第3話後編


Written by 青大将(藤木 高志)


 0:00さざなみ寮
飲み会が終わり他の面々が、床に付いた頃、藤木は一人庭の芝生に座り煙草を吸っていた。
「………ここの空気はいつ来ても良いな…。」
そこにいる藤木の姿は何時ものオールバックの髪型は、短くセットし直され、何処にでもいる青年の姿だった。
「この髪型にしたのは何年ぶりかな…さっきは皆に笑われたが。」
藤木は飲み会の前に床屋に寄り遅れて参加したが、そこでいきなり1課の面々の笑を誘ったのだった。
「にゃぉ〜」
藤木はふと膝にやわらかい感触を感じると猫が一匹擦り付いていた。
「ここの名物だな。人懐っこい野良猫も。」
藤木は笑顔を見せると猫を抱き上げ胡坐の真ん中に置き撫で始めた。すると猫は喉を鳴らしながら丸くなった。
「平和だな…明日上手くいくかな…。」
藤木は大の字になり夜空を見上げた。
「あらあら藤木さん。そんなところで寝ていると風邪引きますよ。」
「愛さんお世話になっています。」
藤木はゆっくりと体を起すと膝の上にいた猫を芝生の上に置き立ち上がった。
「明日、大事なお仕事でしょう?部屋も用意しましたし早く休まれたらどうです?」
「何時もすいません。飲み会となると泊まってしまって。」
愛の笑顔と親切な心使いに、藤木はいつもありがたいと思うのであった。
「いえいえ、お風呂にゆっくりと浸かって休んでください。それと葉弓ちゃんと早く仲直りできればいいですね。」
「ありがとうございます。それと後者は努力します。」
愛の言葉に藤木は苦笑するしかなかった。

翌朝
「……一睡も出来なかった。私、今日大丈夫かしら。」
葉弓は結局一睡も出来ずに朝を迎えていた。
「近藤さん…あんなこと言うから気になっちゃった。」

それは寮に帰る前に夏美に海鳴署で言われたことが気になっていたからだった。
「あら神咲さん?どうしたの?暗い顔しちゃって。」
「あ、近藤さん今日は。」
「もしかして彼氏に振られた?」
「違います!!」
夏美の意地悪な質問に少しむっとして葉弓は答えた。
「まあそうムキにならない。周りも見ているし。喫茶店で話をしましょうか」
「あ……はい。」
夏美の言葉に葉弓は周囲を見て顔を赤く染めるのだった。

「で一体何があったのかな?」
「実は…あの…今日安全課で、ですね…藤木さんが…。」
二人は署の近くの喫茶店で紅茶を飲みながら夏美は葉弓から経緯を聞いていた。
「ふふふふふ…それくらい普通よ。それにしても、紅葉ちゃんと同じ反応ね」
「え……紅葉さんと?」
夏美の言葉に葉弓は驚いた表情を見せた。
「ええ…やっぱり安全課に手伝いに行ってビデオ見ていたところにお弁当持った紅葉ちゃんが来てね。そりゃもう激怒
なんてことがあったんだって。」
「でも…私は紅葉さんと違って藤木さんの恋人じゃないですよ?」
「恋人じゃなくても気になるでしょう?態度でわかるわよ。」
夏美の言葉に葉弓は赤面し下を向いたまま固まった。
「その様子だと図星ね。素直になったほうが良いわよ。」
「意地悪ですね夏美さん。なんだか刑事の私より取調べ上手です。」
「あははは…でも私は監察医よ。」
葉弓の言葉に夏美は苦笑した。
「そうだ…明日お弁当でも持って行ってあげたら?あいつ一人暮らしで多分ろくなもの食べてないから喜ぶわよ。それ
に好感度アップも間違い無しよ。」
「はぁ…考えておきます。」
夏美のニヤリとした表情に葉弓は思わずたじろいだ。

「紅葉さんに似ているのか…私…藤木さんを気になることも。お弁当作ろうかな。」
葉弓は朝日が差し込む部屋の蒲団の中で呟いていた。

10:00 海鳴署
捜査1課の部屋では1課と安全課の合同のミーティングが行われていた。
「今回の張り込みは海浜公園内での取引現場を押さえることにある。だがぴりぴりすることは無い気楽に行け。」
そう切り出したのは安全課の徳川だった。
「そういうこった。まあ警戒するチームは気楽にデートでもしていてくれ。取引が確認されしだい連絡を入れ他の張り込
み中の捜査官が取り押さえる。そういうことだ。ああそうそう警戒班は恋人の振りだが捜査終了後に本当にデートしよう
が食事に行こうが勝手にしていいぞ。」
真雪は県警に出張中の課長に変わりミィーティングを絞めると最後はにやりと口元に笑みを浮かべた。
「ああそうそう…それと藤木と葉弓は仲直りしておくように。」
そして最後に真雪は昨日から何となくぎくしゃくしている二人に釘を刺した。

署内の廊下藤木と葉弓の二人は妙な空気と距離を置いて歩いていた。
「お…藤木君と葉弓ちゃん二人してこれからお仕事か?」
「それよりも二人ともおめかししていますからデートに見えますね。」
交通課の前を通ったとき、その空気を解したのはゆうひと小鳥だった。
「一応デートになるのかな…これ。」
「おぉ…いつの間にそんな仲になったんや?」
ゆうひは意地悪そうに笑みを浮かべながら藤木に質問した。
「椎名さんデートじゃありませんお仕事です。」
「そういえば唯子達が今日は捕物で恋人のふりをするって言っていましたね。」
ゆうひの隣にいた小鳥は葉弓の仕事という言葉を聞いても、ニコニコしながら藤木と葉弓を見ていた。
「あら?みんなそろって何しているの?神咲さん高志と仲直りできた?」
「あ、夏美さんまだ…。」
「そんなことしていると、私が捕っちゃうわよ。」
4人の雑談の間に現れた夏美は葉弓に声をかけると藤木の腕に抱きついた。
「おぉ…近藤さんライバル宣言。しかもうちらの前で。」
「はわゎゎ…葉弓さんが殺気立っている。」
夏美の言葉と葉弓の無言の殺気にゆうひと小鳥はただ驚きと戸惑いの中にいた。
「夏美さん、そんなに藤木さんといちゃいちゃしたければ、どうぞ今日の私の役目の代わりをしてください。」
「あははは…いやね冗談よ。あんまりカリカリしていると失敗すると思ってね。あ、余計させちゃったか。でも恋人の振り
するなら仲良くしないとすぐにばれちゃうわよ。」
葉弓の棘のある言葉に、夏美は苦笑しながらギクシャクした二人の間柄を指摘した。
「夏美…そう言う冗談は指輪を外して言えよ…。」
「へ…夏美さんその指輪ってまさか。」
藤木の苦笑交じりの言葉に葉弓は少し間の抜けた声を上げ赤くなった。
「そうよ。婚約指輪。ついに彼氏からもらったのよね。だから神咲さん安心して取ったりしないから。」
「夏美さんおめでとうございます。」
「おめでとう夏美さん。葉弓ちゃんよかったな、藤木君をとられないで。」
「私は別に…。」
小鳥とゆうひは夏美に祝福の言葉をかけ、そして葉弓はゆうひの言葉に戸惑いを感じていた。
「さあ、行こうか神咲さん。」
「藤木君…葉弓ちゃんのこと「神咲さん」というのはあんまり恋人らしくない。葉弓さんと言ったほうがええよ。」
藤木の言葉にゆうひは意地悪そうに突っ込みを入れた。
「そうか…じゃあ行こうか葉弓さん。」
「は、はい行きましょう、高志さん。」
「これでお二人も恋人らしく見えますね。」
少し照れた二人の言葉に小鳥が言葉をかけると二人は顔を赤く染めていた。
「行ってらっしゃいお二人さん。仲良くね。」
「そやそや、仲良くお仕事してきや。」
夏美とゆうひの言葉を背に二人は署の玄関から現場に向かった。
「椎名さん、小鳥ちゃん。あの二人うまくいくと思う?」
「うちにもわからんけど、うまくいくと思う。」
「私もうまくいくと思います。後姿で見てもなんとなくお似合いですし。」
藤木たちの後姿を見送りながら3人はこれからの起こることの成功を確信していた。

「神咲さん…どこかで食事にしませんか?」
徒歩での移動中、ぎこちない空気の漂う中、藤木は腕時計を見ると葉弓に声をかけた。
「そうですね…実は藤木さん。一人暮らしだと不便だと思ってお弁作ってきたのですよ。一緒に食べません?」
「お弁当か…いいですね。公園の芝生の上で食べましょうか。」
葉弓の同意とお弁当という言葉に藤木はなんとなくうれしい気持ちになった。
数分後2人は臨海公園の芝生の上に並んで座っていた。
「はい。これが藤木さんのお弁当です。」
葉弓はバックの中から包みに入ったお弁当を取り出すと藤木に手渡した。
「ありがとう。しかし女の子からお弁当作ってもらうなんて何年ぶりだろう。」
「あまり上手ではないですが…。」
葉弓は照れながら藤木がお弁当箱を開けるのを見つめていた。
「玉子焼きに、焼き魚にお新香…俺の好物ばかりですね。」
「良かった何を詰めていいか分からなくて定番のものを選んだのですが。」
「その定番のおかずが良いんですよ。早速頂きます。」
「あわてて食べて咽ないでくださいね。」
藤木は渡されたお弁当を食べ始めると葉弓はくすくすと笑い出した。

「あの2人仲良くやっているな。」
「まゆちゃん…覗きは良くない覗きは。」
「うけけけ…そういう徳さんも同罪。」
公園の一角にある茂みのなかで真雪と徳川は双眼鏡を使い各班の行動をチャックしていた。
「それにしても…真一郎と楓は学生風だし、耕介と薫は純情カップル、藤木と葉弓はどちらかといえば夫婦みたいだな
…。」
「ははは…でも真一郎君と耕介君はほかの女性陣からきつく釘刺されていたみたいだぞ。」
真雪の言葉に徳川は真一郎と耕介の状態を説明しながらさらに公園内を双眼鏡で見渡した。
「それにしても、本当にこんな真っ昼間に本当に取引なんてあるのかい徳さん。」
「ああ。出所は四課の安さんのところだからな…きな臭い話だが信じない訳にもいかんだろう?」
「あの色々と黒い噂の有る4課の課長も月村警部補の情報か。余計に胡散臭い。」
真雪と徳川は今回の情報の出所である4課の月村警部補の信憑性に疑問を感じ始めていた。
「私もあまり信じていないけど情報は有る限り調べないことにはいかないわね。」
「千堂くんもか…まあしかたないな。」
無線を通して流れる会話を聞き瞳も真雪に同意した。
「そういえば…後30分ほどだな。唯子くんはどこにいる?」
「唯子は徳さんの向かいの茂みにいます。」
徳川の呼びかけに唯子はひょっこりと顔を出して返事をした。
「私としては早く終わって欲しいな…真一郎や耕ちゃんのあんな姿見てると。なんとなく苛苛してきたし。」
「まあまあ落ち着いて千堂君。これも捜査の為だから。」
「うぅ…唯子も苛苛してきた。」
「あぁ。もうお前らこれは仕事だぞ、仕事!!」
だんだん状況に苛つき始めた瞳と唯子への対応に真雪と徳川は頭を痛めるのであった。
「あの。さっきから無線が開きっぱなしで、何を苛々しちょる千堂。」
「そうや。唯子もなに苛々しとんねん。」
先ほどから無線の開きっぱなしで4人の会話を聞いていた薫と楓は瞳と唯子に問いかけた。
「そんなこと言ったって薫…いくら演技とはいえ見ているほうはやきもきするのよ。」
「そうそう唯子達はストレス溜まるの。」
薫や楓の言葉に2人は少しムッとした声で答えた。
「終わったら何か美味しいもの作るからそれで勘弁してくれ瞳。」
「そうそう。唯子にも何か作るからさ。」
「わかったわ。今回はそれで勘弁してあげる。」
「唯子もそれでいいよ、真一郎。」
耕介と真一郎の取引条件に2人は少し機嫌を良くした。
「それにしても藤木さん達は何も言ってきませんね…こんなにいろいろ言っているのに。
「ああそれは…あの2人の無線はこっちの無線と周波数が違うからな。勿論こっちには2人の会話がばっちり聞こえて
いるけど。」
真一郎の言葉に真雪はニヤリとしながら話していた。
「真雪さん周波数教えてくださいよ。」
「そうですよ。」
「わかったから聴くときは静かにしてな。」
真雪はそういうとほかのメンバー達に周波数を教えた。

「藤木さんそろそろ時間ですね…署を出てくるときに言われた呼び方にしますか?」
「そうですね…じゃ葉弓さん。お弁当ご馳走様でした。」
「はい。高志さんお粗末さまでした。」
「…なんか照れますね。」
2人は時間が迫ったことを確認すると。呼び名をゆうひに直された通りのものに変えたが2人して赤面していた。
「ああ…初々しいというかなんと言うか…。」
「ちょっと苛々するわね。」
藤木と葉弓の会話に真雪と瞳は苛立ちを感じていた。
「ねえ徳川課長…容疑者が抵抗するようなら対処していいです?」
「あはははは…鷹城くんほどほどにだぞ。」
苛々しだした唯子の言葉に苦笑しながら話した。
「なんだかな。本当のカップルみたいだなあの2人。」
「そうですね。うちらとは周りの空気が違うというか。」
ベンチに座りながら無線を聞いていた耕介と薫はなんとなく2人を微笑ましく見ていた。
「みんな雑談の時間は終わりや。写真の2人が来たで。」
「俺たちの目の前に今います。」
メンバーは雑談をしていたが真一郎と楓の報告を聞くと顔つきが変わり仕事人の顔になった。

「藤木君、槙原君。取引を確認して連絡しろ。あとはこっちで抑える。」
「わかりました。今向かいます。」
「了解。確認します。」
徳川の呼びかけに藤木と耕介はそれぞれ薫と葉弓を連れて男達の元へ歩き出した。
「さて私達はさっきの鬱憤を晴らしましょう。鷹城さん。」
「わかりました。瞳さん。」
そして瞳と唯子も確保に向けて準備を始めた。
「今回はこれで。」
「ああ。こちらはこれで。」
藤木達と耕介達が男達の横を通り過ぎたとき、スーツケースを交換するのを葉弓と薫は確認した。
「葉弓です。今確認しました。」
「うちも今確認しました。」
「よし。真一郎君と楓君帽子の男をそのまま尾行。」
男達がスーツケースを交換するのを葉弓と薫が確認すると真雪は真一郎と楓に尾行を命令した。
「よしこっちに来る男サングラスの男は千堂君、鷹城君達が尾行だ。」
「「了解」」
徳川の命令に瞳と唯子はそっと男の後を着けだした。

尾行開始後、最初に動いたのは唯子と瞳の方であった。
「鷹城さん。憂さ晴らしに捕まえちゃわない。」
「瞳さんいいですね。唯子先回りしています。」
瞳の提案に唯子は賛成すると道を先回りし始めた。
「瞳さん準備OKです。」
「了解。じゃ行くわよ。」
数分後無線から準備完了の言葉が聞こえると、瞳は行動を起こした。
「一寸前行くお兄さん。警察ですけどスーツケースの中身を見せてくれません?」
「!!!」
「待ちなさい!!」
男は警察という言葉を聴くと慌てて走り出し、瞳はそのあとを追いかけた。
「鷹城さんそっち行ったわよ。」
「わかりました。逃がさないよ。鷹城スクリュー。」
瞳は追いかけながら唯子に連絡すると良いタイミングで男の前に入ると鳩尾目掛けて鋭い突きを入れた。
「ぐえ…」
唯子の突きが入った瞬間男は瞳の前まで弾き飛ばされた。
「さあ鷹城さんスーツケースの中身を確認して。私は取り押さえているから。」
「中身はお札です。それと瞳さん。この男の人さっきから悶絶してタップしていますが。」
「それはそうよ貴方の突きと私が肘を極めているのですから。」
「あはははは…後は徳川課長に連絡してと。」
そういうと唯子は徳川に無線連絡を始めた。
その頃もう一方では静止に失敗した真一郎と楓が男を追いかけていた。
「真一郎。なしてあそこで声かけるねん。アレじゃ逃げられる。」
「ううう…面目ない。」
楓は犯人を追いかけながら真一郎に話しかけていた。
「はぁはぁ…だめや追いつけん。」
「俺ももう駄目だ。」
「あが。」
真一郎たちの走る速度を男が後ろを向いて確認した瞬間男は開いた車のドアに激突しその場に崩れ落ちた。
「おろ…なんやこの男は。」
「はわわわわ…ゆうひさんちゃんと後ろを確認しないと。それにこのパトカー借り物の覆面車なのですから。」
男の激突した車から降りてきたのはなんとゆうひと小鳥であった。
「ナイスや椎名さん。」
「本当お手柄。」
「ん?これが今回の犯人なんか?うちは検査薬を持っていかなかったからそれを届けにきただけなのに。」
息を切らして到着した真一郎と楓の言葉にゆうひは戸惑いながらも持っていた手錠を腕にかけていた。

「そうか検査薬にも反応が、これで終わりだな。ご苦労様。」
徳川は犯人の確保と証拠品の押収の連絡を受けると安心した顔を公園内に残っていたメンバーに向けた。
「これで一件落着。なんか疲れたな精神的に。」
「うちはそうでもないですが。耕介さんはどうです?」
「ん?俺もそんなに疲れてないな。」
「あのな…見ているほうが苛々したりして疲れるの。」
真雪は耕介と薫の言葉にため息をついた。
「やっと終わりましたね葉弓さん。」
「そうですね。」
「そっちはそっちでさっきから腕組んで仲が良いことで」
「「え!!」」
真雪のニヤリとした顔に2人は組まれた腕を確認すると赤面して慌てて腕を解いた。
「若いね2人とも。もう仲直りしたみたいだし。それにお互い名前で呼んでいるし。」
徳川もニヤニヤしながら藤木と葉弓を見ていた。
「神咲さんここは逃げましょうか。」
「ええ…とりあえず逃げましょう藤木さん。」
藤木と葉弓はこそこそと話をすると互いの手を握り走り出した。
「あ。こら2人とも仕事終わってないぞ。」
「まあまあ徳さん今日くらい見逃してあげれば?」
「ま、そうだな仲直りもできたようだし。」
走り去る藤木と葉弓を見て徳川は大きな声を出したが真雪が声をかけると苦笑しながらその場にいたメンバーで二人
を見送るのであった。

第3話後編 完



あとがき
どうも今晩は。なんだかんだで、前回のお話から3ヶ月も間が開いてしまいました。(汗
今回はまあスランプに突入したりして混乱していました。最後は甘く終われたかなと思います。まあ2人の関係をそろそ
ろ親密にしていかないといえないと話もすすまないと思いますし。
さて次回は一寸ダークなお話。前後編の予定で後編のほうがかなり暗いお話です。
まあ内容的にはお楽しみということで(ぉ
では今回はこの辺で。






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