勢至菩薩(一周忌) 泉谷山 「浄光明寺」  (真言宗泉涌寺派)    


鎌倉十三仏に戻る

御真言;おん さん ざん ざん さく そわか
浄土教信仰のご本尊は阿弥陀如来で、その脇侍として観音・勢至両菩薩が並び
阿弥陀三尊といわれています。観音菩薩は慈悲の表れ、勢至菩薩は智慧の表れ
といわれて広く信仰されてきたが、観音菩薩と違い、独尊として崇拝の対象となる
ことはまれである。しかし勢至菩薩は智慧の光をもってあまねくすべてのものを
照らし、あらゆる悩み苦しみを取り除く最上の力を持ち、たとえ重い罪を犯したと
しても必ず阿弥陀如来の西方浄土への安楽な往生に導く役割を持っている。
形は左手に蓮華の花を持ち、右手は親指以外を曲げられた姿で、頭の王冠に
水瓶をつけているのが特徴である。
海蔵寺を出て、JR横須賀線をくぐり浄光明寺に向かう。ここも鎌倉観音25番目札所である。
山門を入ると左側に本堂と間違えそうな客殿があり、客殿横を進むと阿弥陀三尊を祀る
収蔵庫がある。参拝し境内に戻ると、本堂横に勢至菩薩の像が外にも祀られている。
この菩薩像には「鎌倉十三仏 勢至菩薩」の名札がつけられている。朱印所に行き朱印を
頂き、円応寺に向かう。