微エロな5のお題 提供⇒BLUE TEARS











01/優しい愛撫(沖神)


「神楽ァ、大丈夫か?」

「う、ん・・・」

何度繰り返しても慣れない行為に、くらくらする。
沖田が少し動くだけで快感で目の前がちかちかする。

未熟な身体に叩き込まれた快感は、じわりじわりと神楽を侵食して。

「そぉご・・、す、き・・・」

「神楽・・・」

「大好きアル・・・ッ」

ぎゅっと真っ黒な隊服に縋りつくと、それだけで内の体積が増すのが分かる。

「馬鹿・・・ッ、コレでも、結構我慢してるんだけどねィ・・・っ」

「!!うぁ・・・っ」

突然の荒々しい律動に、神楽は危うく意識を手放しそうだった。
必死に自分を揺さぶる相手に縋りつくと、顔にかかった桃色の毛を払うのは・・・

「神楽、もっと啼きなせェ」

「あぁ・・・そう、ご」

普段より数倍優しい愛撫の手に、神楽はくらくらくらくら、眩暈を感じた。












02/重なり合う身体(沖神3Z)



「や・・、オマェここ何処だと思ってるネ!」

「何処って、屋上?」

もう冬だっていうのに
もうみんなマフラーを巻いたり、コートを着たりしている季節なのに
この男は一体何を考えているのだろう、と神楽は目の前一杯に広がる男の熱を感じながら思った。
そろそろ寒いなと思いつつも、この場所に来てしまうのは貴方がいるから。
サボりだってコート持参で準備は万端。
それなのに、

「何で態々寒くなるようなことするネ!」

「だから、服一切脱がせてねェだろうよ」

「汗かいたら後から寒くなるだロ!」

ゴン、と頭を殴るとあでっと低く聞こえた呻き声。

「そんときはそん時だろ。とりあえず今はヤらせろ」

もう我慢の限界、と耳元で囁かれれば抵抗できるはずもなく

「・・・・風引いたらお前の所為だからナ!」

「へいへい」

やる気の無い返事と同時に制服の中に忍び込んできた冷たい手。
神楽は大人しく抵抗を止め、目を瞑ると重なり合う身体から伝わってくる相手の熱をぼんやりと感じた。











03/甘い囁き(銀妙)


「たーえ」

「・・・ぁ、」

「お妙・・・我慢すんなよ、ナ?」

「・・っ」

お妙は背後からの重みに熱い吐息を吐いた。
帯は既にとかれており、白い肌は外気に触れている。
それでも寒さを感じないのは、銀髪の男の愛撫の所為。
先程から耳元への愛撫を止めない男の、前に回された手をぎゅっと握ると、再び感じるのは耳元へのねっとりとした熱。

「あぁ・・・んっ」

「お妙、何、誘ってんの?」

「ち、がいます・・・っ!み、耳・・・っ」

「耳?」

「耳やめて・・・ぁあっ」

意地悪く動き回る男の手が、剥き出しの乳房へとのび、愛撫を始める。

「妙、愛してる・・・」

「ぎ、んさ・・・」

「お妙」

直接吹き込まれる甘い囁きが、じわりじわりと私を侵す。
もう逃げられない。











04/焦らさないで(清恵)


「んぁ・・・っ!」

あられもない自分の声に、恵ははっと手で口を押さえた。

「き、清麿く・・・やぁ・・っ」

部屋の暖房が切られているにも関わらず、身体はじんわりと汗をかき、吐息には熱がこもる。
震える指を肌に感じて、恵の瞳には涙が溜まる。

「きよまろく・・・んぁっ」

「恵さん、大丈夫ですか?」

「う、うん・・っ」

うん、と咄嗟に答えてしまったが、恵の口から漏れるのはダメ、といった拒否の言葉。
そのたびに、清麿は優しく愛撫を止め、恵の髪をゆっくりと撫でてくれる。

「ぅあ・・んっ」

じゅっと感じるところを吸われ、恵は大きく身体を撓らせた。

「んぁ・・っ清麿く、そこ、だ、めぇ・・っ」

「恵さん!」

「!?」

突然、がばりと身を起こした清麿に、恵は驚き目をパチパチさせた。

「あ・・・、あんまり焦らさないでください」

「え・・・?」

かぁと顔を真っ赤にしながら言葉を紡ぐ清麿に、恵はぷっと笑みをこぼした。











05/Deep kiss(ネウヤコ)


「ちょ、やだぁ・・っ止めてよネウロ・・・っ!!!」

「待たぬ」

有無を言わせない強引な拘束に、弥子は眩暈を感じた。
時計は午後の6時を指そうとしている。
外は真暗。
今日これから来る依頼人の予約はない。
このままいったらまず、家に帰ることは出来ない。
いつもの如く行為に雪崩れ込み、寒い事務所にお泊りというパターンが目に見えていた。

「ネウロ・・・!お願いだから、家に帰ろうよ!」

今日だれも居ないから、と言葉を続けるものの、ネウロは意思を変えるつもりがないらしく、弥子を強引に粗末なソファへと押し倒した。

「ちょ、ネウロ!家まで待てないの!?」

「待てないのはお前だろう?ヤコ。」

つつ・・・と内腿に冷たい革の手袋の感触を感じ、弥子はぶるっと身を震わせた。

「あ・・・」

唇に押し当てられた魔人の唇に、熱を感じる。
強引に口を割られ、口内に感じる他人の舌の感触。
好き勝手に暴れまわるそれに、抵抗を繰り返すがそんなものは意味をなさない。

「あ・・・」

簡単に意識をもっていく深い口付けに、弥子の瞳は潤むばかり。

「さぁ、ヤコ。楽しもうではないか」