さてと・・・ラミエルは流石に大変ね・・・ でも、裏を返せば、シンちゃんやレイちゃんの気持ちを分からせるには打って付けね。 う〜ん、どうしましょう・・・ ん?誰か来たのかしら? あら・・・あの人じゃない・・・ ドアを勢い良く開ける。 「ふげ!」 あっ結構良い音ね。 「い、痛い」 「・・そう、良かったわね・・」 思いっきり顔を顰めてるわね。 「レイ、これから、食事に行かないか?」 「・・・司令見たいな事を言うのね」 戸惑ってるわね・・・ 「問題あるのか?」 「いえ・・只・・・・いえ、止めておくわ」 気になるでしょうね。 「で、答えは?」 「・・・ラーメンなら付き合うわ」 相変わらず不器用ね・・・ 今、屋台のラーメン屋にいる。 良くこんな時間からやっていたものね・・・ 普段こんな時間に誰か来るのかしら? 「何にします?」 ん〜・・・レイちゃんはなんて言うかな〜・・・そうね、 「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」 「ツバメの巣と鱶鰭の最高級ラーメンだ」 ・・・貴方・・・私の5倍以上の値段のラーメンを頼むって・・・一体、どう言う事? ・・・戻ったらお小遣い減らしてやる。 「はい」 ・・・ ・・・ あら・・・屋台のものにしては結構美味しいわね。 「レイ、どうだ?」 「・・・問題無いわ・・」 うん、美味しいわね。 でも、お小遣いは減額よ、 さて、今日は、ラミエルが来るわね。 司令に言って、各地の蓄電所に電気蓄えさせておいたから、そっちは大丈夫ね。 先ずはシンちゃんの気持ちを味わってもらわなくちゃね、 施設に警報が鳴り響いた。 来るわね。 さて、待機室のモニターで確認しながら、司令に携帯をかける。 『おお、ユ・・レイか、何だ?』 「私の指示通りにしなさい」 『分かった。』 『出撃よ、良いわね』 『敵生態のデータと具体的な作戦案はあるんだろうな』 『うっ・・』 『使徒に通常兵器は無効よ、よって、エヴァによって調査し、それから作戦を立てるしかないわ』 『実際確かめてからにしろ』 『さっきやったわ』 「時間がないと言って出撃命令を出して」 『もう一度やれ』 『もはや時間が無い、さっさと出撃しろ』 『出撃よ』 『作戦の拒否権を行使する!』 「根拠を尋ねる」 『・・・その根拠は?』 「罵った上で、A−02を発令して」 『明確な理由も無しに・・・単なる我侭か』 『特令A−02を、ネルフ総司令官の権限によって発令し、初号機パイロットに、葛城作戦部長の指揮で戦闘を行う事を命ずる』 『出撃!!』 『ぐおっ』 着弾したわね。 『ぐおおおお!!!!』 どう?これがシンちゃんの気持ちよ、分かったかしら? さて、零号機の起動実験の準備をしますか、 1時間後、零号機に乗り込んで準備を終えたわ。 『これより、零号機再起動実験を行う。』 『レイ、準備は良いか?』 「はい」 『第1次接続開始、主電源接続』 『稼動電圧臨界点を突破』 『フェイズ2に移行』 『パイロット零号機と接続開始、パルス及びハーモニクス正常、シンクロ問題無し。』 『オールナーブリンク終了。』 『絶対境界線まで後2.5』 『1.7』 『1.2』 『1.0』 『0.7』 『0.4』 『0.2』 『絶対境界線突破します。』 『零号機起動しました。』 『引き続き連動試験に入ります。』 ・・・・・・ ・・・・・・ シンクロ率は80くらいで良いかしら? 『シンクロ率86.33%です!!』 歓声が上がってるわね・・・ちょっと高かったみたい。 ん〜、結構調整って難しいのね・・・ 作戦会議室で、説明を受けている。 「と、言う事で、初号機がディフェンス、零号機がオフェンスよ」 あの人嫌そうな顔しているわねぇ・・・まあ、仕方ないけど、 「これは、零号機の方がシンクロ率が高いからよ、」 リツコちゃんが説明を加える・・・説明好きねぇ・・・ まあ、私も人の事言えないか・・・ 貴方・・・悩んでも無駄ですよ、次は、レイちゃんと同じ事を味わってもらいますからね。 さてと、筑波の戦自の研究所から陽電子砲を借りて来ますか、 零号機起動、 『レイ〜!持っていって!』 蓋?天井よねぇ・・・なんでこんなに簡単に開くのよ・・・ これが陽電子砲ね。 ん〜、後で設計図見せてもらお〜っと♪ 本部に戻って、暇な時間、設計図を見せてもらったわ。 興味深いわね。 ん〜、成るほど、そうやって陽電子を収束させてるのか、 ふむふむ、ふ〜ん、流石ね、 10年の開きがあるとは言え、戦自の技術は凄いわね、 ・・・・ ・・・・ ・・・・ ん〜、もう時間か・・・まあ良いわ、後でもっと見ましょう。 仮設ケージにあの人が座っているわね。 ・・・暇そうね・・・ 緊張感無いのかしら? 「・・貴方は何故これに乗るの?」 ・・考えてるわね。 「生き残る為だ」 まあ、当然の解答ね。 「・・私も生き残る為に戦いたいわ・・」 さて、これでどう考えてくれるかしら? 取り敢えずは、反省するでしょうね。 その反省と決意はどこまでのものなのかしら? 先ずは、第1射、 予定通り、外れる。 さて、あの人はどう言う反応をするかしら? 一応、万が一に供えてATフィールドの展開を準備する。 第2射、 初号機が間に入って防ぐ、 なかなか、決意は固いのね。 どんどん溶けてくわね。 盾が溶け切って直撃、未だ逃げない。 ・・・これは、もう十分かしら、 撃つ、 ビクゥッ!! さ、最後の瞬間、に、逃げようとしたわね。 ・・・・取り敢えず・・・助けないと、死んでは拙いわね。 取り敢えず、エントリープラグを取り出す。 零号機を降りて、近寄って、ハッチを開ける。 高温のLCLが勢い良く流れ出す。 覗き込んだら、まあ、予想通り、結構熱がってたわね。 「・・・大丈夫?」 「ふっ問題無い」 格好つけてる・・・・さて、さっきの罰を食らってもらいましょうか、 「・・そう、良かったわね。」 ハッチを閉める。 「お、おい!!開けろ開けてくれ!!」 結局回収班が到着するまで中にいる羽目になったわね。 はぁ〜〜〜、結局未だなのね。 次は・・・アスカちゃんが来るわね。 これからどうなるかしら?