ど、どうしよう・・・っ

ターナの心臓はこれまでに無いほどドキドキと音を立てていた。
今は夜で、男の人など入ったことの無い自分の部屋に・・・・エフラムと2人きり。
火照った頬に手を当てると、自分の体温の高さを実感する。

「へー、可愛らしい部屋だな。」
「そ、そう?」

エフラムがまじまじと見ているのはベットだった。

「天蓋なんてはじめて見たな。エイリークはこういうのにがてだから」

というと、天蓋の柱に手を添えた。



「ターナ」

びくり、と肩が震えた。

「ターナ、おいで」

ターナ以外誰も見たことの無い甘い笑みで手を差し伸べられたら、逆らえるはずも無く・・・・ターナは大人しくエフラムの手に自らのを乗せた。
途端、ターナはエフラムに強く引っ張られ、ベットに腰掛けたエフラムの腕の中に身を沈めた。

「ターナ、遊ぼう」
「あそぶ・・・?」
「そう、」

いやらしい遊び
と耳元で囁かれ、ターナはちいさく身じろいだ。

「な、え、エフラム・・っ」
「嫌だといっても、やめる気は無いけどな」

エフラムは意地の悪い笑顔を浮かべると、ターナを軽々と抱き上げ、ベットに押し倒した。

「や、嫌だわエフラム・・・っこの部屋ではしたくないのっ」
「どうして?」
「どうしてって・・・やんっ・・・」

気が付くとエフラムの手はターナの胸をゆっくりと擦っていた。

「初めてじゃないんだ・・・平気だろう?」
「で、でもそれは・・・全部エフラムの部屋だったじゃないっ」

ぎゅっとエフラムの手首を掴み、抵抗するターナをみて、エフラムは眉間に皺を作った。

「・・・どうしてだ?どうしてこの部屋でするのがいやなんだ?」
「・・・教えない」

ぷいっと頬を膨らませそっぽを向いたターナに、エフラムは眉間の皺を深くした。

「なら、廊下でするか?」
この部屋が嫌なら、俺はそれでも構わないとまで言うエフラムにターナは目にうっすらと涙を浮かべ抗議した。
「それはもっといや!!!」
「ならこの部屋が嫌だという理由を言えよ」

エフラムがゆっくりとターナの髪を撫でると、ターナはふと視線を外し、ぼそぼそと理由を話し始めた。

「だ、だって・・・」
「だって?」
「こ、ここでそんなことしたら、毎晩このベットで寝るたびに・・・その、」
「寝るたびに?」
「お、思い出しちゃうじゃない!!!」
そんな恥ずかしいこと、態々思い出したくないわ!というターナを見て、エフラムはつい噴出してしまった。
「な、なによっエフラムのいじわるっ」
「悪い悪い、でもな」
「え?」
「それを聞いたからには、余計したくなった」
「え、ちょ・・んっ」

今度は抗議を申し立てる前に、ターナの唇はエフラムに塞がれてしまった。
ねっとりと絡ませられた舌は、意思に関係なくエフラムに良いようにされてしまう。

「ふぅ・・・んっ」

角度を変えるたび自分の口から漏れる声に、ターナは顔を真っ赤にした。
同時に、何時の間にか服の隙間から入ってきていたエフラムの手が、ターナの胸を良いように揉む。
下着をずらされ、中心をカリッと引っかかれると、ターナはびくりと身を震わせた。

「ゃんっ、え、えふらむっ・・・イや、嫌って言ってるじゃないのっ」
「イやっていわれるほど、燃えるんだよ、こういうのは」

にやにやとしながら首筋に吸い付くエフラムの頭にターナは手をかけた。

「だ、ってぇ・・っ」

散々ターナが騒ぐと、エフラムは全ての動きを止め、身体を起こした。

「ターナ・・・」
「な、に・・・?」
「俺が嫌なら、突き飛ばせばいい。」
「え・・?」
「そしたら俺は、諦めて自室に戻るが?」
ターナの藍色の髪を掬い上げ、エフラムはそこに口付けを落とした。
ターナは乱れた息を整えつつ、未だ乱れていないエフラムの服をきつく握った。
「そ、そんなのずるいわ・・・っ」
「ずるい?どこが??」
「エフラムは・・・あたしがそんなこと出来ないの知ってるじゃない・・・っ!」

ターナの言葉を聞いたエフラムは、にやりと笑みを浮かべた。

「ではターナ、今夜は俺とたっぷり遊ぼう?」









「やぁ・・・んっあぁっ」
「ターナ・・・」

乳房に唾液を絡めきつく吸われるたび、ターナはビクりと身を跳ねさせた。
エフラムはそんなターナの様子に笑みを浮かべながら、もう片方の乳房を空いた手で愛撫した。

「お前は胸の感度が良いからな・・・」
もっと良くしてやる、とエフラムが言うと、ターナはエフラムの頭部をぎゅっと抱きしめた。

「そ、それ以上したら・・・変になるのぉっ」
「それは結構、もっともっと変になれ」
「あぁっ・・・」

ターナのどんな小さな反応でも、その一つ一つがエフラムにとって嬉しいものだった。

ターナと深い口付けを交わしつつ、身体のラインをなぞりながらゆっくりと下肢へ手を滑らせていくと、ターナはまたビクリと身を震わせた。
足の付け根をゆっくりと撫でる。

「ゎ、あ、くすぐったいわ・・・」
「ん、」

エフラムはちゅっとターナの額にキスをすると、下着の上からやんわりとその割れ目を撫でた。

「ひゃぁ・・ぁっ」
「・・・濡れているな」
「や、い、言わないでっ」

きゅっと強く目を瞑りながら熱い息を吐くターナを見て、エフラムは満足感を得る。
下着をずらし、隙間から指を差し込むと、ターナはさらに反応する。

ゆっくりと指を沈めると、ターナのそこはきゅうきゅうと喰らいついて放さない。
それどころか物足りないといった風に収縮を繰り返す。
その反応に気をよくしたエフラムは、指を沈めたままターナの上に覆い被さった。

「ぁん・・、エフラム・・?」

「ターナ、好きだよ。早く・・・早く俺のところに来い。」

途端、ターナは顔を真っ赤にしたが、どうしてか、エフラムを愛しいと思う気持ちが止まらなかった。

「エフラム・・・行く、行くわ・・・っあたしエフラムのお嫁さんになるのっ」
ぎゅっとエフラムの背に腕を回すと、エフラムはびくりと身を震わせた。

「ターナ、悪い。」
「へ・・・ひゃぁっ!!!」

いきなりエフラム自身を挿入され、その圧迫感にターナは身を反らせた。
大して慣らしもしないままねじ込まれたため、いつもより圧迫感が強いのだ。
エフラムも苦い顔をして、額には汗を浮かばせている。

「キツ・・・っ」
「あ、ぁ、エフラム・・・っ」
「悪い、慣れるまで我慢できそうも無い。」

そう言うとエフラムは唐突に律動を始めた。





「ひゃぁぁん・・・ぁ、」
「ターナ・・・」
「あ・・・ぁっえ、ふら・・・・」

激しい突き上げに、もはやターナの言葉は意味を成していなかった。
エフラムの動きに合わせて漏れるターナの喘ぎ声は、ぎしぎしというベットの鳴く音と共に部屋に響いた。



「ーっ、ターナ、もぅ・・・っ」
「あ、ひゃ・・・っああああっ」

エフラムの言葉が終らぬ前に、ターナは今までに無い甘い声を出して達してしまった。
その締め付けに搾り取られるような形で、エフラムもターナの中に精を放った。








「ん・・・っ」
カーテンの隙間から差し込む日の光が目に入り、ターナは目を擦りながら身じろいだ。
「あ、さ・・・?」
もぞもぞと布団の中で動くと、ふと、身体がいつもより重いことに気付く。

「?」

ぱさっと布団をめくってみると、自分の身体はエフラムに抱きしめられたままだった。
ちらっと横を見るとそこにはいまだに寝息を立てているエフラムの整った顔があった。

「あ・・・っ」

状況を把握したターナは顔を真っ赤にして、再度布団を顔の上のほうまで引っ張った。

どどど、どうしようっエフラム早く部屋に帰らないとエイリークが変に思うわよね、で、でもでもでもっ!!!

一人混乱し頭を抱えていると、ふと、自分を抱きしめる腕に力が加わった。

「きゃ・・・っ?」

「おはよう、ターナ」

いつもと違う少しかすれたような声で名を呼ばれ、ターナはどきりと胸を弾ませた。

「あ、エフラム、お、おはよう・・・っ」

恐る恐る顔を上げると、いきなり額に熱を感じた。
エフラムの顔がとても近くにある。

「?!」
「おはよう、ターナ」



エフラムは額から唇を離すと、そのまま真っ赤になったターナの唇に喰らいついた。









キスについて20のお題 / 13 おはよう









アトガキという名のイイワケ
ただ・・・やってるだけ。うん。あまりストーリー性は無いかな・・・
15・バイバイの続編って言うか抜けてる部分のエフタナ。
エロ久々なんでもうどう書いていいか忘れちゃいました。
挿入時間短いなー。エフラム早漏?みたいなかんじ(ヲイ
エフタナはエフラムがターナを愛しちゃってれば良いと思います。
20051213