マグネットチューン

ネオジム磁石で
トルクと燃費向上!?

マグチューンという市販品があります。
燃料ホースを磁石で挟んでガソリンの分子同士が
いびつに結合している状態で強力な磁力を与えると
分子同士の結合が離れて整列する。
そうする事で完全燃焼に一歩近づいて
トルク、燃費が向上するという物です。
まさのそのために作られているので
きっちりと取り付けられます。

難しい話をするつもりは有りませんが
燃料ホースとかインテークの中を通る物質の
整列をさせると燃焼を効率的に出来るという
結構最近では知られた手法です。
私は車にこれをやってます。
さすがに車となると効果も少し解りやすいかも?
ある人は「サイコロステーキの方が食べやすい」という
例え方をしてます。
これはいわゆるターボのインタークーラーに似た
考え方というか、少しでも効率的に燃料を燃焼させるためで
燃料をキャブレターよりもインジェクションでという
最近の流れも同じ様な考え方で方向性は同じだと言えます。

このマグネットチューンの原理が理解したい方は
検索すればいろいろと出てきますので
このページでは割愛させて頂いて、その手法だけ解説します。

ネオジム磁石という物が強力な磁石であるというのは
最近TVでもやってました。
有る程度の大きさだとその扱いも危険だとも言われているほど。

※ネオジウムと呼ばれることもありますがこれは間違いで
元素記号60番のNd(ネオジム)が主成分なので
ネオジムというのが正しいらしいです。
詳しいことはWikipediaでも見てください。

でもそんなの何処に売ってるの?
高いんじゃないの?とか思ってしまいますが
実は凄い身近な場所にネオジム磁石は有ります。
しかもかなり安くて、手に入りやすい。
逆に普通クラスの磁石での効果は期待できないという事も
付け加えておかないとイケナイでしょう。

このHPを見てる人は少なくとも原付、スクータークラスの
改造がメインでしょうけど
車でもこのチューニングは有効なので覚えておくと良いかも。

でも効果は未知数なので自己責任で。

 

何処でネオジム磁石を手に入れるか?

簡単にネオジム磁石と言っても
大きさとか形とか僕たちのニーズに合う物で無ければ
そして価格もリーズナブルで無くては
効果対費用も併せて考える必要が有ります。

このチューニングに必要な物がすべて手に入る場所。
それは「100円均一」いわゆるダイソーなどの100円ショップ。
ここで文房具のマグネットコーナーで
マグネットを探しますが、ここで単純にマグネットを買えば良いという
単純な話では有りません。

形とか厚さとか種類も有ります。
まずマグネットはパッケージされているので
裏面を見ます、それで「磁石」と書かれている物は無視。
ネオジム磁石」と書かれた物を選びます。
私が選んだ物は直径5mmほどで厚み1〜2mmほどの
ネオジム磁石が取り付けられた物で簡単に磁石だけ
取り外せそうな物を選びます。
ドライバーとかニッパーなどで破壊して磁石だけ
取り出せるような物で有れば何でもOKです。

磁石だけ取り外したら取扱に気をつけてください。
キャッシュカードやフロッピー、テレカなど磁気を使った物は
近づけないようにしてください、最悪、使えなくなります。

指を挟んだりすると痛いのでなるべく一つずつ
何か鉄にでもくっつけて一個ずつ取り外せると良いです。

邪魔にならないように冷蔵庫のドアにでも
付けておけば無くしません、取り外しの事も考えましょう。

ダイソーは・・・という人は某Yオークションで
800円前後で「耐熱ネオジム磁石」という物が
売られています、これだと耐熱温度150℃らしいです。
板チョコの1ブロック位の大きさです。
普通の物だと耐熱がどの程度なのか解りませんけどね・・・
wikpediaではキュリー温度が310℃らしいので
普通でも100℃程度には耐えるのではないかと思います・・・

ネット検索したら安く売ってるところが有りました。
板状、コイン状、リング状などなど
いろいろな物が1個150円〜200円前後でしたので
数を買う場合はこちらで頼むと同じ物が揃うんじゃないでしょうか。
いろいろな形で取り付ける場所に応じて購入しても良いかも。
ネオジウム磁石で検索してみてください。

磁石は熱を受けると磁力が薄れていくらしいです。
しかしこのチューンでは一応熱を反射するために
ここでは取付にはアルミテープを利用しますので
原付・車程度の熱で磁力が薄れるという事は
さほど感じられないかと思います。

 

何処に付けると良いのか?

一番の疑問であり、未だ答えの出ていない部分です。
いろいろ言われています。
強力な磁石ほど効果があるというのが定説です。
燃料ホースとエアーダクトに巻くのが車では一般的。

とあるHPではエアクリーナーにスピーカーから取り外した
大きな磁石をそのまま入れる。
という方法で吸気の酸素を整列させている人も居ました。
壊れたスピーカーとか要らない純正スピーカーとか
分解出来る人は面白いかも?
原付には重さと容量の問題も有りますけど・・・

個人的には燃料ホースとキャブ〜エンジンの
マニホールドに取り付ければ一番効果的ではないか?
と思っています。
車の場合、コンピューターの学習機能とかあるので
これを取り付けたらリセットした方が良いです。
スクーピーなどもCDIリセット?した方が良いのかな?
そこまで必要ないとは思いますけど。

 


取り付けると良いと思われる箇所

赤がマニホールド、青が燃料ホース(CVK20,24の場合)
キャブがノーマルの場合は反対側に燃料ホースが取り付けて有ります。

さぁ取り付けよう

取付には工具はほぼ必要有りませんが
磁石を目的の場所に取付け出来るようにするまで
バイクを分解出来なければいけません。

スクーピーの場合、メットインを外しますので
10mmのレンチ(T字かラチェットレンチが良いかな)
+ドライバーが必要ですね。
あとはアルミテープを切るためハサミかカッターなどが必要。

材料は以下の物。

  • ネオジム磁石(必要数)
    どこにどういった感じで取り付けるのか?
    それによって必要な物と数量が変わります。
  • アルミテープ(固定用)
    アルミテープで有る必要は有りませんけど
    熱を反射するという意味ではアルミテープが最適かと。
    この場合、黒色は選ばないこと。
    熱の問題なんて無いよ〜と言う場合はビニールテープでもOK
  • タイラップ(インシュロック)
    磁石の固定に使います。
    テープでの固定に不満があったりする場合。

燃料ホースに取り付けてみよう。

燃料ホースはキャブに繋がれているので一目瞭然ですな。
説明の必要はないですね。
ノーマルキャブの場合前を見てキャブの右側に。
CVKの場合は左側に燃料ホースは繋がってます。
車の場合は燃料ポンプから出ているホースを見分けないといけません。
ディーラーとか知り合いの整備士なんか居れば教えて貰ってください。
ネットでも取付箇所を載せている場合もあります。

燃料ホースを磁石で挟むようにして取り付けると引き付け合って
落ちないので、そこにアルミテープを巻いて固定します。
この場合アルミテープは固定がずれない程度でOKです。
磁石がお互いに引き付け有って外れないので。
アルミテープの表面は熱を反射しますので
一石二鳥、これもダイソーなどで売ってるので
他にもいろいろ使えそうなので一巻あると便利です。

マニホールドに取り付けてみよう。

マニホールドに取り付ける場合は
出来ればキャブレターを外した方が楽です。
なのでキャブレター交換の時に一緒にやる方が良いでしょう。
混合機の整列を促すのでこれが一番良いのかな?
なんて思いますけど・・・どうなんでしょうか?

ホースと同じように取り付けますがエンジン側に異物が入らないようにしましょう。

エアクリーナーに取り付けてみよう。

ここで注意しなければならないのは
キャブ、エンジン側に磁石が転がって行かないようにして取り付ける。
という事に尽きる。

少なくともフィルターの内側に付けないと
粉塵、ゴミ等が付着します。
(磁石が汚れても良い場合は問題ありませんが?)
フィルターを通過して再結合されても意味がない様な・・・?
フィルター内部に置く場合はエアクリーナー〜キャブの
マニホールドの径以上の大きさで入り込まないような磁石を
置けば固定はしなくてもいいかも?
エアクリボックス内にボンドなどで固定という方法も良いかな。
この場合吸気がその磁石の磁界を通る様にセットしないといけません。

 

これも何処が良いかは個人の判断になるでしょう。

 

これらを踏まえると
マフラーも・・・なんて思いますけど
高熱なので耐熱を考えると無理?かなぁ。

 

取付方法

取付は簡単に細いホースには
挟むように取付けてアルミテープで固定します。
同じようにマニホールドも出来ます。
太いマニホールドの場合は先にテープに
磁石を取り付けてテープを巻くようにすれば簡単です。

車もバイクも電子部品満載なので
磁界の影響を受けることが有るかも知れませんので
自己責任でお願いします。

特に車のエアフローセンサーが狂ったりする場合が有るようですので
10cm以上は離して取り付けましょう。

マニホールドを外したりする場合、取付状態を良く確認して
抜けたり外れたりしないか確認しましょう。

 

これらが効果が有るかどうかに関しては
私自身は(効果は)有ると思ってこのページを書いてますけど
感じられない人も居ると思います。
ある書物では「変化は8%以上ないと人間は感じ取ることは難しい」
と書かれています。
単純にトルクも1割向上しないと「おお変わった!」とはならない、と言えます。

最新エンジンの4サイクルで燃焼効率等も上がっているので
これ以上のチューンが果たして効果的であるのかどうかは解りません。