さてと、レイの隣に引っ越した。 これで、色々とレイを通じて策を仕掛ける事が出来る。 あっちの手を読むためにも、第3新東京市立第壱中学校には通った方が良いな 「碇シンジだ。以後宜しく頼む」 先ずは威圧を掛けてクラスを黙らせる。 時々いる不届きな輩は更に念入りに睨みつける。 ふん、この程度で引くとは何とも情けない。所詮は餓鬼、老人達の足元にも及ばん。 授業は暇だ、愚か者、何が二次方程式だ、私を誰だと思っている。 ん?黒ジャージがやって来た。 どこかで見たような気もするが・・・まあ、どうでも良かろう。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ ん? なになに、あのロボットのパイロットって本当?だと、はてさて、どうやって答えてやろうか、 そうだ、暗号で・・・・くっくっく、解読できるかな? 送信と ・・・ 「何〜〜!!」 何だと? 眼鏡の小僧・・・まさかあの一瞬で・・・ 休み時間になると同時に、黒ジャージがやって来た。 「・・何だ?」 威圧50%、おお、利いておる。 「・・話がある、顔かせや?」 「・・・ここで言えば如何だ?」 威圧75%、脂汗をかきはじめた。そろそろ退くか? 「ええからこいや!」 「・・・何か言ったか?」 威圧100%! おお、後退りした。 「つべこべいっとらんでこんかい!!」 無理やり引っ張られた。 なかなか骨の有る奴だ。 全治3ヶ月くらいで許してやるか、 体育館裏か、決闘にはもってこいだ。 「用件を聞こうか?」 「ワシの妹が子の前の戦闘で瓦礫にはさまれて怪我したんや」 「だからどうした?」 「誰が悪いと思う?」 「その娘だ」 プチ 何の音だ? うお、いきなり殴り掛かってきたぞ、まあ、この程度交わすくらい造作も無い。 「おのれじゃあああ!!!!!」 「ふん、死にたいなら掛かって来い」 「のぞむところじゃあああああ!!!!!」 単調なストレート、カウンターをお見舞いしてやる。 決まった。完璧に・・・ん? 「うおりゃあああ!!!!」 「うご!!」 吹っ飛ばされた。 な、何故だ!?完璧に決まったはずだぞ!! そ、そうか、シンジの身体では力が足りなさ過ぎるのか・・・・まさか、拙いのか? 白い天井が視界に入った。 「・・・ここはどこだ?」 コーヒーの匂いが・・・これは、赤木研究室か!! 私は跳ね起きた。 赤木博士はさっと背中に何かを隠したぞ・・・間一髪か、 「も、もう、いいのかしら?」 「問題無い・・・それよりも・・背中に何を隠している?」 「な、何でも無いわよ・・なんでも・・・」 「・・・見せろ」 「な、何?何でも無いって言ってるでしょ」 汗を掻いている。相当やばい物だな・・・ 暫く争っている内に呼び出しが掛かってさっさと逃げていった。 さてと、確かレイが退院するはずだ。 さっさと、帰るか、 む、あちこちが痛いではないか、あのジャージ必ず殺してやる。 さてと、通路で待ち伏せだ。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・遅い・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ 漸くやって来た。 「・・戻って来たのか?」 じっと見詰めてくる。 ・・・怖いぞ・・・・ 「あ、あの、あの、だな」 「・・どいてくれる?」 な、なんだ?身体か無意識の内に・・・ レイは部屋に入っていった。 くっ、そうだ、シンジの身体が条件反射を起こしたのだ、決して私がレイを怖がっているからではない。 夕方に来客か・・・ 「・・誰・・レイか・・・」 レイか・・・何をしに来た? ん?蕎麦をとり出したぞ? 「・・蕎麦?」 分からん・・一体何の意味があるのだ? 「・・引っ越し蕎麦・・引っ越しをする者は、周囲の人間に蕎麦を送る・・」 しかし、引っ越し蕎麦は越してきたものが・・・む?まさかこれは蕎麦を寄越せと言う催促なのか? いや、しかし、だな・・・そんなことは・・・いや、或いは・・・それとも・・・・ ん?何時の間にかいないぞ まあ、良いか 翌日、私は京都の1流の蕎麦屋の蕎麦を買って、レイの部屋を訪れた。 ・・・・ ・・・・ インターホンが壊れているではないか・・・ ドアを叩く ・・・・ ・・・・ ・・・・ 反応が無い・・・ん?カギが開いているぞ 中に入ってみた。 ・・・ 留守か・・・仕方が無い、又来るか ん?携帯が鳴った。 「私だ」 『・・・シンジ君?』 葛城1尉か 「そうだ、何か用か」 『第四使徒が現れたわ、直ぐに来て頂戴』 ・・・・搭乗した・・・ ところで、モニターに映っているミイラ男は誰だ? 司令塔にいるが、あんな奴いたか? ・・・・ なんと、私ではないか・・・一体何があったのだ? 『訓練通り、ATフィールドを中和して、パレットの一斉射、良いわね』 ・・・確か利かなかったな。 「却下」 『あんですって!?』 「その程度の、小学生でも思い付くような作戦しか立てられないのならば、そのような作戦指揮官は無用だ、むしろ、邪魔だ、作戦部長を勤めているだけの事はあると思わせるような作戦を出せ」 おお、青筋が一杯。 『残念だけど時間が無いわ、今回は、それで行って』 「分かった」 射出された。 シャムシェルか・・まあいい、パレットを撃ちこむと、利かんな。 「利かんぞ」 『そのまま続けて』 「死ね」 回線を切った。 「さてどうするか」 『切るな!!』 ちっ遠隔操作で繋いだか 一旦距離を取る。 「作戦は?」 『だ、だから』 「死にたいのか?」 威圧100%。 良し黙った。 「行くぞ」 一気に間合いを詰めて、 「うお!」 足を触手に掴まれて投げられた。 「ぐっ」 山に投げ飛ばされたか、 警報が鳴った。 「なんだ?」 ・・・ジャージと眼鏡か 『シンジ君其処の二人を一時エヴァに収容その後、一時退却、そして再出撃よ。』 『越権行為よ!葛城1尉』 『今の責任者は私です!』 「黙れ無能者ども!!」 「うおおおお!!!」 特攻! プログナイフでコアを貫いた。 「作戦終了」 作戦終了後に待機室に監禁されて尋問を受けた。 「どうして命令を無視したの?」 殴り飛ばす。 「上官は私だ、侮辱罪に当たるぞ」 「私は作戦部長よ!」 「やかましい!」 蹴り飛ばそうとしたらカウンターを食らった。 やはりシンジの身体は軟弱過ぎる。 何か嫌な予感がする。直ぐに起きなければならない気がする。 慌てて飛び起きた。 赤木博士が慌てて注射器を背中に隠した。 ・・・この前の奴か・・・ 「その注射器の中身は何だ?」 「え?こ、これは、た、只の栄養剤よ」 「ならば自分に注射してみろ」 「え?こ、これは、そう、だ、男性用なのよ!」 その後も暫く言い争いをしたが、結局逃げられた。 家に戻る際に、レイの部屋に寄る。 又留守か・・・ まあ、問題無い、時間は未だ有る。