●●●フューエルシステム●●●


VIVIOの燃料タンク容量とメーター表示

VIVIOの公称燃料タンク容量は32リットル。ECVT車の場合、
NA、SOHC MSC共に1回の給油で350q程度の走行が平均的な目安です。
平均燃費は11〜14L、走行条件にもよりますが、公表10・15モードと比べると、
あまり良いとは言えないですね。S/C車の方が燃費は良くないのですが、
これはあくまでエンジンを回した場合で、大人しく走っている分にはNAと殆ど同じです。
しかし、燃費に関しては流石にMT車にお乗りの方が羨ましいです。
それはともかくとして、運転席のメーターパネル上の表示されている燃料系が、
どう考えても設計不良。これがほとんど不良品レベルなのです(笑)。
走行中のアクセルオンオフや路面の傾斜で、ころころと針の位置が変化しますし、
5つに等分された目盛りも、残ガソリン量的に等分に示される訳ではなく、
読みこなすにはかなりの慣れが必要。感覚的には5つの目盛りの上下に、
更に1つずつ目盛りがあると想像してください。
満タンは上の目盛りを越えて、もう1目盛り分弱上、
ガス欠は下の目盛りを下って更にもう1目盛り分弱下。
実際、もうガス欠だろうと踏んでからも、走ること走ること、
いつまで経っても燃料警告灯は点かず(実は警告灯無いそうです)、
しびれを切らして入れたときは29リットル。あと3リットルも余っていたり。
こんな経験は何度もしています(笑)。5つの目盛りも、残量がそれぞれ

28リットル
23リットル
19リットル
15リットル
10リットル

正確ではありませんが、大体こんな様な印象です。
下の目盛り位置で給油したら20リットル以上入ったり(汗)。
その位置をそれなりに下回ってからの給油でも、
25L前後までしか入らないのが普通(この位の給油量が普段多い)です。
特に真ん中3つ付近レンジでの針の落ち方が激しく、
短期間に極端にがくんと来ますので、上記の等分もかなり怪しいですけど(汗)。

燃料偏りでのガス欠

VIVIOの構造欠陥の一つに、燃料が走行中に偏り、
右コーナーでガス欠症状を起こすことが言われています。
その為、常に満タン状態をキープしている方もいらっしゃる程です。
ところが、私の場合はECVTで全開回転数が低いせいなのか、
乗っているのがD型とE型で最後期に属するモデルだからか、
この様な経験をしたことは一度もありません(^^)ゝ。
これはドライビングスタイルのせいなのかしら?
走り方が大人しいのかなぁ・・・自分では余りそう思わないけど。
走り方を変えたら問題が発生しなくなった方も、中にはいらっしゃるみたいですが。
私はコーナーで常にアクセルをほんの少し煽ってますからねぇ・・・。
進入前にブレーキングを済ませ、コーナリング中は徐々に加速するスタイルの、
姿勢変化を押さえて、突っ込みよりも脱出スピードが命の走り方です。

ちなみにE型以降では上記問題が起き難くなる様、
燃料タンクの構造が改善されているらしいです。

フューエルポンプ

VIVIOの特徴こ一つに、フューエルポンプからの異音があります。
NAとS/C付ではポンプの燃量圧力が違うのですが、
S/Cモデルの場合、リアシート下の燃料ポンプから、
小さな音ですが、常にキーンという高周波が出てるのですね〜(´Д`;)。
個体差もあるのかも知れませんが、これがアイドリング中等に結構煩いのです。
NAのmille-feuileでは発生しませんでしたので、MSC車を購入したときは、
最初不良品かと思った程です。結局シートを剥がして燃料ポンプ上部に、
30p四方×5mm厚のソルボセインシートを貼りましたが、
周波数が高いせいか焼け石に水。この問題は事実上泣き寝入りです。

フューエルフィルター

目詰まりを起こすと困るので、通常は手出しできない以上
ディーラーでの車検等定期整備時に交換して貰いましょう。
メーカー推奨交換時期は60000q(キャブは40000q)です。
これも敢えて早めに換えた方が良いかも知れません。
既に燃料ラインの汚れが酷い車両の場合、添加剤や燃料の種類によって
一度に剥離した汚れが急にフィルターを詰まらせることもあり注意が必要です。

フューエルキャップ

VIVIOの一部ロットの話ですが、燃料タンクの構造に問題があり、
タンク内の圧力が上昇して、最悪燃料漏れを起こして火災に繋がる
危険性があるらしく、メーカーから正式なリコールが出ています。
該当車種はフューエルキャップを無償で対策品へ交換することで
リコールに対応しています。トラブルロット私のBistroでも、給油時などに
キャップを開けると、結構内圧が掛かっていてプシュ〜となります。
これは正常範囲内なのだそうですけど。