ゼロ・グラビティ
GRAVITY

「恐怖」
2013年(アメリカ)

第86回アカデミー賞(2014年)
監督賞
撮影賞
作曲賞
視覚効果賞
音響賞(編集)
音響賞(調整)
編集賞
第39回LA批評家協会賞(2013年)
作品賞
監督賞
撮影賞
編集賞
第71回ゴールデン・グローブ(2013年)
監督賞
監督=アルフォンソ・キュアロン
製作総指揮=クリス・デファリア
製作総指揮=ニッキー・ペニー
製作総指揮=スティーヴン・ジョーンズ
脚本=アルフォンソ・キュアロン
脚本=ホナス・キュアロン
音楽=スティーヴン・プライス

キャスト
サンドラ・ブロック
ライアン・ストーン
ジョージ・クルーニー
マット・コワルスキー
エド・ハリス

(上映時間91分)


サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーという、オスカー俳優が共演を果たしたSFサスペンス。
事故によって宇宙空間に放り出され、スペースシャトルも大破してしまった宇宙飛行士と科学者が
決死のサバイバルを繰り広げる。
監督を務めるのは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『トゥモロー・ワールド』などの鬼才アルフォンソ・キュアロン。
極限状況下に置かれた者たちのドラマはもとより、リアルな宇宙空間や事故描写を創造したVFXも必見。



あらすじ
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアの
ライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇 宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。
すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま
漆黒の無重力空間へと放り出される。
地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、
彼らは懸 命に生還する方法を探っていく。
作業中の宇宙飛行士(サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー)が、地球から600キロ以上離れた空間を漂流する。
重力はない。助けは来ない。声は届かない。
 キュアロンは、このシンプルな設定で90分間、観客を宙吊りにする。


zero gravity=無重力
表題は「gravity」重力である。
冒頭、宇宙空間でのんびり作業するふたり、ラフな音楽が流れていたように記憶している。
そこへ思わぬ事故が突発!
吹っ飛ばされて、急激な回転。さらに回転・・・。
ロープが絡まり、切れたらアウト。それでも回転は止まらない。無重力空間では回転が止まらない。
最悪だ。
怖いよ〜。
とにかく怖かった。
想像しただけで恐ろしい。
映画に引き込まれて、あたかも自分が回転してるかのような恐怖が襲う。
いつまで回っているんだ?
離れてしまったらおしまいだ。
地球は遠い。
船内に戻ってからも試練はつづく。
地球へ還るために離れた場所までエンジン(?)を取りに行かねばない。
もう気が遠くなります。もうムリ!
宇宙空間に浮かぶ点。
そこを目指すだなんて、恐ろしい。恐ろしすぎる!
かなり離れてるんですけど〜(泣)
こんな所で目的を逸れたら戻れないじゃんよ〜(泣)
どっか行っちゃうじゃん・・・。
てか、地球がまるっと見えてて怖いんですけど!
あっ!
ジョージ・クルーニーが・・・
うっそ。。。
宇宙の暗闇に消えていく・・・遠くなる・・・どこまで行っちゃうんだよ〜・・・
やだよ〜。
怖いよ〜。
一度は奇跡的に戻ってこれたのに・・・
ジョージが・・・
消えて・・・
地球が遠い。
あまりに遠すぎる。
これじゃとても還れそうにない。
帰れないでしょ。
かといってこの宇宙の暗闇に留まっているのも、もういやだ。
暗闇を漂うことを考えただけでも、気がおかしくなりそうだ。
しかも空気がなくなってきている・・・。
もうダメだ。
恐怖でしかない90分。
たった90分だったんだね、もっともっと長く感じたんですけど。
ひたすら恐怖の90分でした。
怖すぎる!
地球から絶対離れちゃいけない、って思っちゃう。



(2017年3月記)