事件から、はや3年が過ぎました。当時は本当に驚いて途方に暮れたものの今は元気に暮らしています。昔のことは単に懐かしさだけになりました。免職という形で排除されたのは残念だし、不当な逮捕により平穏な生活をメチャクチャにされたのは悔しくて腹立たしいけれど、今の暮らしは、楽しくて忙しい毎日です。僕の生徒たちや保護者の方は今でも「先生」として、連絡をくれ、近況を伝え、飲み会に招待してくれます。数え上げれば数百人にものぼる、そんな彼らとの繋がり、そしてたくさんの思い出。みんな大切な人たちです。
今はもう嘆き暮らしているフェイズではありません。かさぶたが乾いたら、ちっちゃなケロイド傷だけを残して事件としての記憶は薄れていくでしょう。いろんなことを学んだ時間でした。
事件後のWeb作成で書いた初めの言葉
今から2年前の平成12年3月8日午前5時40分、突然自宅に踏み込んできた千葉県警松戸警察署生活安全課の家宅捜索によって、この事件は始まりました。
教員だった私が、何故渦中に置かれることになったのか、1年の月日が経ってしまったのを憂慮し記憶の薄れないうちに、また人事委員会に対する懲戒免職処分の取り消しを求める闘いの記録を時間を追って資料と共に説明しておきたいと思います。
これまでの論点
であると考えています。
- 事情や内容の如何を問わず、生徒と教師の恋愛が許されないものか、どうか。
- 抑止の目的で免職をもって排除するのは裁量権かどうか。
- 極めて民事的な事例に警察が介入するのが適当かどうか。
- マスコミの報道は正しくその目的を果たしたか。
事件概要を掲載していただいた新聞