たまには休日を……リスティのアクシデントサンデー


Written by 小島


この作品はJANIS/ivoryより発売されている「とらいあんぐるハート2 さざなみ女子寮」を元ネタとしております。
この作品は、ネタばれを含んでいます。
この作品における方言はかなり適当です、こんなの関西弁(鹿児島弁)じゃないという方がいてもおおめに見ていただ
けると嬉しいです。
この作品は、私作のSS「たまには休日を……」シリーズのリスティ視点のお話です、先に書いた耕介編、薫編、知佳
編、ゆうひ編の話を読んで頂けると少しは面白くなるかもしれません。






 コンコン、ガチャ、ノックの音がした後ドアが開く音がする。
「槙原さん、起床の時間ですよ」
 ボクが、佐波田の魔の手から逃れた後、ボクが病院にいるときにお世話をしてくれるようになった看護婦さんがボクを
起こしに病室に入ってくる。
 ボクは、ベッドから起き上がりながら頭の中を整理する。起きたばかりのときはいつも上手く頭が働かない。この間は
起こしに来た耕介の目の前で下着まで全部一気に脱いで着替え始めるという失敗をしてから、こうして起きた後は必ず
状況を確認しきるまで行動しないように習慣付けている。
 あの時は耕介に悪い事をした。薫と知佳と真雪に散々痛い目にあわされていたから。
 ああ、でもボクのオールヌードを拝めたんだ差し引きゼロかな?
 なんか考えが逸れてきたな……そうだ現状の確認をしてたんだ。
 そうそう、ボクは昨日から検査で海鳴大学病院に泊まってたんだっけ。
 そこまで考えてから始めて看護婦さんの方へ顔を向ける。
「モーニン、遥」
 看護婦さんのフルネームは二之宮遥。20代後半の女性のはずだけど、童顔で20歳ぐらいに間違えられることが多
い。
 そのくせ、僕から見ても羨ましい位のスタイルをしていて、特に98センチあるというバストは圧巻だ。
 若い独身の医師から求婚された事が何度かあったみたいだけど、看護婦をやめて家庭に入って欲しいという言葉を
聞いてそれをあっさり断るほど看護婦という職業に誇りと愛着を持って働いている人だ。
 ボクは、この人の事が結構好きなので、あんまり我侭を言うことなく良好な関係を築いている。
 この病院のスタッフの中で一番信用しているといって良い。
「ようやく目が覚めたみたいね、早く顔を洗ってらっしゃい。その間に朝食の準備をしておくから」


 洗面所で手早く顔を洗って、簡単に髪を梳かす。
 櫛は、愛に買ってもらった僕のお気に入りの少々無骨な金属製のものだ。
 愛はもっと女の子らしい物をと言っていたが、知佳やゆうひみたいな格好はどうにも苦手だ。
 少し男の子みたいな格好をしている方がなんとなく楽な気がする。何より動きやすいのが良い。
 そうそう、今のボクの服装は男の子向けの水色の地に黒でストライプの入ったパジャマを着ている。


 病室に戻ると遥が待っていた。
「あら、もう帰ってきたの?槙原さんは素材が良いんだから磨けばもっと可愛くなるのに勿体無いわ」
 これはいつものお決まりの台詞だ。本当にそう思っているのは時々服を買うためにショッピングに誘ってきたり、顔を
洗っている所に来て、髪を梳かしてくれたりする事でわかっている。
 もっとも、ボクが女の子らしい格好をするのを嫌がるのを見て楽しんでるふしもあるのだけど……。
 朝食をとりながら、今日の検査の予定を聞く。食べ終わって1時間休んだら早速今日の検査が始まるみたいだ。
 ドクター矢沢も毎回毎回大変だろうに必ず本人が参加する事にしているらしい。自分が参加できないときはいっさい
検査を行わないという徹底ぶりだ。
 これは、長年知佳を診てきた事と、ボクの分身(妹と言った方が良いか)のフィリスを引き取ったことも関係しているの
かもしれないけど、今度、知佳に昔のドクターのことを聞いてみよう。


 検査の時間が来ると、ボクは一人で検査を行う予定の部屋へ向かう。
 途中で、フィリスに会った。
 今日は、フリルのいっぱいついた薄いピンクのブラウスと赤いスカートを着ている。
「リスティ!!」
 ボクを見つけたフィリスが駆け足でこっちに来る。あっ転んだ。愛や知佳もそうだけど何で何にも無いところで転べる
んだ?
 転んだフィリスは泣き喚きはしなかったものの半べそをかいている。
 しょうがない。フィリスともう一人の妹のセルフィは体の大きさこそボクとそれほど変わらないけど、精神的にはまだ美
緒と大して変わらない位しか成長していない。
 ボクは、急いでフィリスに駆け寄る。
「フィリス、どこが痛いの?」
「お、おでこと、ひざ……」
 そう言うと、自分から痛い場所をボクに見せる。どうでもいいけどフィリス、白いパンツが丸見えだよその格好だと。
 ここはあんまり人通りのない通路だから今のところ人目はないけど、ボクと同じ顔をしてるんだからフィリスの下着を
見られるというのはボクが見られたみたいでさすがに恥ずかしい。だから手早く打ち付けた所を見ると服装を直してあ
げる。
「うん、赤くなっているけど、血は出ていない。すぐに痛くなくなるよ」
 ボクの事を涙が今にも溢れそうな瞳で見つめていたフィリスはようやく小さな笑顔を見せた。
「ねぇ、リスティは今遊ぶ時間ある?」
「ごめん、ボクこれから検査があるから、遊んでいられないんだ」
 その言葉を聞くと、はっきりと落胆した顔をしたので、ボクは1つ提案をした。
「フィリス、ボクの検査を見学するかい?ドクター矢沢もいるはずだよ」
「ほんと!!」
「うん、ボクが聞いてみるよ。でもだめだって言われたらあきらめてね」
「うん!」
 それからボクはフィリスの手を引いて検査室に急いだ。後少しで検査の時間になりそうだからだ。


 なんとか、検査時間に間に合う。フィリスの見学の許可も下り、だんだん検査のメニューが消化されていく。
 やがて午前の検査が終わると、ドクター矢沢がフィリスを連れて検査室に入ってくる。
「フィリスが、君と一緒にお昼御飯が食べたいといってるんだが良いかね?」
「ああ、ボクはかまわないよ」
「それじゃあ、ちょっと外に出て美味しいものを食べようか?」
「やったあ!!」
「サンクス」
 急いで病室に帰って服を着替える、今度の服装は黒い綿のパンツに、青の半そでシャツだ、動きやすいし、自分でも
ちょっとカッコイイかなと思っている。
 着替えた後、軽く髪を整えると急いでドクター達が待っているところへ戻る
 ところが、外に出ようとしたところで館内放送がかかる。
『矢沢先生、矢沢先生、急患が入りました。至急お近くのナースステーションにおこし下さい。』
 ドクターが厳しい医師としての表情をすると、ここで待っているように言って受付まで急ぎ足で歩いていく。こんな時に
も走らないのは医師の鑑と言えるかもしれない。
 暫くして戻って来たドクターは、
「これからすぐにオペに入らなくてはならなくなった。済まないけど昼食はまた今度にしよう。フィリス、お前はどうする、リ
スティと一緒にお昼を食べるかい?」
「わたしもいっしょに行く」
「うーん、そうか。それならいっしょに行こう」
「ボクも今度一緒に食べるのを楽しみにしてますね」
「そうかい?それじゃあ次の時には美味しいものを食べさせてあげるよ」
「楽しみにしてます」
「それじゃあ、また、ほらフィリス行くぞ」
「うん、リスティまた今度遊ぼうねー」
 そう言って矢沢親子はあわただしく手術室へ向かっていった。


 さて、午後の予定が白紙に戻っちゃったな。うーん一度、寮にお昼を食べに帰るか。たぶん耕介に言えば何か作って
くれるよね。
 それじゃあ、商店街によって新しいCDを見てから帰ろう。


「おーい、リスティ!!」
 商店街のCDショップでCDを見た後(良いのはなかった)寮に戻るためにバス停へ向かう途中ボクを呼ぶ声が聞こえ
る。
 声のしたほうを向くと、スーパーの前に一見女の子と見間違うような少年がいる、確かみなみと同級生の相川真一郎
だ。
「HI、真一郎、久しぶり」
 五月にさざなみ寮と彼の仲間内の合同パーティーをやって以来始めてあった事になる。
 もっとも、みなみからよく聞いていたので、なかなかそんな気はしないが。
「ああ、久しぶりだな。今日は誰かと一緒なのか?」
「いや、ボク1人だよ。今病院の帰りなんだ」
 病院の帰りだと聞くと彼の表情が少し曇る。きっと悪い事聞いてしまったなとか考えているんだろう。
「それって、例の?」
「ああ、そうだよ」
 ボクにとってHGSであるということはそれほど問題ではない。確かに戦闘兵器や実験動物のように扱われた事は今
でも辛い過去だけど、同時にボクがHGSの患者じゃなかったら、きっとあの暖かいさざなみ寮の皆とも会う事ができな
かったという事を考えれば差し引きゼロと考える事ができる。それにこの力は結構便利だしね。
 でも、話している相手を暗くするような話はやめたほうが良いか。
「真一郎は?」
「俺は、さくらと一緒、今さくらが買い物しているから待ってるんだよ」
 ああそうか、後ろのスーパーは女性用の衣類や下着も売っているから、きっとそれで外で待ってるんだな。
 さすがに男には辛い場所だよね。でも休みの日に2人でショッピングという事は……。
「デートかい?」
「そうだよ」
 あれま、悪びれもせずに言うという事は、結構進んだ関係なのかな?みなみ、これは勝ち目は薄いよ。
 それにしても、真一郎より年上なのに、あの2人ときたらキス1つするのにやたらと時間がかかるんだから、まったく困
ったもんだ。
「やれやれ、真一郎達はこんなに積極的なのに耕介ときたら」
 まったく溜息出ようというものさ。
 そうそう、耕介といえばお昼を作ってもらうんだった、時間は……もう12時近い。
「おっと、こんな時間だ。早く帰らないと昼飯を食いそこねる。じゃあ、またね真一郎」
「ああ、またな」
 挨拶もそこそこにバス停に走る。もうすぐ出るバスを逃すと30分は待ちぼうけをくわされてしまう。



 なんとかバスに間に合い、寮に戻ると、庭で愛が掃き掃除をしている。
「愛、ただいま!!」
 ボクに気付いていなかったのか、その声にちょっと驚いたような表情をした後、一旦手を止めてこちらにやって来る。
「リスティ、夕方まで検査じゃなかったの?」
「ドクター矢沢に急患が入って午後の予定はキャンセルになったんだ」
 その事を聞くと愛は笑顔になって、首を縦に振った。どうやら怒って勝手に帰ってきたと思ったらしい。
「今日は耕介さんがいないから知佳ちゃんかゆうひちゃんが御飯を作るって」
「どうして?」
「耕介さん、お休みの日もいつもいつも働いているから薫ちゃんとデートをするって口実をつけて強制的に休んでもらっ
たの」
「ああ、それで、愛が庭掃除をしているんだ」
「ええ、そうよ」
「じゃあ、午後からはボクも手伝う。でも今は勘弁すごくお腹が空いてるんだ」
「いいわ、それじゃあ午後からお願いね」
 愛はそう言うと庭掃除に戻っていった。
 ボクも寮の中に入る。本当にお腹が空いていたのでキッチンに行くと冷蔵庫の前で知佳が何かブツブツと言ってい
る。
「ケチャップが足りない……どうしよう。今から買いに行ったら間に合わない……」
「何が間に合わないって?」
 ボクが後ろから声をかけると知佳が悲鳴を上げる。どうやら気がついてなかったみたいだ。
「キャッ!」
「ソーリー、知佳。驚かしちゃったみたいだね」
「リ、リスティ、夕方まで帰ってこなかったんじゃないの?」
 ああ、そうか、今日ボクは夕方までいない事になっていたもんな、それは驚くか。
「急患が入って午後の検査がキャンセルになったんだ。ところで、何が間に合わないのかな?」
「ああ、そう、お昼御飯にオムライスを作ろうかと思ったんだけど、ケチャップが足りないのよ」
 参ったな、お腹が空いてるのに……いいやこの際。
「OK!!ボクが買ってくるよ」
「リ、リスティ、ダメだよ、あんまり能力を使っちゃ!!」
どうやら一発で僕の考えがわかったみたいだ。
「No!これは非常事態だ。こういうときに使わなくちゃ持っている意味ないよ」
 まあ、本当にボクにとっては非常事態だからいいよね。
「じゃあ、ケチャップと、リスティもお昼食べる?」
「Yes」
「それじゃあ、卵と鶏肉もお願い。鶏肉はうーんこれと同じぐらいのお願いね」
「OK!!じゃあ、行ってくる」
そう言うと、ボクは外に出て行く、愛の目がこっちを見てないのを確認してから一気に空へ舞い上がる。
 山の麓まで一気に飛ぶと、人目が無い事を確認してから着地する。
 さてここからは歩きだ。商店街まで10分ぐらいか。ハア、それにしてもお腹空いたな。

 帰りは上手い具合にバスがあったので、バスに乗って帰る。
 愛は、どうやら裏のほうに行ったらしくいない。
 急いで寮の中に戻る。ああ、本当にお腹が空いた。これじゃあまるでみなみみたいだ。
「ただいま。ハイ、頼まれたもの」
「リスティ、ありがとう。そうだ愛おねえちゃん呼んできてくれる?もうすぐご飯だよって」
「Yes」
 どうやらだいぶ、準備ができているらしい。なら早く食べるためにも愛を呼んで来なくちゃ。

「愛、知佳がもう御飯ができるって」
「え、本当?それじゃあ今行くね」
 愛の手を引いて、寮に戻り、洗面所で手を洗う。
 それからキッチンに戻ると知佳とゆうひがオムライスの仕上げをしている。
 真雪は昼間っからビールを飲んでいる。薫も耕介もいないし、知佳はお昼の仕度で手が放せない。まさに真雪の天下
だね。
 一刻も早く食べたいので、2人が仕上げた分をテーブルに運ぶ。
 そして準備ができたみたいで、知佳がスープの入った鍋をテーブルの中央に置き、ゆうひが最後のオムライスを運ん
できた。
 知佳がスープを盛り付けてくれてから食事が始まる。


 お昼の最中、ボクは真雪とゆうひの2人と薫が帰ってきたときにする悪戯の相談をする。
「やっぱ、何処へいってきたか聞き出さなくちゃな」
「Yes.それとキスの1つもしてきたか聞き出さなくちゃ」
 真雪、いつ見てもその悪代官みたいな微笑は素敵だ。
「いや、今日はうちのコーディネイトで行ったから耕介君もたまらなくなって……ことがあるかもしれへんで」
「ナイスだ、ゆうひ!!おめーはやっぱり役に立つなー」
 ゆうひ、何てことだこんな伏兵がいるなんて……ボクももっと精進しないと。
 こんな話をしているうちに昼食が終わる。知佳がなんか沢山溜息を吐いていたけど悩み事でもあるのか、そうかやっ
ぱり胸の事か。
 いつも小さい、小さいってこぼしていたしね。今度愛かゆうひに相談してみよう。真雪はからかうだけで話しになりそう
も無いし……。
 そういえば、ボクも最近大きくなり始めたんだよね、このままいけば愛みたいに大きくなるかな?
 愛みたいになれるといいんだどな……。


 午後は、愛に約束した通り、愛を手伝う事にする。
 でも草むしりって重労働なんだな。いつもこんな事を文句言わずにしている耕介は本当にすごいんだな。
 いつも耕介に頼む事を少しずつ自分でできるようにしないとだめだね。
 でも、さっきから見ていると愛の様子がおかしい。なんだか全力で草むしりをしていると思ったら、次に見たときはボー
っとしてて動かないし、その次見たときは、すでに抜き終わった草で、何やら遊んでいる、どうしたのかな?
「愛、どうしたの?さっきからぜんぜん進んでないよ」
「えっ、リ、リスティ……ごめんね。ちょっとボーっとしていたみたい」
「うん、何か悩み事でもあるの?ボクじゃあ頼りにならないかもしれないけど聞くぐらいはできるよ」
 そう言うと、愛はちょっと困ったような顔をした後、そっと呟くように言った。
「うん、今の寮のメンバーで、あと何回こういったお祭り騒ぎができるのかなって考えてたの」
 ああ、愛は直接の血縁にあたる人が少ないから余計に寮の住人を大切にしているって耕介や真雪が言っていたな。
「そうだね、できるだけ多い方がいいよね。でもたとえ皆がこの寮から巣立ってもボクはここにいるよ。だってボクのお母
さんは愛で、愛がここに住んでるんだもん。出て行くはず無いじゃないか」
 ボクがそういうと愛は背後からボクを抱きしめてきた。愛の暖かな胸に抱かれると、きっと本当のお母さんもこんな感
じなんだろうと言う気がするから不思議だ。
「リ、リスティ、ありがとうね。それにずっといっしょにいてね」
「うん、約束だよ」
 ボク達が暫くそのままの格好でいると寮の方からものすごい悲鳴が聞こえてきた。
「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!ゴキブリーーーーーーーーーーーーー!!」
 ボク達は顔を見合わせると寮へ駆け戻った。


 その後知佳とゆうひの2人が真雪に怒られているシーンを見続けることになる。
 愛もかばってはみたけど、効果なし。
 まあ、真雪の気持ちもわからないでもないけど……たかがゴキブリの所為で、高い洗濯機を壊したんじゃあね。
 でもそれにも増してあきれたのがゆうひだ、掃除機のゴミパックを換えるだけの作業で、どうやってか知らないけど、
掃除機を壊すなんて……さすがにボクもこんな事は予想できなかったよ。
「ゆうひは本当に機械音痴だね。ゴミパック換えるだけでどうやって壊すんだか…?」
 暫く眺めていたけど、一向に終わる様子がないので、愛を連れて草むしりに戻る。
「さあ、まだまだ沢山あるからがんばろう、愛」
「そうね、がんばらなくっちゃね」
 こうしてボク達は耕介が帰って来るまで草むしりに精を出していた。




おまけ
 帰ってきた薫に早速尋問を始める。
「さあ、薫ちゃん、今日は何処に言ってきたんや?」
「薫、素直に吐いたほうが良い、楽になれるよ」
「神咲ぃー、耕介とキスぐらいはしてきたんだろ?正直に言え」
 いつまで続くかわからないけど、でも、その分、今を精一杯楽しもうよ、愛。







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あとがき

こんにちは、また御会いできてとても嬉しい小島です。
予告通りにリスティ編をお届けします。
ゲストが何人か登場する、今回のリスティ編はどうだったでしょうか?
書いておいてなんですが、私自身がリスティと言うキャラの内面を上手く読み取れていないように思えるので、なんとなく
中途半端な感じがします。
このリスティ編に関しては改訂版を出す事を真剣に考慮中です。

さて、駄文に付き合っていただきありがとうございます、「たまには休日を……」シリーズは後、愛編、真雪編を予定して
います、ファンの皆様には残念でしょうけど、みなみ編、美緒編、十六夜編、御架月編はありません、申し訳ありませ
ん。
これは、みなみ編、美緒編はあまりにもさざなみ寮との接点がないためで、十六夜編や、御架月編は内容が薄くなって
しまいそうだからです。
今まで十六夜編を書くかもしれないと言っていましたが、どうしてもアイデアが出ないので、正式に出さない事にしまし
た。
ですが十六夜さんには外伝と言う形で出番を作ろうかと思っています。

さて今回もこの駄文をHPに掲載をお許しくださった管理人様に深い感謝の念を捧げつつ終わりたいと思います。
どうもありがとうございました。

それではまたお会いしましょう、アディオス。

メールアドレス:mk_kojima2@yahoo.co.jp



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