吉祥紋様で描かれた深川の特徴的磁器

白き磁肌に遊ぶ丸紋は、西洋のドット模様を連想させモダンな印象を与えます。また、丸紋に丹念に描かれた5つの絵は、古来からの吉祥紋様である四君子「蘭、竹、菊、梅」と、その永続を意図した「青海波」を赤絵付けしたもので、その華麗な色合いはお料理を華やかに引き立ててくれます。お祝いの気持ちが伝わる器です。

日本人は、使い勝手の良い皿として八寸を昔から使いこなしてきた。洋食器に無い独特な寸法ゆえに料理が落ち着く。朱赤(あか)の八寸皿は、元気が出る。食材より圧倒的に強烈な色彩であるが、料理に活力を与える。フランス人のシェフはこぞってこの皿を取り上げる。理由は、食欲をそそる色として赤や朱赤が欠かせないからだそうだ。深川製磁の赤絵が、100年前から欧州でも人気があったのもこの辺に理由があるのかもしれない。