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![]() おまわりさんも例外ではなかった。 バッキンガム宮殿で、衛兵交代式を見ようと集まった群衆の中、騎馬警官が何をしているか、わかります?今まさに、交代する衛兵たちが行進してくるところ。彼は、使い捨てカメラを構えているのです! 右側のおまわりさんはそしらぬ顔をしているが、馬上の彼にカメラを渡して頼んでいるのをわたしは見た。 ロンドンでは歩行者の信号無視が当たり前だけど、一緒になって信号無視しているおまわりさんの目撃談も。 |
出発前、空港で最初の顔合わせのとき、添乗員さんが開口一番、言った。「みなさん、くれぐれも、イギリス人に腹を立てないでください! きっと、数々のご無礼があると思いますが、どーぞ、温かい目で、見守ってやってくださいませ!」 意外な言葉にびっくり。さらに「手際が悪い、要領が悪い、いいかげんで、日本人から見るとイライラする」…ええっ、そ、そうなの?! イギリス人って、紳士淑女だと思ってたのに! 初めての海外旅行のわりにはのん気に構えていたわたしでも、ちょっと不安になる。 「でもね、彼らに悪気はないんです。だから、どーぞ、腹を立てないでやってくださいね」とフォローに入る添乗員さん。 行ってみてわかったけど、ほんとにそのとおりだった。うん、けっして悪気はないんだ。むしろ、自分がおおざっぱな典型的O型人間なので、けっこう似た者どうしの親しみを感じてしまった。 Mr. Beanを知ってますか? あのにくめないおとぼけキャラクター、だいすきなんだけど、「ビーンが生息するのは、やっぱりイギリスしかない!」と、強ーく思ったのです! イギリスで最初の夕食は、湖水地方ボウネスのホテルのレストランだった。天井がとても高い大広間で、ウィンダミア湖が見える大きなフランス窓があり、いかにも紳士淑女が舞踏会をやりそうな「リッチな」雰囲気。案内されたのは一番奥の席で、隣には別の日本人グループがいた。わたしたちの近くには、ウェイターが4、5人取り囲むように立っている。 料理はなかなか出てこない。空腹に耐え切れず、ぱさぱさのパンを食べて気を紛らす。残して家に持ち帰った給食のコッペパンみたいな味。その間、立っていた彼らの中の1人、一番若そうな彼が「おいおい…」と思うほどじろじろとこちらを見ている。 30分ほどしてようやく前菜のメロンが来た。おおぜい立っているのに、なぜか例の若い彼が1人で料理を配ってまわる。しかも、手つきがかなり危ない。彼は、はた目にも「一生懸命!」な顔で配っていく。周りに立っているどう見ても先輩らしきウェイターたちは、サーブされる日本人と同様、心配そうな顔で見ているだけ。その後も食事はのんびりペースで進んだ。先輩らしき人が配るときもあったが、手つきはやっぱり危なっかしい感じ。そしてやっぱり、おおぜいいるんだから手分けしようとか、急ごうとかいう気はないようだ。こんな調子で食事が終わってみると、旅行初日で慣れないせいもあり、おおぜいに「見られている」というプレッシャーもあり、ウェイターたちの手つきにハラハラもし、なんだかどっぷりと疲れていた。 旅行中行ったレストランはだいたいどこもこんな調子だった。添乗員のOさんは、「ときどき親指入りのスープが来る」と言っていたが、実際そんな目にあっても、もう驚かないだろう。 例外もあった。ストラトフォード・アポン・エイボンで夕飯に入ったレストランには、ウェイターが1人だけ。その日は日曜日だったからだろう。でもお客はけして少ないわけではなく、ずいぶん忙しそうだ。「イギリスに来て、あんなに一生懸命働いている人、初めて見た」と、ツアーのメンバーが言う。まったく同感。やっぱり手際がいいという感じはしなかったが、そのせいでよけい一生懸命に見える。ダボついたシャツがズボンからはみ出しそう(「ノッティングヒルの恋人」のヒュー・グラントのようにシャツをきれいに着ている店員は見た覚えがない)だ。「ぼくがやらなきゃ、だれがやる!」というけなげさを感じさせる働きぶりだった。 さらなる例外は、ロンドンで。人種のるつぼだけあって、移民系の人々はまた違った。 |
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