薬師如来(七七日) 扇谷山 「海蔵寺」  (臨済宗建長寺派)    


鎌倉十三仏に戻る

御真言;おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
薬師如来はさまざまな難病に悩む人々を救って下さると言うことで、古くから信仰を
集め親しまれてきた。そのため「大医王尊」「大医王仏」などとも呼ばれている。
薬師如来の十二の大願のなかの一つに「除病安楽」とあり、これがどんな病気でも
取り除いて治すというものであった。他に衣食を満たす、悩みを解決する、地獄へ
堕ちないように導いてくれるというものがある。お姿の大きな特徴は左手に乗せら
れた薬壺(ヤッコ)を持っていることである。また薬師三尊と言い脇侍として月光・日光
両菩薩がおり、十二神将を従えている。
寿福寺を出て、その前の道を進み海蔵寺へ向かう。ここも鎌倉33観音26番目でもある。
夏来た時には境内に通じる階段が萩の葉で覆われていたが、この時期にはまだ無く階段も
容易に上ることが出来る。境内に拝観料を入れる箱が置いてあるので100円を入れ、薬師堂に
行く。本堂左手前にある。こちらの薬師様は啼薬師、児護薬師とも呼ばれ、薬師像の胎内には
もう一体の薬師様のお顔が納められていて、拝観出来るのは61年に一度とのこと。
薬師様の両脇には月光・日光菩薩が安置され、その廻りには十二神将が並んで安置されている。
朱印所に行き朱印を頂き、浄光明寺に向かう。