HORRIBLE FANTASIA

女神になった少年 後書き

まずは執筆の動機から
 女シンジというジャンルはどこから発生したのでしょうか?自分が思うにそれは、「EOE・まごころを、君に」のフィルムブックP76左下のコマが原因ではないでしょうか。このコマは何故か3人のシンジが映っていますが、左端のシンジには何と胸に丸い膨らみがあるのです!
 それはともかく、自分が女シンジものを書いてみようか?と思ったのは入院中でした。正直に言うと電波を受信した訳です。その電波は「シンジが魔法少女になったら?」でした。何でそんな電波を受信したのか、未だにわかりません。まあ、電波なのだから仕方ありませんが…。

次に構成について
 で、アニメの魔法少女とかをいろいろNETで調べて「妙にパ行での呪文が多いような…」とか思ったりしたのですが、それはさておき。最初に考えたのは、何故か見た事は無いのにその存在は知っている昔のTVアニメ「ハニーハニーの素敵な冒険」(原作:水野英子)のように、女シンジが悪の組織からペンペンを守りながら世界中を旅するという物語で、魔法は天使から授けられたという設定でした。ちなみに構想途中の仮題も「シェリー・シェリーの不思議な冒険」だったり。
 で、世界中を旅するのはなりゆきでF1グランプリのチームに潜り込んだという理由にして、ゲッター・エヴァと同様に8〜9話の中篇、かつサブタイトルも同様にゲームのEVA2から流用しよう、などと構想していたのですがこれまた途中でゲッター・エヴァと同様な理由で構想が変わり、短編に変更しました。まあ、こちらも文中にそのサブタイトル絡みの語句は使っていますが。
 さらに、まだ執筆していないジャンルとしてメタ・フィクションというのがありました。これは「エヴァが作品として存在している現実世界での物語」といった事らしいので、本作品は実は「EOE世界での女シンジの物語 」という小説を現実世界のシンジ(⇒最終的にはシンディ)が執筆していた、という形にしてみました。まあ、エピローグはその執筆者についての第三者の視点で描写しているので、メタ・フィクションならぬメッタメタ・フィクションだったりしますが。
 そんな訳で、オマケの他にもまだ何かあるかも?

 さて、次の妖夢幻想はいったい誰が主人公になるのでしょうか…。