文明の章

第弐話

◆想いで……

4月9日(土曜日)、東京、東京帝国グループ総本社ビル会長室、
耕一は、1枚のディスクを手に持ってじっと見詰めていた。


1月31日(日曜日)、神奈川県上空、ヘリ編隊、
「もっと飛ばせ!」
「はい!」
「シンジ、これから起こることを恐れて何もしないのも愚かだが、既にしてしまったことを悔い、それに捕らわれるも愚かだ。今、自分に出来ることは何か、自分がすべきことは何かを考え行動に移せ、後悔するのは、全てが終わってからで良い、全てが終わったら大いに悔やみ大いに悩め、だが、今はその時期ではない。」
「・・・・はい」
「第3新東京市上空です」
使徒が見えた。
「そして、何もしない、或いは、流されるままに身を委ねると言う行為も、又一つの自分の行動であり、自分の責任を持って行わなければ行けない行為だと言う事も覚えておけ」
都市やその周囲の至る所から対空攻撃が掛けられた。
シンジは軽く頷いた。
使徒はエネルギーを収束させて放った。
市内に13本の光の柱が立った。
「着陸します!」
「シンジ、ネルフ本部に走れ」
「はい」
「お前には守るべき者がある。何が何でも守りぬけ!」
頷き、着陸と同時にシンジはネルフ本部に向かって走った。
ヘリ編隊は直ぐに離陸し、全速力で第3新東京市を離れた。
耕一を残して、
シンジはジオフロントゲートを通過した。
耕一は、シンジの姿が見えなくなった事を確認してから、偽造IDカードを使ってジオフロントゲートを通過した。
「ふむ、」
そのまま、シンジが通ったと思われるルートとは別のジオフロント降下エスカレーターを駆け下りる。
別に魔法を使っても良いのだが、そうすると、流石に厄介な事に成りかねない。
東京帝国グループの諜報部門で最高の能力を持つ諜報員、二階堂ナツメ・・・だが・・・
・・・・しかし、今回は役に立った。調べて来た物の中に、ユイのディスクのありかがあった。
・・・・・まあ、本人は、全く重要とは考えていなかった様だが、
そのままエレベーターに乗り、赤木研究室に向かう。
別の偽造IDカードを使って、室内に入り、ユイのディスクを探す。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
「・・あった。」
耕一はダミーとすり替え、ディスクを持ち去った。


4月9日(土曜日)、東京、東京帝国グループ総本社ビル会長室、
「・・さて、仕込みに行って来るか、」
耕一は、ケースを持って会長室を出た。


昼前、第3新東京市、ミサトのマンション、
インターホンが鳴る。
「は〜い」
シンジが玄関に行きドアを開けると、レイが立っていた。
「綾波、いらっしゃい」
レイはコクンと頷いて上がった。
学校が休校に成っている事もあってそれまで渡していたお弁当が渡せなくなった事や、耕一のカードとは言え、レイから借りていると言うこともあり、シンジの方から何時でも御飯を食べに来て良いよと誘い、まあ、これにはアスカも反対できなかった事で、レイは昼と夜に御飯を食べに来るようになった。
勿論御飯を食べるだけではなく、昼食から夕食の間まで葛城家にいる。
特に何かをすると言う訳でもないが、レイはこう言った雰囲気も気に入った様だ。
「御飯はもうすぐできるから、暫く待っていてよ」
軽く頷いてリビングに行く、
リビングではアスカが寝転がりながらテレビを見ていた。
「あっ、いらっしゃ〜い」
『では、正午のニュースです。』
レイは軽く頷いて、アスカの右の辺りに座った。
『本日、地球連邦種族格差是正委員会委員にアサカ=ファンネル氏が就任しました。ファンネル氏は、純血のエルフで、地球連邦種族格差是正委員会委員に人類種以外が就任するのは初めての事です。』
「ふ〜ん、エルフねぇ〜・・まあ、別にアタシ達には関係のない事だけど、」
『この事が大きなきっかけとなり、種族格差の是正が進むのではないかと、非人類種の国家や団体ではこの事を歓迎しています。』
「・・そう言うわけでもないわよ、」
「ど言う事?」
『一方、人類系の国家や団体の多くは、公式な見解は差し控えたいとの』
「・・高等生命体の個体数比で言えば、人類種は少数派よ、もし完全に同等の選挙権が与えられたら?」
「・・・会長を初めとして、人類が地球連邦の政界から追い出されるって事か・・・」
「・・・実際には経済を握っているし、大国は全て人類国家だから、そこまでの事には成らないとは思うけど、」
「・・・・・現在の体制の根本か、」
「・・そうね、」
・・・・・・
・・・・・・
『では、気象情報です。』
「御飯できたよ〜!」
「今行くわ!」
シンジの声が聞こえたので、二人は台所に向かった。


昼食後リビングで、シンジが勉強をして、レイとアスカがそれぞれ小説と週刊誌を読んでいた時、インターホンが鳴った。
「は〜い!」
シンジが玄関の方に行きドアを開けると、耕一がケースを手に持って立っていた。
「あ、会長、こんにちは」
「ああ、ちょっと邪魔して良いか?」
「ええ、どうぞ」
シンジは耕一を招き入れた。
「あ、前に綾波に会長が渡したカード、今僕が借りてます。」
「ああ、調べは付いている、葛城君飲み過ぎだな。」
「はは・・・ありがとう御座います」
苦笑したが、直ぐにお礼を言った。
「それを言うなら、基金に多額の寄付をしたシンジの方が遙かに凄い」
「いえ、そんな事は、」
二人はリビングに入った。
「あっ、こんにちは、」
レイもペコリと頭を下げる。
「ああ、こんにちは・・・今日はちょっと見せたい物があってな、」
「見せたい物?」
耕一はテーブルの上にケースを置いて開いた。
中にはディスクの他、沢山の写真等の印刷物が入っていた。
「これは?」
シンジはその写真の中の一枚を手に取ってみると、幼いシンジが若い碇と並んで歩いている写真だった。
背後の風景から推測するに、芦ノ湖の近くの様だ。
「・・・これは?」
「去年ユイ君のディスクが発見されてな、ネルフ本部はその解析をしようとしていたんだが、余りに難解な為諦めていたんだが、私がちょっと拝借して東京帝国グループの総力を使って解析した」
「勝手に借りたわけ?」
「まあな、」
耕一はアスカの言葉に苦笑しながら答えた。
「それで、その中身は機密事項だけでも余りに膨大な量だったんだが、そのダミーとして、色々と私生活に関するデータや、メッセージ、日記などが入っていた。」
「ここにあるのは、見せても問題ないだろうと思った物を印刷して持ってきた。」
シンジは別の写真を手にとって見た。
原っぱで幼いシンジとレイがユイといっしょにサンドイッチを食べている写真であった。
家族でピクニックか何かに来ていると言った感じで、3人とも柔らかげな表情を浮かべている。
別の写真を取ってみる。
今度はユイの代わりに若い碇が映っている。同じ服装で、同じ場所であるので、4人がいっしょにいると言う事がわかる。
他にも3人が写っている写真は沢山あり、4人が写っている写真も結構ある。
碇も一応とは言え笑みを浮かべており、それらを見る限り、間違い無く仲の良い家族である。
レイも一つ一つ、写真をじっと見詰めている。
「・・・母さんか・・・」
シンジはポツリと呟いた。
「これら一式は置いて行く、このディスクには映像が入っている。パソコンなどで見れるフォーマットにしておいた・・・又来る。」
「あ、はい、有難うございます。」
耕一は帰って行った。
アスカは、シンジとレイが手を繋いで仲よさそうにしている写真を複雑な表情で見詰めていた。
(・・・・二人は覚えていないらしいけど・・・この時から、この位置関係なのね・・・いえ、この時の位置関係が、と言うことか・・・)
どの写真を見ても、シンジは写真の左レイは右、即ちシンジが右レイが左に立っているのだ。
その後、暫く無言で、色々と写真を見ていたが、アスカは、ふと面白い写真を発見した。
ユイが真中が濡れた布団を干している途中で、幼いシンジは下半身丸出しで真っ赤になって俯いている。
どうやらおねしょをした時の写真の様だ。
ユイが布団を干していると言う事は、これを撮影したのは碇である。
「ぷっ」
突然アスカが吹き出して何事かと二人はアスカに視線を向けた。
「あははは!シンちゃん、世界地図作ってますねぇ!」
「ああ〜〜!!」
「しかも、まるだし!」
「か、返してよ!」
「返すもなにもシンジの物じゃないでしょ」
「で、でも!」
シンジはアスカから写真を奪い取ろうとしたが、すっとアスカはそれを交わした。
「嫌よ〜」
その後、二人のどたばたの追いかけっこが始まった。


カヲルはネルフ本部技術棟で色々な実験を受けている。
「ふむ・・・」
リツコは移行のごたごたと平行している為あまり進んではいないが、カヲルのデータを赤木研究室で見ていた。
人間と殆ど変わらない・・・しかし、全く一線を画している部分があるのは事実・・・・その人間とは明らかに違う部分が分かれば、後はそこを重点的に調べていけば良い。
「・・・・」
シャムシェルなど、普通と言ったらおかしいか・・・まあそう言った巨大生物型の使徒のデータと比較してみる。
詳しくはどちらも不明なのでどうとも言えないが、表面的には明かに人に近いと言えるであろう。
「・・でも、レイとも又、違うのよね・・・よく分からないわ・・・」
ふと時計に目をやると、既にとっくの前に昼を回っている。
「あら・・・そうね、かなり遅いけれど、おやつとあわせると言った感じで軽い物でも食べてきましょうか、」
リツコは研究室を出て職員食堂に向かった。
・・・・
・・・・
その途中、中央回廊で一匹の猫、タブリスを見つけた。
「あら、猫ね」
タブリスは痩せかなり弱っている。
「これはいけないわね」
リツコはタブリスを抱き上げた。
「・・みゅ〜・・」
・・・・
・・・・
少し調べたが単に何も食べていなかったということらしい。
本部内で迷子になっていたようだ。
「・・・食堂で何か作ってもらいましょ、」
リツコはタブリスを連れて食堂へと足を向けた。
・・・・
・・・・
そして、職員食堂につくと早速頼んでみる。
「私はサンドイッチセット・・・後、この子にも何かあげてくれるかしら?」
「分かりました。」
リツコはサンドイッチセットと、適当に余っている材料で作った猫飯を受け取り席についた。
「さっ、お食べ」
猫飯を差し出すなり、タブリスは早速猫飯にがっつき始めた。
リツコはその様子を見ながらサンドイッチを口に運んだ。


夜、ミサトのマンション、シンジの部屋、
シンジはベッドに寝転がってユイの事を考えていた。
記憶が無いこともあり、分からない事は多々ある物の、ユイの事故以前は本当に幸せそうな家族だったと言う事が分かった。
今まで、碇に捨てられた・・・少なくともシンジはそう思っていた時から、今まで何度とも無く、ユイがいれば・・・と思った事がある。
ユイが生きていれば、殺人者の息子として苛められずに済んだから・・・・
ユイが生きていれば、母親、そして家族と言うものが存在したであろうから・・・・
碇は全く構ってくれなかったが、ユイならばそんな事は無かったであろうから・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・もし、ユイが生きていれば実際の所、どうなっていたのであろうか・・・・
・・・・・・
・・・・・・


A.S.15年12月17日(木曜日)、A.M.10:15、第3新東京市郊外、墓地、
シンジは拳を握り締めた。
(思い切って話をしてみよう、綾波の言ってる事は間違い無いと思うし)
シンジは人影に気付いた。
ユイの墓の前には既に碇がいた。
(父さん・・・)
「シンジか・・」
シンジはユイの墓に近寄った。
《Yui Ikari
 B.S.23−A.S.4》
「3年ぶりだな、ここで会うのは」
あれを会うと言えればだが、
「僕はあの時、逃げ出して、その後は来てない、ここに母さんが眠っているなんてピンと来ないんだ」
顔も覚えていなかった。思い出したのではなく写真によって知ったのだ。
「人は、思い出を忘れる事で生きて行ける・・・・・しかし、決して忘れては成らない事も有る。ユイはそのかけがいの無い物を教えてくれた。」
碇はシンジの方を見ずに少し上を向いている。
「私はその確認をする為にここに来ている」
「写真は・・あれ以外に無いの?」
「私は持ってはいない、この墓も只の飾りだ、遺体は無い。」
「あれは?」
「冬月の写真だ。私の物ではない、全ては心の中だ。」
(僕は母さんの事は知らなくても良いって言うのか)
シンジは碇の傲慢さに少し腹が立った。
「今はそれで良い」
「今?」
ヘリが迎えに来た。
「時間だ、先に帰る」
碇はヘリの方へ歩き出した。
「父さん」
碇はシンジの方を振り返った。
「・・・」
シンジは暫く言うのを躊躇っていた。
ヘリが着陸した。
碇はシンジが言葉を発するのを待った。
「・・・母さんは本当に死んだの?」
暫く沈黙が流れた。
「・・・今は、まだどちらとも言えん・・」
シンジは首を傾げ、碇は再びヘリの方に歩き出した。
「・・・あの、今日は嬉しかった。父さんと話せて」
「・・・そうか」
そう答え、碇がヘリに乗り込み、ヘリは飛び立った。


A.S.16年4月9日(土曜日)、ミサトのマンション、シンジの部屋、
(あの時、父さんが言っていた言葉・・・どう言う意味なんだろ・・・)
シンジは思案を巡らせた。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
碇の言った言葉の意味は、碇がユイの死を認めたくないと言う事なのか、或いは、ユイは死んではいないのか、そのいずれかの可能性が高いであろう・・・
しかし、結局の所、シンジにはその答えは分からない。
「・・・ふぅ・・・」
シンジは眠りにつく事にした。


「シンジ、起きなさい、」
「ん・・・んん・・」
シンジは目を開けた。
ユイの顔が視界に入る。
「おはよう」
「お母さん、おはよう」
ユイは同じベッドでシンジの左隣に寝ていたレイを起こす為に、レイの体を揺り動かした。
「レイ、起きなさい」
「・・・」
レイはゆっくりと瞼を開いた。
「おはよう」
「・・・お母さん、おはよう。」
「さっ、二人とも早く着替えて朝御飯にしましょ」
二人は頷いて、ベッドを抜け出して、タンスから服を取り出して着替えを始めた。


二人が台所に入ると、碇が、椅子に座って新聞を読んでいた。
「お父さんおはよう」
「・・お父さん、おはよう」
「・・ああ、おはよう、」
二人は自分の席についた。
「貴方、食事の時は、新聞を読まないで下さい、」
「う、うむ・・」
しぶしぶと言った感じで碇は新聞を畳んで机の上に置いた。
4人でいっしょにユイが作った朝食を食べる。
味は非常にすばらしいものである。
・・・・・
・・・・・
「では、行ってくる」
「「行ってらっしゃい」」
「・・行ってらっしゃい」
碇は、仕事に出かけて行った。
「さて、洗濯と掃除、手伝ってくれる?」
二人は頷いた。
・・・・・
・・・・・
・・・・・
その後、3人で協力して家事を終わらせ、買い物に出かける事に成った。


買い物の帰り、3人は公園に立ち寄った。
3人はベンチに座って、シンジとレイは先程買ったスナック菓子を食べ始めた。
「うん、美味しいね」
レイはコクリと頷いた。
「私にもくれるかしら?」
「うん、」
シンジは袋をユイに差し出した。
「確かに美味しいわね」
「うん」
「又買いましょうね、私も欲しいわ」
暫く公園で休んだ後、3人は帰る事にした。
そして、歩き始めた時、シンジが石に躓いてバランスを崩してしまった。
「うわ!」
すっとユイが手を伸ばしてシンジを受け止め、転ぶ事は免れた。
「もう、ちゃんと足元に気をつけないと駄目よ」
「ははは、ごめんなさい」
その後3人でいっしょに家に戻った。


4月10日(日曜日)、ミサトのマンション、
「シンジ、」
誰かが呼んでいる。
「シンジ、起きなさい!」
「ん・・母さん?」
「は?」
「え?」
目を開けると、アスカが訳が分からないと言った顔で固まっていた。
「あ・・アスカ、お、おはよう」
恥ずかしくて赤くなる。
「・・・ママの夢でも見てたわけ?・・・まあ、昨日の事から考えれば無理無いでしょうけど、」
「あ、うん、」
レイの事はちょっと言えなかった。
「どうでも良いけど、さっさと御飯作りなさい」
「あ、うん」
シンジは起きて、パジャマのままではあるが、直ぐに何か作る事にした。
あの夢は、純粋なシンジが封印している記憶なのであろうか?
或いは願望が見せた物なのであろうか?


4月11日(月曜日)、第3新東京市郊外、墓地、
シンジはなんとなくここに来てみたくなったので、この墓地に一人でやって来た。
墓前に手を合わせる。
「・・・母さん・・・」
足音が近付いて来た。
その方向を振り返ると耕一が歩いてきていた。
「・・・会長、」
・・・・
・・・・
耕一はユイの墓前に花を供え手をあわせた。
「・・・ユイ君は、シンジやレイに未来を残す為に実験に臨んだ・・・その結果は・・・まあ今更言う事ではないな・・・」
「・・・・・」
「セカンドインパクトから復興期、非常に忙しかったが何度かユイ君と会った。・・まあ、その時はレイとは会った事が無かったし、その存在も知らなかったんだがな、」
軽く苦笑する。どこか、調べておけば良かったと言う意味を含んでいる様でもある。
「ユイ君は本当にシンジを愛していた」
覚えてはいない。だが、それは真実であろう。
耕一に見せてもらった写真などから、そして、極僅かに残る記憶の断片から、
「・・・誰が悪いというわけでもない、置かれた状況、そして、様々な要素が複雑に絡み合った結果起こった物だ」
「・・分かってます。事故だったんです。」
それは、そう信じたいからの言葉でもあった。
「・・・今日はちょっと時間が無いが、ユイ君の事が聞きたければ何時でも連絡をくれ、」
「・・・はい、」
「それではな、」
耕一は一足先に帰って行った。
シンジは、暫くその場で佇んだ後、その場を去った。


4月12日(火曜日)、東京、東京帝国グループ総本社ビル会長室、
蘭子が部屋に入ってきた。
「実行の準備が整いました。」
「そうか、」
「明朝、司令部の3人が第2新東京市に向かいますので、その時に、」
「分かった。」
耕一は楽しそうに笑った。

あとがき
さて、ゼルエル戦で耕一がその場に残ったのは、こう言う理由でした。
リツコに拾われたタブリス、良かったのか悪かったのかは分かりませんが、
この後の展開は・・・分かってしまうかな?

次回予告
耕一が大勢の技術者を引き連れネルフ本部にやって来る。
一切が遮断され混乱する中で行われるサルベージ計画・・・
子供達が病院で出会うその人物とは?
次回 第参話 再会