由乃 「ご好評の黄薔薇放送局、第2回はじまりま〜す」 令 「前回は失態をさらしてしまい、申し訳ありませんでした」 江利子「気にしない事ね。 さぁ、今回のゲストは誰かしら?」 由乃 「志摩子さんの妹の乃梨子ちゃんです」 乃梨子「よろしくお願いします」 令 「さて、今回の話は聖さまと志摩子の確執というのがテーマだったのですが 乃梨子ちゃんはどう思ったかな?」 乃梨子「志摩子さんが聖さまとの溝を深めているわけですから気持ちよくはありませんね。 ただ、その反面、そうした志摩子さんを見れてほっとしているのも事実です」 江利子「(へぇ、なかなかやるわね、この子)」 由乃 「どうしてそう思えるの?」 乃梨子「志摩子さんは思っている事、望んでいる事を全て無かった事にしようとするから。 自分には過ぎたるもの、持ってはならないもの、として。 だから、嫉妬と怒りという人間らしさを見れた事は複雑ですが悲しいだけでもありません」 由乃 「信じられない。 私が令ちゃんと黄薔薇さまとそんな事になったのを見たら……(ニヤリ)」 令 「(あぁ、また何かたくらんでる…)」 江利子「(いいわぁ、乃梨子ちゃん♪) そういえば、趣味は仏像鑑賞なんですって?」 乃梨子「ビクッ(寒気) ええ、そうです。それがここに来るきっかけにもなったくらいで」 江利子「その話、もっと詳しく聞きたいわねぇ〜(ワクワク)」 令 「あ、お姉さま……(´・ω・`)」 由乃 「(ニヤリ)令ちゃん… 元気を出して。 黄薔薇さま、次回予告の時間です〜」 令 「ありがとう、由乃(ほろり)」 次回予告! 江利子「舞台に立つ事になってしまう祐巳、だがそれは祥子と会える時間も増える事になる」 令 「偶然かはたまた必然か、祐巳は祥子と二人きりになる」 由乃 「それは彼女に至福な一時を与える」 乃梨子「しかし、同時に白薔薇さまには強い衝撃を与えてしまう」 江利子「罪悪感にうちひしがれる聖はある決断をする」 令 「果たして、それは姉妹をどうしてしまうのか?」 四人 「もうひとつの姉妹の形 第三話 犯した罪はロザリオの重み お楽しみに!」 江利子「今日は乃梨子ちゃんのおかげで楽しかったわ」 乃梨子「恐縮です」 江利子「そうだ、あなたこの番組のレギュラーになりなさいな。 ここは本編に登場できないキャラの補完をかねる、というのが趣旨だし」 令 「お、お姉さま、それは…」 由乃 「そうですよ、そんな事をしたら私たちの出番が…」 乃梨子「わ、私もいきなりはちょっと…」 江利子「ふふふ、ますますあなたに出てもらいたくなったわよ。 よし、決めた!」 由乃 「(ニヤリ)」 令 「お姉さま…(泣)」 由乃 「令ちゃん、元気を出して。 私が付いてるわ」 令 「よ、由乃〜(涙)」 さて、乃梨子ちゃんは本当にレギュラーになってしまうのでしょうか? 次回をお楽しみに!