粋狂いな人々・弐式

スーパーロボット大戦・涅槃 オリジナル機動兵器


T オリジナル機動兵器 味方サイド

RTX-010-03EヒュッケバインMk-U 【エトランゼ】

 連邦軍から研究用としてヘムルート社が預かっていた最後のヒュッケバインMk-Uのカスタム機。ケンゾウ・コバヤシ博士の開発したB-LINKシステムを搭載し、常人では扱えないほどのレスポンスの速い機体。ATX計画責任者マリオン・ラドム博士と風伯所属ユゼフ・ヴェルトフ整備長によりチューンされている。特注の操作システムPSF(pursuit operation system with finger)を採用。操作自由度と操作難度が格段に増している。左腕には5連チェーンガンを固定武装として装備。背中にはシシオウブレードの柄部分に大型のロシュセイバーを取り付けたオクスタン・ブレードを収納。腰部分には左右に折畳式でGインパクト・キャノンの威力を下げたGストライク・キャノンを2門装備。武装に至っては(極端だが)近・中・遠と死角のない機体に仕上がっている。両腕がフリーなので武器の携行も可。装甲は特に強化されていない。だからではないがスピードもかなりある。完全にセツヤ用のチューンであり、他のパイロットには操縦が不可能なため『よそ者』という意味をこめてエトランゼと言う名がついた。白いカラーリングをメインにダークグリーンとライトブルーのカラーはそのまま。蛇足だが、この機体を見たカーク・ハミル博士曰く『この機体に乗れる人間を人間とは認めるわけにはいかない』とのこと。


PTX-010-03EヒュッケバインMk-U 【エトランゼ・遠距離戦使用】

 撃墜されたエトランゼを収容した羅螺博士が勝手に修復した。元はデータ採取用に収容したのだが、それが全く意味を成さないほどに極端な機体となっていたために彼の興味本位で自分なりにカスタマイズしてしまった格好。テスラ研に全く伝手がないためにオクスタンブレードの修復を断念。そのために中、遠距離に主観を置いたカスタマイズになっている。中身は多少のパワーが増強されているのみ。オクスタンブレードの排除により背中に取り付けたウィングに武装を集約した。ビームのエネルギー翼を展開することでそれがシールドにもエッジにもなりえる。また、ウイングからの延長線という形でGストライクキャノンを再装。腕には固定式のロシュセイバーが付いている。また、腰部分にはビームアンカーが装備されている。改善か改悪かは微妙なところ。高威力の武装はサイサリック・バスター。見事に遠距離専用に換装されている。


ローブ・ロン 【エクセス】

 風伯側で鹵獲したローブロンをネージュ仕様にユゼフ整備長が真田博士の案を元にカスタムした機体。ネージュの人並みはずれた体質を十二分に生かせるような設計。リミッターをパイロットのためではなく機体のために設定しなおし、補助エンジンブースター内蔵シールド・風牙を装備。更には風牙に収納できる形で小型マシンガンにビームソードを内蔵したロレンツォを2器装備。近、中距離を念頭に置いたかなりピーキーな機体。あまりにも過剰なためにユゼフがセツヤのエトランゼに対して『エクセス』と名づけた。かなりネージュは気に入っている。カラーはライトブルー。


U オリジナル機動兵器 敵サイド

BPP-03 【ローブ・ロン】

 新興の武器会社であるシュライバー社がM&Aによって宇宙作業用の機動兵器開発会社であるゼファー社を買収して生まれた会社でローブ・ロンはそこの初の量産機。通称HDS(High mobile basic space suit in various environments)と呼ばれる。シュライバーの元々が武器社であったことからカスタマイズの豊富さとその簡易さが最大の売り。ローブ・ロン自体に固定武装はなく、すべてがカスタマイズ可能。もちろん、テスラドライブが標準装備されているために量産型のヒュッケバインマークUと同等かカスタマイズによってはそれ以上の機動力も発揮する汎用機。





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