例によってまずは執筆の動機から。 名探偵エヴァンゲリオンとはどんなゲームなのか?それを調べる為にゲームを買うのも考え物だし、では攻略本を買おうかと待っていてもなかなか出ません。(多分、未だに出ていないと思う)。ならば、NETで情報を探るしかありません。 で、ググってみたところ、どうやらこれは「バカゲー」だという事が判明しました。とあるレビューサイトを見たら、シンジがチェロを弾いている傍でエヴァ零号機が飛び跳ねていたり(!?)、章立ててはいるもののその各章のタイトルが「死徒、襲来」とか「明日か、来日」とか「静止した山の中で」等々、オリジナルをもじった形になっていました。 “そっちがそう来る(?)なら、こっちにも考えがある。” そんな訳で、「名探偵〜」を元にするならやはりサブタイトルをネタにしたショート・ショートのギャグしかありません。しかもどうやらオリジナルでのアナザー世界を設定しているらしい事から、超人機としても本筋には入れられないと考え、妖夢幻想譚の仲間入りが決まりました。 さて、では探偵ものである以上、主人公は探偵を生業としていなければなりません。そこで主人公を誰にするかで悩みました。探偵はある意味スパイみたいなイメージもある事から加持、クミ、あるいは隻腕の男にするか、それとも怪奇事件よろず探偵にするか…。で、悩んだ挙句、最初のプロットでは剣崎キョウヤにしていたんですが、執筆開始寸前に電波を受信した結果、何と三井(仮名)がまさかの主人公に大抜擢されてしまいました。(その結果、執筆終盤でまさかの偶然を発見したりして…。) という具合で、サブタイトルのパロネタやストーリーの一部内容等のplotはあらかじめ出来ていたんですが、執筆時にどんどん電波を受信したりしてかなり変わっていきました。当初は主人公は見事事件を解決するという筋書きだったのですが、出来上がったら事件の真相は闇の中という、ある意味妖夢幻想譚らしい結末になるとは…。(これが庵野カントクの言うライヴ感覚なのだろうか…?) さて、次の妖夢幻想はいったい誰が主人公になるのでしょうか…。