2000年3月9日 千葉日報 Web版 氏名は改変

松戸署・県立高教諭を逮捕
教え子にわいせつ行為


 教え子の女生徒を自宅に同居させ、わいせつな行為を繰り返したとして松戸署は八日、県青少年健全育成条例違反の疑いで千葉市花見川区、県立高校教諭、K容疑者(34)を逮捕した。

 調べによるとK容疑者は、昨年六月下旬から九月下旬までの三カ月間、当時同校三年生で流山市在住の女子生徒=当時(16)=に対して、自宅に住まわせてわいせつな行為を繰り返していた疑い。

 県教委などによると、K容疑者は女子生徒の担任教諭。女子生徒から家庭内の悩みを聞いているうちに同情して「自宅に泊まらないか」と家に同居させ始めたという。

 同署の調べに対してK容疑者は容疑を認めているという。

 県教育庁学校指導部高校教育課は、「不祥事防止の取り組みの中での事故で極めて遺憾」としたコメントを発表。事実関係を確認した上でK容疑者の処分を決めるという。

昨年・校長の事情聴取 深い関係は否定
〜逮捕の教諭「仕事熱心 何事にも打ち込む」〜

 K容疑者の逮捕直後に同校で記者会見に応じた教頭は「教師としてあるまじき行為。事前に事実を察知し、指導できず申し訳なく思っている。善意で(面倒をみていた女子生徒に)のめり込んだ部分もあるのでは」と語った。

 同校では、昨年十一月に女子生徒の母親からの連絡で初めて同居の事実を知った。校長らの事情聴取に事実を認めながら、深い関係については否定。

 しかし、二月下旬に「女子生徒は先生に乱暴された」との情報がもたらされ、事実関係の調査を開始した矢先の逮捕だった。

 K容疑者は、一九九五年四月、初任の同校に勤務。「仕事熱心で何事にも打ち込むタイプ」(教頭)。クラス担任として、演劇部の顧問として女子生徒に接していた。同校では昨年九月にも男性教諭=当時(44)=が市川市内の大学女子トイレに忍び込んで逮捕される事件があったばかり。

 男子生徒は「化学を教えてもらっている。まじめな印象しかない。問題続きで学校や先生が信じられなくなる」と話していた。

                                                         新聞に載っていることが真実とは限りません。警察が言って

                          いることも、真実ではないのです。たった一人の人間の悪意によって
                                              作られた虚構でも、これだけ人を陥れることができてしまうのです。
                                              マスメディアの恐ろしさを身にしみて判りました。関係者がいくら真実
                                              を述べても、歪んだ正義をかざされて好きなように編集されます。
                                              そもそも、"わいせつ"という言い方に、一方的な偏見が含まれてい
                                              ます。都合の良い言葉だけをコレクションしてつなげれば、いくらで
                                              も好きなように書き立てられるのです。その恐ろしさを判っていただ
                                              きたいと思います。