」に心奪われてTMにまでさかのぼったという、なかなかに屈指の存在だ。木根さんに影響されてキーボードを独学で始めたのに、TMではギターを弾いていてかなりショックを受けたそうだ。途中で大きな楽譜屋さんに寄ってみたり、楽器屋さんでしこたま「GIRLFRIEND」を弾くG氏のとなりで歌ったりしながら、心斎橋に到着。アレ、会場どこだっけ??
ナナ「…(地図で確認)…ごめん、さっきガールフレンド弾いてた楽器屋さんの上だったみたい」。
ほんとゴメン(笑)

花束抱えたお姉さま方があふれる1階CDショップ。地下は楽器屋さん。そんなところの3階にM-CUBEはありました。楽器屋さんの入り口隣で「英美ちゃんにギター教えてもらいたーい!」と盛り上がる方たちに耳が向く我々。
「ふふ…いるよ、サポートメンバー大好きな人が!!(ほくそ笑み)」
今回のライブ、実は直前までふつうのトーク&ライヴだとナナは思ってました。ところが直前にMAGNETICA(ウツの公式ファンクラブ)から勝手に届いた『88新聞』というものによると、なんと今回は番外編という名前。しかもよく読むと、
「サポートメンバーは、生ギターとコーラス担当の山本英美だけ。『(中略)今回は自分でギターを持って、列車に乗ったりするつもり』(以下略)」
などというとんでもなく小規模コンサートであることが書かれていた。一体どうなるんだ?!

階段からずらりと整理番号順に並ばされて、時間少しすぎてから開場。ああ、ドリンク券を買うのなんて初めてだ! それどころか、開場の入り口がドアひとつってことも新鮮だ! ライブグッズって売ってるのかな? どこに? …と思ったら、狭いロビーのフロアへの扉前にある机ひとつがグッズ売り場でした。売ってるのはパンフ(ブックレット。べーあんの撮った写真も入ってるらしい)とピック付き原稿用紙と、「浮雲」のサイン入りCD! 欲しいー!!
「オレCD買う」とG氏、サイン入りCDゲット。ああ、あたしここで買ったらアルバム2枚同じのがっ! それよりもピックが欲しいー!!! でも原稿用紙いらない、うーん、悩む。とりあえずドリンクカップを持って会場入りが先だ。何せ指定席じゃないんだ!
意気込んで飛び込むとそこは立ってる人がずらり。オールスタンディング?! 会場は高校の講堂くらい。体育館なんかよりもずっと狭い。キャパは300人くらいか?これでオールスタンディングだとナナはちっこいが故に見えないな…、あ、違う。前半分は椅子がびっしりあるじゃん。ナナの番号は遅かったのでもう椅子は全部埋まっていました。椅子の後ろから立ち見で3人目くらいが前に詰める限界、かな。それでも代々木体育館の最前列とそう変わらないくらいステージが近い。ステージ自体が50センチくらいしか高さがないし、その数十センチ先にすでに椅子が置いてある。す、すごすぎる。すごいよライブハウスって!

椅子がふたつ置いてあったので、どっちに木根ちゃんは座るのかな?と思っていたら向かって右側。左側に、先に出てきたのが英美ちゃんでした。そして木根さん!
まずは軽く3曲ほど。えーと何の曲をやったかは全く覚えていないのでそういうのはどこか別のところで見てください(酷)。トークを挟んでは2〜3曲、というペースですね。「冬の花」「橋はどこにあるの」などなど、ソロのシングルをメインにやってくれたような気がします。あと「見知らぬ街」のアルバムからとかかな?
トークはものすごく快調のようでした(笑)。ここまでの会場での話、「今日のかなり(客席が)近いけど、一昨日の京都はすごかったね! もう目の前にいたもんな!」「昨日は神戸のホテルで泊まってて、旅続きだったので朝起きたときにどこに泊まってるのかわからなくなった」「朝は梅田のHEP5で観覧車に乗ってきました(各地方で、そこでしかできないことをいろいろやって移動してきているらしい)」などなど。ああ、難波でカラオケでなく、梅田で観覧車乗ってくれば良かった!!! 木根さん、新幹線で移動するときに、ビルの谷間から見える観覧車が「変な場所にあるなあ」と以前から気になっていたので乗ってみたとか。ちなみに、マネージャと男二人で乗ったそうで(笑)。英美ちゃんはお買い物してたとか。ちなみに英美ちゃんは、翌日の日曜日にこの近くの会場でソロライブがあるのでした。
何曲目だったか、木根さん「ハーモニカ持ってきた人は吹いてね」と言い出す。んん?「まあ話しますと以前、他の会場で『これから演奏する曲は後半に、僕と英美でハーモニカバトルみたいな、掛け合いをするところがあるので、良かったら皆さんも楽器持ってきて参加してください』って言ったら、次の会場で本当に持ってきた方が何人かいまして」。でまあ、恒例になってしまったそうです(笑)。神戸でも京都でも、そしてこの大阪でもハーモニカ持参の方が何名も! 英美ちゃんの前あたりに座った方たちが多かったかな? 「持ってきた皆さん、一緒に吹いて参加してください」。
で、曲が始まって、最後の方に木根さんと英美ちゃんのハーモニカバトルが始まって。この曲がまた格好良いんだ!(そのくせタイトルとか全然覚えてないあたりが適当だなあたし…)曲の最中には流石に吹けなかった人がほとんどらしく、曲あとに木根さん「簡単だからみんな吹いて、吸ったり吹いたりするだけなんだから、適当に」とか言い、英美ちゃんが「さんはい!」としきって会場だけに吹かせてくれたり。マイクも観客の方に向けて長く差し出してくれて。
次に大阪来たときにみんなで演奏会しよう!という話になって、「12月にまた来るじゃん!」と気付いた木根さん。
「ハーモニカ、みんなCのやつでね」と木根さん。「みんな意味わかる?」
「そう、ハーモニカは音が決まってるからそれぞれの音階のがあるんだねー、一般的なのはCのやつだね」と隣でG氏がつぶやく。ああ、音楽やってるだけ有るわ。
ハーモニカをみんなに吹かせて木根さん、「格好良く吹くのって難しいんだよね」。みんなの顔が変だったんだろう。

途中で「浮雲」の話があり、「本当はフルアルバムにしたかったんだけど、時間がなかったので、だけどこの番外編ツアーに新しいアルバムを間に合わせたかったので2枚組ミニアルバムにして、2枚目は11月発売、という形にしました」。ってずっこいじゃーん(笑)儲けが出るじゃんその方が! 「そしてその2枚目は浮雲の裏にセットするところがありますのでそこに入れていただいて、ジャケットの方は、これ(浮雲)だけだとなんだかよくわからないものに見えますが、次のやつをここに重ねて入れていただけると、ひとつの絵になって見えるという…」(おお〜という観客)「別にこれ、急いでたから適当に描いたのでこんな絵ってわけじゃないんですよ」。そして「2枚組にしないで別々に出したのはその方が儲かるからって訳じゃ決してないんで(笑)」。
客席「木根さーん、悪魔のしっぽが見えるよー!」
木根さん「それは小室哲哉でしょうが!」(笑)。
あの人は本当にもう、それに比べれば俺なんかいい人じゃん、と木根さん。
あ、英美ちゃんのコーナーは「年下の男の子」でした。
「毎回このコーナーが一番盛り上がるんです」と木根さん。そ、そんなぁ!
しかし、今までの会場で歌ってきた曲のラインナップがすごい。ピンクレディーとか松田聖子とか、そして今回キャンディーズ。見事に高音女性曲ばっかり。

アンコールには「GIRLFRIEND」を演奏してくれました。
「どの会場でも言っていることなんですが」と、直前に起きたニューヨークでのテロの話をしてくださいました。それこそ、ドラマや映画みたいなことが現実に起きて衝撃を受けたけど、僕らミュージシャンには音楽を通して平和を訴えることしかできない、できることをやろうという気持ちでいっぱいだ、というようなお話(だったはず)でした。
で、締めの曲は「りめんばみ」なのよね! やっぱりこれ好きだわ! 大丈夫、英美ちゃんのコーナーより盛り上がってるから!(笑)

ライブの後、どれぐらいステージが近かったのか見たかったので、客が出はじめた時に一番前に行ってみました。
目の前です。これじゃ表情とか爪どころの話じゃないです。目尻の皺まで見えそうです!
アンプとかスピーカとかをスタッフの方が片づけていらっしゃいます。木根さんの使っていたマイクスタンドに、使わなかったピックが残っています! オレンジのやつ! 欲しい!
(ライブ始まってすぐに木根さんは、譜面台の真下に座ってしまったお姉さんに「見えなくてごめんね。そんな貴女にはピック1枚」と手渡してあげていたのでした。)
木根さんの足下にスピーカには、曲順表と進行を書いた紙が一枚、透明のファイルに入れて立てかけてありました。…あ、1曲カットになってる。途中で真剣に木根さんが英美ちゃんに囁きかけた場面があったので、きっとこの打ち合わせだったんですね。
「あっ、この曲やらなかったですよね、私これ大好きなんですよ!」と、隣で偶然同じものを見ていたお姉さんが仰った。あらら、残念。
「大阪は元々1曲少なかったのに、さらにカットしたんですね」と別のお姉さん。この人はほかの会場も行ってらっしゃるんでしょうね。
英美ちゃんの座っていた隣に置いてあった小さなテーブルにはステージ下からでも余裕で手が届きました。そこには小さい卵形のマラカス。何かの曲でそういえば使っていました。それを触って遊ぶお姉さんたちもいらっしゃる。スタッフの方に「楽器と機材は触らないでください」と言われて、彼女たちも私も、スピーカなどから離れました。
「そのピックください!」
マラカスを触っていらっしゃった方が、さっきナナが見てた木根さんのピックを指さしてスタッフに訴える。少し渋った後にスタッフさん、3つだけそこにたかっていたファンにくれた。ああん、ナナははずれ(泣)。
「なくなっちゃうんでこれだけで…」とスタッフ。ううう。
ロビーに出た後で、そのお姉さんたちに話しかけて、ピックを見せてもらいました。
オレンジで、木根さんのグラサンの絵が描いてる柄。グッズで売っているピックは、オレンジのやつはロゴで、グラサンの絵は黒いやつに描かれていたので、同じやつじゃないのですね。
ありがとうございましたー、とお礼を言ってお姉さんと別れ、原稿用紙とセットのピックを購入するあたし(笑)。だって欲しくなったんだもん。

「12月、ハーモニカ持ってくるから!」と叫ぶナナ。
でも今度はハニィと行くかもしれないなー。
そうしてほったらかしていたG氏と心斎橋を後にしたのでした。
まさかその2週間後、同じ心斎橋で某アーティストの握手会があるとは夢にも思わず。

木根さんの歌は、すごく好きです。
曲自体はやっぱりてっちゃんファンなので、もっとテンションの高いやつの方が好きかも。でも、歌声がすごくかわいいんです。さらに、生歌がうまいんですってば! そういう耳はあまりよくないと思うけど、でもうまいよ多分! そして生のギターの音がすごく心地よいです。英美ちゃんは声が高いのでハモリがすごく素敵。
12月のTalk&Liveも行こうっと! ハーモニカ持参でね。

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