乃梨子「黄薔薇放送局 第9回始まります」 由乃 「いよいよ、最終回を迎えたね、令ちゃん」 令 「うん、聖さまも祥子も祐巳ちゃんも志摩子もうまく行って良かったよ」 由乃 「うんうん。 ところで、続編ってことはいよいよ私たちの…」 江利子「そうはうまく行かないと思うわよ」 由乃 「む、それはどういうことですか、順番からいけば…」 乃梨子「祐巳さま達の状況があまり変化しないから、と言うことではないでしょうか?」 江利子「さすが乃梨子ちゃん、正解〜」 由乃 「正解〜 ってそんなのってアリですか!!」 江利子「私元々あまり登場できないしねぇ〜」 由乃 「ムキーッッ! 令ちゃんも何とか言ったらどうなのよ!!」 令 「え!? あ、その、もう少しだけ由乃の出番を増やしてください、お願いします でないと、毎日がつらいんです…(泣)」 由乃 「何弱気なことを言っているのよ! こうなったら作者に直訴よ!」 令 「あ、待ってよ由乃〜〜〜〜〜〜〜」 乃梨子「…相変わらずでしたね」 江利子「ふふふ(笑) 変わらないのがよいものもあるのよ」 乃梨子「でも、志摩子さんも幸せになれて良かった…」 江利子「さて、乃梨子ちゃんはどうなるのかしらね? 紅薔薇一家になるのかしら?」 乃梨子「そこまでこの作品続いているのですかね…?」 江利子「最後まで冷静だったわねぇ。 まぁ私はまだまだ楽しめそうね♪」 二人 「ご愛読ありがとうございました!」 江利子「続編も期待してね♪」 乃梨子「紅薔薇かぁ…」 江利子「おややぁ〜(ニヤニヤ)」 乃梨子「(ビクッ)」
あとがきの後書き 『もうひとつの姉妹の形』はこれで完結です。長編作品を最後まで読んでいただきありがとうございます。 マリみての長編作品としては初めてになる作品で、まだまだな部分が多い作品ではありますが、聖さまと祐巳、そして祥子と志摩子の二組の姉妹の形。このような形もあり得たと思っていただけたとしたら幸いです。もしよろしければどう感じられたのか聞かせてくださると嬉しいです。 さて、もともと姉妹を入れ替えて聖さまと祐巳の姉妹の話を書こうと言うことで始めた作品ですが、そう言う意味で言うと、この一連の話は入れ替えの達成・導入の話だったと言えるかもしれません。そして、それからの姉妹の話は続編でと言うことになるわけですが、その続きの連載作品は「ロサ・カニーナ」です。 第五話で少しだけ出てきた蟹名静、彼女がどう話に絡んでくるのか楽しみにしていただいた方もいましたが、こちらの方で絡んで頂きます。白薔薇のつぼみが志 摩子ではなく祐巳だからこその話という風にしたいものです。 まだ、これから作っていたく段階ですが、なるべく早く連載開始にこぎ着けられればと思っています。 それでは、また次回作でお会いできることを祈っております。 ごきげんよう。