虚空蔵菩薩(三十三回忌) 普明山法立寺 「成就院」(真言宗大覚寺派)
御真言;おん ばざら あらたん のう おん たらく そわか
智慧と福徳とが虚空(大空)のように広大無辺であるということから名付け
られた。虚空蔵菩薩は大いなる慈悲の心を持ち、生きとし生けるものを
危険な厄難から救い、どんな重い罪を犯したものに対しても救いの光を
さしのべるといわれている。一般的は宝蓮華座に座り、頭に五仏の宝冠を
いただき、左手には宝珠を乗せた蓮華を持ち、右手に宝剣を持っています。
また十三仏信仰の最後の十三仏に位置し、江戸時代男女十三歳になると、
三月十三日を中心に虚空蔵菩薩に参拝し、智慧を授けてもらい、厄除けを
祈願し福徳を願っていました。
長谷寺を出て、極楽寺へ行く途中にある成就院に向かう。ここも鎌倉観音21番札所でもある。
ここの山門へと通じる階段を上る途中、背に見える海の景色は何ともいえる景勝である。
山門にはいると法事があるらしく人が大勢いたので、朱印所で朱印をお願いすると、15分位
待って欲しいとのことなので、境内で待つことにした。山門外にある縁起案内を見ると、虚空蔵
菩薩は境内にはなく、成就院の前の道の反対側の堂に安置されているとのこと。よく見ると
確かに道の向こうに白旗が立っているお堂が見える。朱印所に行き、朱印帖を頂き、極楽寺を
先に回り、虚空蔵堂に行く。虚空蔵菩薩と書かれて白旗がたなびく階段を上り、お堂の行き
参拝させていただく。参拝を終え、次の寿福寺に向かう。