贖罪

◆第2話裏

さてと、今日は退院の日ね。
でも、司令が見舞いに来たのは、あの1度だけ・・・ちょっと頭に血が上っちゃうわね。
まあ、帰る事にしましょう。確か、こっちよね・・・・
何この廃墟・・・・ゴーストタウン?・・・・
ま、まさか・・・・た、確かに10年もすれば開拓団地は必要無くなるわよ、でも、これは酷過ぎるわよ、直ぐに引っ越しね。
私は取り敢えず、部屋に入ることにした。
あ、あの人、本当に隣に引っ越して来たんだ。
「・・戻って来たのか?」
私は、あの人をじっと見詰める。
くすくす、冷や汗掻いてる。
「あ、あの、あの、だな」
「・・どいてくれる?」
あの人は素直に道を譲った。
私はあの人を無視したまま、部屋に入った。
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・なにこれ・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
切れた、叩きのめす。
私は直ぐにネルフ本部に向かった。


総司令執務室に入るとダッシュを掛けた。
「ん?レイ、どうか」
J大K、中P、中P、下中K、小投、
5Hit!
「うごお!レ、レイ!な、何を!?」
J中K、中P、小P、小P、小P、小P、小P、小P、小P、大D、
10Hit!
「ぐは!!、レイ!!この私に手を!!」
大K、中K、下小K、中P、小D、大P、小K、中K、小K、中K、小K、中K、必殺『審判の鉄鎚』!!
15Hit!
「・・・・・・・・・・・・・・・ま、まさか、ユ、ユイ、なのか?」
私は血の海でうめく司令の胸倉を掴み上げた。
「・・何も聞かずに黙って私に従いなさい・・」
「・・はい・・」
「先ずは、直ちにまともな生活環境が維持できる環境を整えなさい、3時間以内に」
司令は只頷くだけだった。
「・・又来るわ・・」
私は、執務室を後にした。
通路で救護班と擦れ違った。
きっと血の海の中で連絡したのね。
少しやり過ぎたかしら?
スカートにシミが数個・・・少しだけ返り血を浴びたわね。
レイちゃん運動不足ね、力が出し切れていないわ。


新しい住居が用意された知らせは、2時間54分後に届いた。
まあ、ぎりぎりだけど許す事にしましょうか、さてと


私は、蕎麦を買って帰った。
そして、あの人の部屋のドアを叩く。
「・・誰・・レイか・・・」
あの人が出てきた。
私は、蕎麦を渡す。
「・・蕎麦?」
分からないって顔をしてるわね。
「・・引っ越し蕎麦・・引っ越しをする者は、周囲の人間に蕎麦を送る・・」
あの人は何か凄く悩んでいるわね。
多分、これは、蕎麦を寄越せと言う催促なのか?それとも・・・とか、考え込んでるんでしょうね。
「じゃ」
考え込んでいるあの人を無視して私は、そのまま新しい住居に向かった。


新しい家の掃除も大変。
ごみが多くて困るのよね、この3キロも有る盗聴機とカメラの山と、500キロも有る黒服の怖いお兄さん達の山。
ま、これで懲りるでしょう。
今日はつかれたからお休みなさ〜い。
むっ、携帯で呼び出し。
「・・はい・・」
『レイ、第四使徒の襲来よ、直ちに出頭しなさい』
「了解」
むか、むか、


モニターで観戦、
ちょっと危なかったけど結局勝利、問題は次からよね


帰ろうとしたら、ミイラ男、もとい、司令が現れた。
「ユイこれから、食事でもどうだ?」
取り敢えず、ストレートとフックを左右1発ずつ。
「・・私はレイ、分かったわね・・」
司令が頷いた事を確認して、その場を去った。


その後で、リツコちゃんと出くわして、実験に付き合わされている。
はぁ〜レイちゃんって、こんなかったるい事平気だったのかしら?
文句言いたいけど未だばれるわけには行かないわね・・・・
あ〜、いったい、いつ家に帰れるのかしら?