
2.紅茶の国
デザート
食事はいちおうコースになっていて、デザートが出る。でも、気はぬけない。デザートは甘い。物凄く甘い。けっこう甘党の私でさえ、「…っあまっっ!」という時もあった。初日のチェスターの昼食では、アイスクリームにかかっているチョコレートソースが、むせるほど甘かった。別のところで、またアイスが出た時のこと。今度は、ボーイさんがソースをかけてまわったが、最初のアイスに懲りた日本人、みんな「いらない」「いらない」と断るので、「オー、みなさんいらないのー?」と驚いていた。
紅茶
イギリスといえば紅茶。これは文句なくおいしかった! 感動的に、おいしかった…食事の反動があるのかもしれないが。イギリスの水は石灰質だそうで、そのせいなのか、味が濃いのに苦くないのだ。
ホテルの部屋には、日本の旅館のようにティーセットとお菓子が用意されている。心配になるくらい単純なつくりの電気ポットがあり、それでお湯を沸かして飲む。これが、ティーバッグなのに、おいしいんだ! ああ、忘れられないあの味…。
買ってきた紅茶を日本で入れても、あの味にはならなかった。入れ方が悪いだけかもしれない。気取ってリーフティーなんて買わずに、同じツアーのおばさんみたいに、スーパーで100個入りとかのティーバッグ(→
Info Link)を買うんだった!
ああ、紅茶の国だな〜、と思うのは、街を歩いていてマグカップを持って歩いている人を見かけるとき。中身はコーヒーかもしれないけど、でも日本じゃまずありえない!! 高速道路で追い抜くトラックの運転席をみると、ダッシュボードにもマグカップはあった。ドライバーは、いかにも「運ちゃん!」という感じのおじさん。こぼれないんだろうか…。みんな、大きな「マイ・マグ」を持っているらしい。
私は時間がなくて行けなかったが、同じツアーのAさんとFさんは、ロンドンでフォートナム・アンド・メイソンのアフタヌーンティーを楽しんでいた。「スコーンもおいしかった!」とうきうきだった。いいな〜。
アルコール
最後に。イギリスといえばビール。わたしはビールは苦手なので飲まなかったけれど、りんごを発酵させたお酒「サイダー」(日本ではシードル)は、おいしかった。
ちなみに、「イギリスのワインはおいしくない」。これは、バスのドライバー、トニーが言っていたのでまちがいないでしょう。
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3.異文化のせいかも?
甘党の私でも甘すぎる、と思ったデザート。そのデザートを平気で食べるイギリス人が、日本で和菓子を食べて、「こんな甘いものは食べられない」というんだそうだ。「『慣れ』の問題ですかねえ」と添乗員のOさんは言っていた。つけあわせの「グリーンピース・にんじん・じゃがいも」トリオにしても、日本のファミレスでよく見る取り合わせだ。なのに、ぜんぜん違う。日本人の味覚に合うように変えられてきたということなのだろうか。
最近読んだ「ハリー・ポッター」。出てくるごちそうは、とてもおいしそうに書かれている。でも、自分が旅行中に食べたのと同じメニューだったりすると、「あれか…」と、ちょっと興ざめ。「山盛りのマッシュポテト」とか。
いったい「おいしい」って何なんだろう?
「おふくろの味」じゃないけど、その料理で育ってきた人にとっておいしければいいのかもしれない。少なくとも、尊重はしなきゃね、と思う。
Oさんは食事の前にいつも、「さーあ、おーいし〜イギリス料理を食べに行きますよ〜(笑)」と言っていた。半分冗談だけど、でも実際そういう「気持ち」をもって臨むと違うかもしれない。「ああ、この食事を食べて、みんな大きくなったのね。あのマンセルも、ベッカムも…」。そう思えば、なんだかよく思えてくる、ということもあるかも。
「これも海外旅行の醍醐味」と、楽しんじゃった者勝ちかな?
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