令 「え〜っと、これで持って行くものは全部かな? あ、そうそう、コスモス文庫も一緒に持って行かないとね……」 ???「令さま、何をなされているんです?」 令 「何って、夜逃げの準備に決まって……!?”#$”$!」 乃梨子「?? どうかされましたか?」 令 「の、乃梨子ちゃん、どうしてここに!?」 乃梨子「どうしてっていわれても。 今日はここに来るようにと由乃さまからの連絡が……って令さま?」 令 「(表玄関、裏玄関、道場……裏と表は絶対だめ。となると道場経由で!) (扉を開ける音)っっつ!! よ、由乃……(手荷物を落とす)」 由乃 「お待ちしておりました、お姉さま(白装束に真剣)」 令 「よ、由乃…… きょ、今日はまたどうしたの、そんな格好で(汗)」 由乃 「浮気者のお姉さまを成敗するためですわ。(虚ろな目のまま笑う) 大丈夫、お姉様一人だけ逝かせはしませんわ。私も後を……(抜刀する)」 令 「は、話せばわかるから、その物騒なものをしまって、ね、ね!(滝汗)」 由乃 「覆水盆に返らず、ですわ、お姉さま……」 令 「ま、待ってぇ〜$&$#$R"#'$"#!!」 …… …… 江利子「こんにちわ〜っと。あら?もう始まっているみたいねぇ」 乃梨子「いいのでしょうか?」 江利子「まぁ、ここなら逆さ吊りにされようが、斬られようが大丈夫だし」 乃梨子「はぁ……」 江利子「それよりも今回の内容をまとめてちょうだい乃梨子ちゃん」 乃梨子「はぁ。 今回は祐巳さまが立候補を決断されて選挙の準備をし始めます。 しかし、ご友人方が盛り上がりすぎ、暴走し始めているといったところです」 江利子「ふむ、相変わらず要点がまとまっていてすばらしいわ」 乃梨子「ありがとうございます」 江利子「ま、私が途中で由乃ちゃんに見せつけてあげて 今すごいことになっているのは話的にはおまけだしねぇ〜(笑)」 乃梨子「……知っていてタイをほどき始めたのですか」 江利子「当然♪」 乃梨子「……予告いきましょうか?」 次回予告 乃梨子「選挙管理委員会に呼び出される祐巳さまと静さま」 江利子「事態は収拾するかに思えた時に動き出すものがいた」 乃梨子「この方が抑えられたまま、いつまでも黙っているわけがいなかった」 江利子「三奈子の暴走が続く中、祐巳は自分の想いを静にぶつける」 二人 「いよいよ佳境! もうひとつの姉妹の形 〜ロサ・カニーナ〜 第四話 as soeur and as Yumi お楽しみに!」 遠くで悲鳴が聞こえ続けている 乃梨子「(聞こえないふり) 今回も英語ですか。しかも間違っているし」 江利子「何となくそれっぽく見えることに味を占めたみたいね」 乃梨子「ひょっとしてこれからもこのインチキくさい英語タイトルが続くのですかね……?」 江利子「どうかしらねぇ。 ま、作者のネタのもち具合にもよるんじゃない?」 乃梨子「それはあまり期待できそうにありませんね」 江利子「ふふ。 正直ねぇ乃梨子ちゃんわ。 それじゃそろそろね」 乃梨子「はい。(令さま、どうか安らかに……合掌)」 二人 「また四話でお会いしましょう〜」