クラシックコンサートへの誘い
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知って便利なクラシックコンサートでのマナーや、楽しむためのヒントなどを掲載しました。
コンサートを探す
- いつコンサートがあるか調べるには、開催されるホールに行ってみるのが一番手早いでしょう。そのホールで開催されるものはもちろん、他のホールのものもポスターやチラシが置いてあります。
- もし、ホールに近くない場合には、電話で問い合わせても教えてもらえます。またホールによってはコンサート・カレンダー(予定表)を作っているところもありますので、その場合は実費で郵送してもらえます。
- CDショップやプレイガイドでもポスターやチラシ、予定表などがあり、色々なホールの情報を知ることができます。また、コンサートに理解のある喫茶店などでもチラシ等を置いてあります。
- その他、音楽雑誌(音楽の友など)では全国のコンサート情報を知ることができます。また、コンサート情報のホームページもあります。
チケットの入手
- CDショップやプレイガイドで購入するのが一般的ですが、ポスターやチラシにはチケット取り扱い場所が掲載されていますので、それらの場所でも購入できます。
- 開催されるホールでも取り扱っている場合もよくありますので、問い合わせてみましょう。また、チケット・センターがあるホールでは、電話での予約や郵送にも応じてくれます。
- チラシには、主催者の問い合わせ先が記載されていますので、そこに問い合わせても購入方法を知ることができるでしょう。
チケット購入時の注意
- 購入したチケットは再発行してもらえません。なくさないようにしましょう。
- 公演が中止にならない限り、チケット代金の払い戻しはありません。
急な用事が入ったり、急病だからと行けなくなったとしても、もちろん返却には応じてもらえません。
- 座席指定の場合、購入後の座席の変更はできませんので、よく確認して購入しましょう。
客席のベストポイント
- 中央の席がいいと思いがちですが、意外と横の壁に近い席の方が良い響きに聞こえます。
クラシックは生の音をホールに響かせて聞かせるものなので、横の壁からくる反射音が重要になります。一般的な多目的ホールでは、この反射音が比較的少ないため、横の壁に近い席の方がこの反射音を得やすくなるので、良い響きで聞こえることとなります。また、残響が多く良い響きがすると言われる「シューボックス」(長方形のコンサートホール)形式のホールでも、中央より横壁に近い席の方が豊かな響きで聞こえます。
- 前後の関係では、少し後ろ気味の方が良いホールの響きを得やすいでしょう。
もちろん前側の席は演奏者を間近に見ることができますし、響きも生の音になり臨場感あふれる演奏を聞くことができます。逆に後側になると、演奏者は遠い存在となりがちですが、ホール全体の響きを得るにはいいかもしれません。
- しかし、それぞれのホールによって響きはまちまちですので、何度もコンサートに通って自分のベストポイントを探してみてください。
特にキタラホールやサントリーホールのようなワインヤード形式のホールでは、それぞれの座席毎に楽しみ方が色々ありますので、コンサート毎に席を変えてみるのもコンサートの楽しみ方のひとつです。