和新・設計事務所

更新日 2013-03-01 | 作成日 2008-06-12

和新・設計事務所

鳴神の車家

■所在地:和歌山県和歌山市
■規模・構造:鉄骨造
■竣工:2012年7月

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小倉の家

奈良県から和歌山県へと流れ紀伊水道に注ぐ、紀ノ川の近くに建つ「小倉の家」は、先代から“心”の病院を営みつづけ、多くの人々を救ってきた病院の敷地内に建つ。
来院された人々に威圧感を感じさせないよう、『伏せる建築』を求め設計させて頂いた。
又、住人には心身共に安らげる空間をと願い、木造建築とし、数百年、陽光を受け続けた木から発するエネルギーが治療にあたる住人を温かく包み、癒し、明日の治療につなげていく。
建築は人を守り、育み、次世代へと継承されていく。自己主張するのではなく、社会と共存できる建物が、地域と共に生きると信ずる。
この「小倉の家」がこころよくこの地に受け入れられることを願っています。


■所在地:和歌山県和歌山市
■延床面積:244.93㎡
■規模・構造:木造・地上2階
■竣工:2010年12月

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リビング.jpgCGパース

夢縁庵 -T邸改修-

自然豊かな歴史と伝統のまち、田辺市の中心地に建つ築90年の古民家の再生である。
(社)日本建築家協会近畿支部大会が和歌山高野山で2010年11月5日に『継承と変容』というテーマで行われるが、この古民家も長い間、自然と戦い、これからも“継承”し、次世代へと受け継がれてゆく。
生まれ変わった古民家は『夢縁庵』と名付けられ、地域に開かれた集いの場として“変容”し、住民を温かく包み続ける。

■所在地:和歌山県田辺市
■改修部床面積:102.67㎡
■規模・構造:木造・地上2階
■竣工:2010年3月

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2010 日本建築家協会優秀建築選入選

高松の家

和歌山市内の狭小地に建つ「高松の家」は、構造体である梁・柱を意匠で利用することで、ローコストを実現。又、建築主の要望により太陽光パネルを設置する為、片流れの屋根とし、それにより生まれる空間にロフトを設置。そこに設けたハイサイドウィンドウからは、陽光がふり注ぎ、住人を優しく包む。

■所在地:和歌山県和歌山市
■延床面積:123.55㎡
■規模・構造:木造・地上2階
■竣工:2009年12月

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高松の家.jpgCGパース

弟27回NICHIHA SIDING AWARD 2010 プラチナ賞受賞 

伝承の場 -Y邸改修-

この地は,世界遺産の熊野古道が通り古人が心の拠り所を求め往来した。建築主は、伝統文化をこよなく愛し、それを伝える。
この「伝承の場」は古人が伝え、今人が忘れかけている精神性を、再生、再構築する「場」として、又、次世代に送り受け継がれていく、創成の場になればと願い改修した。 

■所在地:和歌山県御坊市
■延床面積:62.72㎡
■規模・構造:木造・地上1階
■竣工:2009年5月

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中三栖の家

敷地は、梅の木々に囲まれた自然豊かな環境に位置する。住まい手が住宅の中で「個」として「家族」として、どのように表現されていくのか、又、住宅は「器」主人公は「人」という事をテーマに設計させていただいた。
2世帯が暮らすこの家が、近隣にこころよく受け入れられる事を願っている。

■所在地:和歌山県田辺市
■延床面積:148.65㎡
■規模・構造:木造・地上1階
■竣工:2006年9月

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S歯科住宅

南西から吹き抜ける風が、紀伊水道の潮の香をほのかに感じさせる、御坊市中部に敷地は位置する。 浜辺と海の間にゆれる不変の白波のように、大地と空の間にかろやかに根付く純白の姿を意識した。
歯科医院の場と、暮らしの場。人々を守る「場」としての「建築」が、その地の風土と共鳴し合い、永久に豊かな将来を育み続ける事を願ってやまない。

■所在地:和歌山県御坊市
■延床面積:326.44㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上2階
■竣工:2005年8月

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2007 日本建築家協会優秀建築選入選

熊野の家

瀬戸内海と太平洋を分ける海にそそぐ日高川。河口に御坊市があり、人口は約三万人。その地の南東端を熊野古道が通る。いにしえの時代、人々は神々が鎮まる紀伊山地へ導く熊野古道を心の安らぎを求め、聖地を目指した。
その地に夫婦・幼児・犬・猫が共に暮らす家を設計させて頂いた。
『家』・・・「宀」は屋根、「豕」は家畜であり、いにしえ人は共に生活し、その恩恵を受け安心・安泰な暮らしができた。現在では「豕」が「ペット」に変わり癒しを与える。雨・風が強いこの地域で、大屋根と回廊をしつらえ、家族の安泰を願う。

■所在地:和歌山県御坊市
■延床面積:145.89㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上1階
■竣工:2005年1月

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熊野の家.jpg模型写真

2006 日本建築家協会優秀建築選入選

煙樹の家

400年以上もの長い間、この地で潮害や風害から人々を守り太平洋を見つめてきた松林のある美浜町。和歌山県のほぼ中央部で人口は9000人。近畿最大の松林(煙樹海岸県立自然公園)が景観の中核をなす。「煙樹の家」は、その松林に隣接する。
先人が守り育てた貴重な遺産を損なわぬよう、階調を抑えた。松林は潮の香りと松籟と歴史を室内に送り込む。又、建築は安泰を祈り家族を守る。このご家族が地域の中で豊かに営み続ける事を祈る。

■所在地:和歌山県美浜町
■延床面積:168.24㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上1階
■竣工:2004年7月

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煙樹の家.jpg模型写真

熊野古道の家

平安の昔から、神々の住む国・熊野を目指し「蟻の熊野詣」といわれるほど多くの人が行き交った熊野古道。 日高町の北東端には古道の西熊野街道が通り、一部には石畳が残り小川が流れ、美しい自然と歴史が語らい、往時の名残をとどめている。 その歴史ある地は、金魚茶屋と呼ばれる宿場があり、いにしえ人の癒しの場であった。
自然と歴史が空間を駆け巡る建築をと念い「熊野古道の家」を設計させていただいた。
石畳の路地は、訪れる人々をこころよく受け入れ、2世帯を分け、テラスへと広がり、小川へと導き、せせらぎと鳥のさえずりが心と体を癒してくれる。いにしえの人も同じ想いであったかもしれない。

■所在地:和歌山県日高町
■延床面積:258.39㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上1階
■竣工:2002年3月

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熊野古道の家.JPG模型写真

2006 日本建築家協会優秀建築選入選

門前の家

この住宅は、和歌山県日高町由良町に位置する。そこは、臨済宗鷲峰山興国寺が鎌倉三代将軍源実朝の菩提を弔うために建立された地で、「金山寺味噌」「醤油」「虚無僧」の発祥の地として知られている。この興国寺の山門が、かつては建設地近くにあったのだが、現在は道路拡幅のため寺の近くに移設されその名残をとどめている。
この住宅には、若いご夫婦が住まわれ、未来を育みこの地に根付く。
この地域で育った樹木を活用し、階高・色調を抑え、興国寺を訪れる人・行き交う人たちに安心感を与える。この地にこの建物が受け入れられることを願っている。

■所在地:和歌山県由良町
■延床面積:147.40㎡
■規模・構造:木造・地上2階
■竣工:2001年11月

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2001 関西電力 住まいの設計コンテスト受賞

黒江の家

温暖な気候、豊富な水資源、山と海と清流などの豊かな自然条件に囲まれた和歌山県北西部に会津・越前・山中とともに四大漆器産業である紀州漆器のひとつに数えられる「黒江塗」の生産地である、海南市黒江地区は存在する。建築主はこの地で漆器業を営み、先祖からの伝統を受け継ぎ文化を育む。
この地における伝統と建築空間の融合をめざし、漆器の基材となる木材を塀・壁の主たる素材に使用し、内部では建築主に参加いただき、取手・家具・壁などを仕上げ、漆塗りの建築空間における多様性を模索した。
黒江の漆塗りの伝統がこの地を永遠に豊かに育みつづけることと信ずる。

■所在地:和歌山県海南市
■延床面積:127.28㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上2階
■竣工:2000年12月

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2002 hiroba作品賞受賞

N邸

■所在地:和歌山県御坊市
■延床面積:298.69㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上2階
■竣工:2000年4月

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共鳴の場

この住宅は、和歌山県の中紀の文化的公共施設の集合する敷地に建ち、建築主は音楽をこよなく愛しこの地に文化を育む。
この「最寄の場」にはその折々の季節があり、陽光・風・音が「場」を共振させ、住人が互いの存在を確かめ合う『共鳴の場』とした。
行き交う人は、大屋根の下で風雨を凌ぎ、季節を語り、地域の絆を深める。
この住宅が人々にこころよく受け入れられることを願ってやまない。

■所在地:和歌山県御坊市
■延床面積:161.13㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上1階
■竣工:2000年3月

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合掌の家

和歌山市は、自然と歴史が交錯し八代将軍吉宗を育んだ中核都市である。
この住まいの立地は和歌山城近くの閑静な住宅街にある。建築主は人生の節目を迎えると同時に成長したお子さんが帰郷し、両親が温かく迎え再び肌のぬくもりを分かち合える「場」と願い建築することとなった。
外壁は、合掌を表し、安泰を祈り家族を守る。このご家族が永遠に豊かな将来を営み続けることと信ずる。

合掌

■所在地:和歌山県和歌山市
■延床面積:196.40㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上2階
■竣工:1998年12月

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美浜の家

「風早の三穂の浦みを 漕ぐ舟の旅人さわぐ波たつらしも」と万葉集にも詠まれている美浜町。近畿最大の松林が(塩樹海岸県立自然公園)景観の中核をなし、本格的に防潮林として植林したのが紀州藩主の徳川頼宣公である。その松林に隣接する敷地に建つ。先祖が育んだ貴重な遺産を損なわないよう、色調と高さを抑えた。松林が夏の熱風を冷却し、潮の香りと風の歴史を室内に送り込んでくれる。建築はその前を多くの人たちが行き交い、また、多くの人々との結びつきを育むと信ずる。

■所在地:和歌山県日高郡美浜町
■延床面積:250.00㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上2階
■竣工:1995年2月

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1996 hiroba作品賞受賞

鬼瓦のある家

和歌山県の中央に位置する御坊市。歴史は古く、熊野古道も通り、近世は本願寺の御坊舎(日高別院)により、その名の通り門前町を栄えさせ、古い家並みに元宮通りが南北に走る。そこに、グレーのセラミックタイル貼、鉄筋コンクリート造、陸屋根の家を建てた。ファサードは曲面を持つ。鬼瓦を東西に掲げ、暮らしの安泰を祈る。タイルの凹凸が陰影の模様を変化させ、張り出た構造体が台風の多い地域での建築物を護る。
鬼瓦は建築主に、昔からの民俗伝承をお話して、共感を得られて掲げた。鬼瓦は神が宿られるとして、神様を想像してかたちどる様になった造作物であり、棟飾りとして伝承をしたい。

■所在地:和歌山県御坊市
■延床面積:258.38㎡
■規模・構造:鉄骨造・地上2階
■竣工:1986年9月

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