江利子「では、一年半もかかったものの、どうにか完結できたことに……乾杯!」 三人 「かんぱ〜い!!」 令 「いやー、本当に長かったわ」 由乃 「いとしき歳月編も遅い!!って感じたけれど、その比じゃないもんね」 令 「一話ずつの容量はふくれていると言ってもねぇ……」 由乃 「こっそり実施したアンケートなんかでも、一話(一公開?)ずつが小さくなっても、 (作者の生存確認も兼ねて)ちょこちょこ更新される方が嬉しいって言われているし」 令 「あー、でも分かるよ。 好きな先生の本の刊行ペースが徐々に落ちて言っている時の不安と来たら……」 由乃 「令ちゃん。 今のうちに量も少なくなったあげく、更新もさらに落ちていくのに賭けたいのだけど、 のらない?」 令 「由乃はずるい……と言いたいところだけど、いいじゃない。のってあげるわ」 由乃 「へ?」 令 「自分で言っておいて、その顔はないよ、由乃(苦笑)」 由乃 「だ、だって令ちゃん、こんな負けること間違い無しの賭け、泥舟に本当に乗っちゃうの!?」 令 「泥舟って……まあそうかもしれないけれど。でも、のるよ」 由乃 「令ちゃん、甘過ぎ!! そんなことじゃ厳しい現実社会の荒なっ」 令 「だって由乃の妹をこの目で見るまでは続いてもらわないといけないでしょ?(微笑)」 由乃 「っっっっっっっっ!?(真っ赤)」 令 「だから、きっとそこまで続く……そう信じて賭けるの(笑)」 由乃 「ずるいよ、令ちゃん。そんなこと言われたら、私……」 令 「なに、由乃……」 由乃 「令ちゃん……」 江利子「はいはーい、二人が自分たちの世界に入っちゃったから締めちゃうわよ! 祐巳ちゃんと乃梨子ちゃんも呼ぼうとしたんだけど、上手にかわされちゃったのよねぇ…… 長い歳月が経っているとはいえ、ここに呼ばれた末路を学習しちゃったかしら?」 江利子「ま、それはともかく。 第9回の時に、言っていた乃梨子ちゃんの姉が決まるところまで本当にたどり着くとはね…… それもこれも、本当に皆様のおかげね。改めてお礼申し上げます(ぺこり)」 江利子「二年ほど前になりますか…… 『少なくともチェリー編までは!』 と言っていた作者が、 『何としてもレイニー・パラソル編までは!』 と変化したのは、原作の魅力やシリーズに対する愛着だけでなくもありますが、 読者の皆様に寄るところが大変大きいのでしょう。 実験室という目に見える形を除いても、このシリーズをここまで大きな?ものにしたのは、 紛れもなく今ここをご覧になっているあなた方なのでしょうね(にっこり)」 江利子「……あー、蓉子的口調は疲れるのでやめやめ。 令と由乃ちゃんをあっちの世界に行くまで放置しなきゃ良かった(ため息) ま、次のシリーズを企画しているっていうのは本当だから、 気長に待っているといいかもね。 少なくとも、チェリー編がスタートした時ほど間が空くってことは無いから。 あ、一つ言えることがあるなら、 ここの存在意義からして、ここが無くなる ……かもしれない? ま、新シリーズ作品告知をお楽しみにってことで(笑)」 江利子「よし。言うべきことも言ったので帰るわ……っとその前に。 それでは新シリーズのここ、はたまた全く別の場所かもしれないけれど、 また会う日まで。では、ごきげんよう」
あとがきの後書き みなさま、ごきげんよう。 以上でチェリーブロッサム編は完結となります。 聖さまが卒業し、祐巳が二年生になり、乃梨子や瞳子たちが入学してくる新年度の話。 これまでもanother(特に冊子)では新年度以降の話を書いていましたが、 ようやく本編が新年度に進み、その最初の編も完結を迎えることができましたが…… それに一年半もかかってしまい、申し訳ありませんでした。 いとしき歳月編の完結から数えればなんと四年弱…… 高等部を卒業した聖さまが大学の卒業が迫ってくるほど…… その間に私のリアルの方も変化しましたし、 ずいぶんいろいろとあったなぁと振り返ってみて思います。 それだけの期間を経てもなおお読みくださったみなさまには 本当にありがとうございました。 単発のanotherではなく本編をここまで進めることができたのはみなさまのおかげです。 重ねてありがとうございました。 チェリー編に進むことができたのは、今回のキャンペーンの対象にもした 祐巳の妹をどうするのかを決めたからでした。 元々は瞳子を妹にする方向で考えていましたが、 かなり紆余曲折があった結果乃梨子が妹になりました。 この二人が姉妹になった事とその過程について みなさまはどう思われたでしょうか? チェリー編は祐巳と乃梨子が姉妹になるところで幕を閉じ 二人のの姉妹の形がどうなっていくのか、それはこれからの話になります。 できるだけ早く時計の針をレイニー・パラソル編に 進ませたいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。 それでは、ごきげんよう